紅魔館の執事になりました⁉︎   作:ユンショウ・S

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どうも!今回から数話続けてフヅキのおつかいの様子をお届けします。
この『はじめてのおつかい』の間は三人称視点で書いていきます。フヅキの知らない処で何が起きているのかもお楽しみ下さい!


第十話 はじめてのおつかい〜 人里へ

舞月 俊介、通称フヅキが幻想郷に辿り着き紅魔館の執事になってから1週間。彼は初めて人里へ向かうことになった。始まりは今朝の事……

 

「あれ?先輩、紅茶の茶葉がこっちに無いんですが、残ってますか?」

「あら?こっちにも無いわ。切らしてしまったようね……買い出しに行こうにも今日は屋敷を離れられないし。ふーちゃん、代わりに人里まで行って来てくれる?」

「はい!もちろんですよ!」

 

と実に平和な、そして有りがちな光景からだった。しかしここは幻想郷、そしてフヅキが居るのは紅魔館。一度外に出れば危険だらけである。もちろんフヅキもそれを

 

「(買い物ぐらい楽勝、楽勝!特にヤバイ事なんて無いだろうし)」

 

……分かってないな。

 

 

「はい⁉︎ふーちゃんを尾行ですか?なんでまたそんな事を?」

「あの、私もですか?」

「咲夜、アオ。これは主人からの命令なのよ、従ってくれる?……何かあの子やらかしそうなのよね」

「「ああ〜…」」

 

こちらレミリアと咲夜、妖精メイドのアオのメイド2人組の会話。レミリアはフヅキにバレないように、二人に付いて行くよう話していた。

 

「ですがレミリア様。私だけでも事足りるのでは?何故メイド長まで動くのですか。メイド長はまだ仕事が……」

「急がなければならない仕事は無いですが、一体何故なんですか?」

「はぁ……あの子はここに来て1週間、この紅魔館から殆ど外に出ていないのよ?それに、恐らく人里に向かうまでの間に妖怪に襲われても自衛できないわ。弱過ぎるもの、彼」

 

事実、咲夜との稽古時から殆ど実力は変わっておらず未だに妖精メイドよりも弱い、まず間違い無く人里までに死ぬ。さらに身体能力も知れているのでこの提案をした。

 

「彼なら空を飛べばかなりの速度ですから問題は無いはずです」

「今、霊力切れですって。それでも大丈夫かしら?」

「またですか……」

「昨日の妹様との『3時間耐久鬼ごっこ』のせいですね」

「「あの子よく生きてるわね⁉︎流石にその理由は知らなかったわ!」」

 

霊力切れを起こした以上空は飛べない、つまり歩くしか人里へ向かう方法は無い。

鬼ごっこ開始の理由?フランがいきなり始めた、以上!

 

「ところでお嬢様、何故アオまで一緒に?」

「あら、彼女はウチの妖精メイドの中では一番優秀だし強いハズよ?それにフヅキとも親しいからよ」

「せ、責任重大ですね!任せて下さいお嬢様!」

 

アオは女体化騒動をキッカケにフヅキと会話し始め、この前日には既に妖精メイドの中では最も親しくなっていた。

……たったの1日なのに。

こうして、フヅキを危険から守るために二人の先輩メイドがひっそりと尾行することになった。

 

「何か面白いことしたら後で教えるように」

「カメラを持って行っても?」

「……良し!」

 

え?皆が何となく面白がっている?気のせいだ‼︎

 

 

「それでは人里へ行って来ますね!」

「お願いね、ふーちゃん」

「(レミィ、私が魔法で彼等の動きを水晶に映すわ。咲夜とアオにはコレを渡したわ、2人と会話出来るからフヅキが危なくなったらコレで2人に伝えて)」

「(ありがとうパチェ、流石は私の親友ね)」

「フヅキちゃん頑張ってくださいね!」

 

紅魔館の主要人物全員から見送られるフヅキ、まるで今から旅に出るのかと思う様な光景だが、ただの『おつかい』である。

 

「それでは、出発ー!」

『そっちは逆方向よ(です)‼︎』

「えっ⁉︎」

 

早速大丈夫か?




お楽しみ頂けたでしょうか?
ではまた次回!
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