真剣な表情でメイド服……笑ってあげて下さい♪
ちなみに基本、主人公の呼び名はフヅキとします。
さてと、大体夜中の9時かな?今から咲夜先輩に紅魔館の案内をしてもらうことになった。他にも住人が居るらしいからついでに挨拶を済ませろってことだろう。ちなみに新しく雇う話はレミリア様から伝えてるらしい。まずは、
「メイド長〜、その人間誰ですか〜?」
「新しいメイドさんですか〜?美人ですね〜」
妖精メイドの方々だ。外で感じた『うじゃうじゃした気配』は彼女達だろう。先輩って呼んだ方が良いんだろうが、子供にしか見えない。レミリア様のような『長寿の証』的なもの(カリスマ)を感じないから、敬語も必要ないかも。あと誰だ、美人っつったの。
「彼女は今日からここで働くフヅキよ。貴女達の後輩ね」
「皆さん、よろしくお願いします。あと、さらっと彼女とか言わないでください」
この人、俺をメイド(女)として扱くつもりらしいな。フルネームを言わせるつもりも無いとさっき言ってたし。だがそれもメイド服を着ている間の事、執事服くらいなら自分で作る‼︎許可も材料も貰ってるから、そしたら空き時間探してその時に
「今から日の出まで案内掛かるわよ?」
……今日は無理だな。
「な、何ですか⁉︎この大量の本はァァ〜⁉︎」
凄えぇぇーー‼︎本だ‼︎部屋一杯、高校の体育館より広い空間に本があるぞ‼︎俺、本って好きなんだよな〜今じゃ携帯でも小説読めるけど、やっぱり紙の方がこう、「小説を読んでる」って感じ?この気持ち、
「分かりますか⁉︎咲夜先輩‼︎」
「ごめん、貴方疲れてる?」
引かれた。一旦落ち着こうか、俺。
「煩いわね……。今日はもう、魔理沙は来ないと思ったんだけど、別に煩いのが増えたのかしら?」
「申し訳ありません、パチュリー様。後で叱っておきます」
「も、申し訳ありませんでした!」
うわ、咲夜先輩が『様』付けだから絶対に機嫌損ねちゃいけない方だ!でも、レミリア様と似た気配はこの方じゃないから血縁者ではないのか。廊下をウロウロしてるな。
「ああ、この子がレミィの言ってた『面白い子』?何も感じないけど。私はパチュリー・ノーレッジ、この図書室の管理をしているわ」
「初めまして、私はフヅキと申します。本日よりお世話になります」
ん?一人称は『私(わたくし)』にしろとは言われたけど、やっぱり変だよなコレ。
「本当に男?魔法で女性にしてあげてもいいわよ?」
「お断りします」
……帰る時に女になってるとか絶対嫌だからな。と言うかこんな提案普通しないだろ。あ、ここ幻想郷だった。
「へー、ホントに執事なんて雇ったんですね。しかも外来人を」
何か上から声が聞こえる、パタパタと羽ばたくような音も聞こえる。こんなところに天使は合わないからきっと悪魔だな、確か……
「小悪魔さん、でしたよね?」
「ハイ、初めましてフヅキさん。この大図書室の司書をしています、『こあ』と呼んで下さい。それか『お姉ちゃん』でも良いですよ?」
「こあさんですね、分かりました」
ここにはツッコミはいないのか?二人揃ってボケなら会話が成立しないだろうに。あと、俺は男として認識されているのだろうか?こあさんは、妹みたいな感じで俺を見てる気がする。
洗濯場や台所も回り、部屋も案内してもらったが……まだ挨拶が終わっていない方がいる。レミリア様の血縁の方だ。結構近くにいる筈なんだけどな?とか思ってたら、『後ろからドーン』とか?無いな‼︎
「後ろからドーン‼︎」
「マジですか⁉︎」
ホントに来たよ‼︎しかも、強い‼︎5m位吹っ飛んだぞ⁉︎
後ろを振り返ればそこには金髪と、宝石みたいなのが付いた翼が目立つ少女が居た。間違いない、この子がレミリア様の血縁の方だ。
「私、フランドール‼︎『フラン』って呼んでね♪フヅキお姉ちゃん‼︎」
「はい、フラン様。あと、出来たらお姉ちゃんは勘弁していただけますか?」
「イ〜ヤ♪」
お姉ちゃんは予想外でした。
フラン様は少し前までは凄く恐い方だったらしい。全然予想出来ないな、ただの可愛らしい少女だ。……ロリコンじゃないぞ、年上の方が好きだからな。
「いやー、すいません。さっきは寝てしまってて気づきませんでしたよ」
最後に美鈴さんに挨拶。すぐに寝る以外は一番マトモだ。
しかし、一番の常識人(?)が外にいるとは…俺の負担は大きいかもな。
「あ、ところでなんで女性が男性の振りしてるんですか?」
「……私は男なんですが」
結論、この紅魔館には俺を男扱いする人はいない。
今回は紅魔館のメンバーとの挨拶となりましたが、どうでしたでしょうか?酷いことになってると思いますが、これもフヅキの能力「何処でもツッコミに徹する程度の能力」の影響です。
それでは、次回を待っていて下さい‼︎
何処でもツッコミに徹する程度の能力
フヅキのツッコミ役固定。会話中に相手がいきなりボケる。たったそれだけ。