「任務は天内理子の護衛と抹消!」
「やっぱ来たな、準備時間とか寄越せって話だけど」
「食事に出た後でいいかな?」
「早く行け! 寄り道はするな」
追われるように、私達は依頼に出かけた。
「悟。君に大事な話があるんだ。走りながら聞いてくれ」
「何?」
「天元様が進化すると、人間じゃなくなる」
「おお」
「そうなると、私の術式対象になるんだ。時間は掛かるようだけど」
「へ?」
「つまり、天元様を同化させないと、私は1000年前からあるような組織にずっと術式を狙われてしまうんだ。体ごとね」
「はぁ!?」
「そんなわけで、今回の同化は是が非にでも成功させたいんだよ。……軽蔑するかい?」
「いや。なんでもっと早く話してくんなかったのかとは思うけど」
「これでも悩んだんだ。けどね。私だけなら自分の身は自分で守れるって言えるけど、次の呪霊操術の使い手が困るからね。悪の組織は日本人を一つの呪霊にって頭のおかしい教義を持っているっていうし、今回の、いや、同化は毎回必ず果たさないとダメだと思うんだよ。悪の組織を倒すにも時間がないしね」
代案、そう代案が必要なのである。
もしも天元様を失ったなら、代わりは用意できるのか。
もしも天内理子を救うなら、天元様はどうするのか。
「それが本当なら、大人に相談すべきじゃねーのか?」
「そう、私達はまだ子供なんだ。でも、1000年も前からある悪の組織は、総監部にもしっかり根を張っているらしくてね。私達や周囲の人間の身の安全や等級違いの依頼に注意しろと言われたよ。それに、呪霊操術で天元様が操れることがバレると、私は秘匿死刑になりかねないからね。今回の同化さえ成功すれば、敵は500年後に行動を移す可能性が高くなるんだ。私たちの身の回りもグッと安全になる」
「つまり、どちらにしろ同化はぜーったいってこと!?」
「ぜーったい!! 理子ちゃんには申し訳ないけどね」
そうして、理子ちゃんを確保する。
「理子ちゃん。私は私の身の安全の為に、君に同化してほしい」
「わ、わかった。妾も友達を守る為、存分に力を尽くそうぞ!」
私はストレートに理子ちゃんにお願いした。理子ちゃんは想いを受け取ってくれた。
「後、悟。必要物資を受け取りに行くから、理子ちゃんたちを守っててくれ」
「必要物資って?」
「必要物資は必要物資だよ」
そうして、私は隠されていた呪霊玉を受け取った。
その後、学校へ行くことになり、私はそれを快諾した。
「おい傑、絶対成功させんだろ、同化」
「だからこそだよ。最後のお別れだからね」
天内理子に護衛の呪霊を貼り付ける。
そうして、私は必要物資の内容を悟に伝えた。
準備をして、いざ高校へ。
その後沖縄に行って、必要物資の長距離転移呪霊でまず私が、ついで悟達が高専に緊急帰還。
相手の意表をつけたと思う。
無理を言って悟を休ませて、体調も万全。
何せ、0で無限の最強術師、フィジカルギフテッドを相手にするのだ。
予想通り、禪院甚爾が襲撃してきた。
だが、トラップは張らせてもらっている。
呪霊の物量で飽和攻撃!
「わー!!!!」
「どうした傑!」
「最近、呪霊をよりすぐってたから捨石用の呪霊が少ないっああ、あいつ便利なのに祓われちゃった……」
「はあ、今を生き延びてだろ!」
「それはそうだね」
禪院甚爾は本当に強い。
全部の呪霊を祓われる勢いだ。
「悟、頼む! 理子ちゃん、黒井さん、離れないで!」
幸い、時間には少し余裕がある。きっちり甚爾を下していく!
とっておきの特級呪霊を使う。
酸の雨を降らせる。私達は一塊になって悟の無限に守ってもらった。
甚爾が少しずつ溶けていく。
向こうも攻撃してくるけれど、持ち堪えられれば勝ちだ!
何とか甚爾を下して、理子ちゃんに同化してもらう。
完璧だった。
頑張った。
理子ちゃんと甚爾のお参りをして、私は、平和を手に入れた。
まあ、後は後輩達の安全確保の仕事があるんだけどね!
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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お題箱
https://odaibako.net/u/karin2022v
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