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『呪霊を生み出す力か……』
『しかも一級呪霊や特級呪霊もだと?』
『秘匿死刑にするしかないのでは』
想像通りの流れ。でもここで悟はとっておきの情報を流す。
『でも玉木の呪霊おもしれーんだよ。女体化したり若返らせたり。傑とセットで運用する分には危険もそんなないんじゃねーの?』
『今なんといった』
『女体化したり』
『六眼が⁉︎』
『傑が』
『ああ……』
『それで距離感が……』
私が思わず殴ろうとするのを、悟が止めてくれる。
『よかろう。監視と夏油傑の後見付きで生存を許そう』
そんなこんなで、玉木は監視付きとはいえ、呪専の保護を得られたのだった。
『玉木、良かった』
『ちょっと不安ですけどね』
私は玉木と手を取り合って喜ぶ。悟も嬉しそうにしてる。
呪霊ガチャ玉だが、今までのように選別してすぐ祓う・取り込むという作業ができなくなった。呪専で確認と保管をする為だという。
珍しい術式は呪専でも保存しておくらしい。
どうしても使いたい時は私に取り込ませるのだとか。
私が思うように動く事前提のシステム。玉木という人質。身勝手な事である。
玉木とさらに話そうとすると、悟は、玉木と私の間に入った。
『これで傑の歩く速度、ちょっと遅くなるな。俺が追いつくの大変だから、もっとゆっくり歩けよな』
『ふふっ そうだね、悟』
悟と手を取り合う。それだけで、幸せな気持ちが私を包んだ。
ああ、なんて……
茶番。
「……チッ」
私は、起きてすぐに舌打ちしてしまった。
美々子と菜々子が起きかけて、慌てて宥める。
なんて甘い夢。そうずっと思っていたが……。
私は、意を決して出かける事にした。
夢の中で玉木と出会った場所に。
川に力を使ってみると、無数の呪霊玉がふわりと浮かんで私を取り囲んだ。
「玉木の……残したガチャ、なのか?」
私はそれを一つ一つ取り込んでいく。
じゃあ、あの夢は事実で呪霊が見せてるものなのか。
私の記憶を踏み台に、私は悟と幸せになっているのか。
あんな、男なのに、女体化なんて使って、悟に媚びてるのか。
それを肯定するように、並行世界に接続できる呪霊と女体化の術式の呪霊が得られる。
……穢らわしい。許せない。
だが、使えるものもある。
呪専の呪霊の分布の情報を手に入れられるのは僥倖だ。
利用し尽くしてやる。
怯えるように切れる接続を、私から結び直す。
私の情報は役に立っただろう? ならば、今度は君が私の役に立ってくれ。
強く強く接続すると、するっとした感覚があって、目の前に悟がいた。
「悟!?」
「す、ぐる?」
ガバッとおきると、二人とも裸だった。
うがああああああああああああ!! 淫乱! 不潔!! はしたない!!!
「悟、君は何も悪くないけれど、一回殴らせてくれないか!」
「え、あ? あ、もしかして、呪詛師になっちゃった傑……?」
「は?」
「違った? 俺の傑じゃないよな?」
そんな、外観は同じなのに一目で見破った?
「あんまあの呪霊使うなっていったのに。……はぁ。傑。ここではお前、まだ無罪だし、誰もお前を追わないから。ちょっと一緒にココアでも飲んでいかねーか?」
「は、そ、んな……君は、私が汚らわしくはないのかい?」
「なんで?」
「なんでって……」
「傑を乗っ取りされるのは困るけどさ。ちょっと羽休めぐらいだったらしていけよ」
私はボロボロと涙を溢した。
「向こうの俺の話、聞かせて」
ああ、ああ……。
私、頭にこの世界のことが流れてきた時、悟に相談してれば良かった。
歩みを止めていれば良かった。
私は、悟の温かい手のひらを、受け入れた。
一方、その頃。
並行世界では、美々子と菜々子という幼女二人と放り出されて大いに困惑する夏油がいた。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
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お題箱
https://odaibako.net/u/karin2022v
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