すみません!長くなりそうだったので今回は宴会スタートまで書きました。次回が宴会本番(フヅキのストレスマッハ回)となります。
「マジどうしようかな……」
いきなりだが俺は今、風呂に入っている。幻想郷に来てから初めての風呂だ、やっぱ良いね♪
理由は、宴会に出るのにこのままじゃ駄目だと言う当たり前の話。弾幕ごっこや掃除で汗もかいたからホント気持ちいい、広過ぎて落ち着かないけど。軽く町の銭湯より広いかも。この場合、贅沢とも取れるし、人がいる方がおかしいとも言える。だって俺以外みんな女だし。
俺が呟いた理由?服装だよ。『外』の服は目立つから嫌だけど、コッチで持ってる服はメイド服(30着は有る。先輩はその倍は持ってるとか)だけだ。せめて、他の人との出会いは男として会っておきたい。いつまでもからかわれるのは俺だって避けたいぞ。
「らったったったーらぁらららたったー♪」
『アイツ』が歌ってた歌?を口ずさみながら、風呂を上がる。いや〜サッパリしたな。
と、外に見覚えのない袋があるんだけど何これ?横にはメモが置いてある。
『ふーちゃんへ
この服はここでの寝間着や、普段着として使って。人里へは基本メイド服か執事服で出掛けるから、ゆとりを持たせた形にしてるわ。
それと服を着たら、貴方の部屋に来て。体の寸法を測るから
貴方の頼れる先輩メイド長 十六夜 咲夜』
まさか、服を作ってくれたのか?涙が止まりません‼︎先輩‼︎手紙には『執事服』と書いてるからそのための採寸だな。早速、この服を着て部屋に向か……ハアッ⁉︎
「先輩ぃ‼︎何ですかこのデザインは!だから外に出る用じゃないってあったんですね⁉︎」
「ああ♪良く似合ってるわよふーちゃん。だって他の人に見せたくないもの」
「この駄メイド先輩が!完全に女性用のデザインだよ‼︎」
今の服装は黒色を基調とした、その、レミリア様と良く似た服を着ている。と言うか、レミリア様の色違いだ。しかも背中には『L O V E お嬢様☆』なんて刺繍が入れられてる、これは悪意の塊にしか思えない!
どうやって着たか?何となく分かったんだよ!変な目で見ないで‼︎
「いいから早く採寸して下さいよ!まともな服を早く着たいです!」
「分かったわ。 ハイ終わり」
……?何を言って、な!先輩の手元にメモ書きが!しかも俺のウエストが書いてるだと⁉︎時間を止めて測ったか。
おい、背中が重くなったが、って翼が増えているだと⁉︎やりたい放題か‼︎
「このサイズで6着は作っておくわ。外で待っててくれる?」
「はあ、わ、分かりました」
時間止められたら変なとこ触られてないか気にならない?
することも無いし自分の部屋に入ってベッドに座る。動いて分かったが、この服ホントに楽だな。よくよく考えたらレミリア様とお揃いだぞ、こんな嬉しい事ってそんなに無いよな!あ、そういえば荷物の中にインスタントカメラが入ってたハズだ、おお、あったあった。今の姿は写真に残してもオッk
「ふーちゃん、執事服持ってき……何してるの?」
「えーっと、自撮り?」
横ピースを決めようとしたところで先輩入室、恥ずかし過ぎる!
「お嬢様ー!ふーちゃんが面白い事してますわー‼︎」
「先輩ストーップ‼︎‼︎」
アホなやり取りをしてる間に時間が来たみたいだ。既に日が沈みかけてる。妖精メイド達はお留守番だと、ドンマイ。
会場の博麗神社までは空を飛んで行く。元は歩いて行く予定だったが、俺が飛べるようになった為に変わったらしい。空飛ぶ方が楽だしね。
「フヅキ、貴女随分と速いわね。私より速く飛べるのかしら?」
「いいえレミリア様。そのような事が有るハズがございません。私は唯の人間、咲夜先輩の様に『能力』を持つわけでも無い平凡な男ですから」
うん、実際はもっとスピード上げれると思う。でも変に上げると他の人に迷惑になるかもしれない、誰だって自分のペースがある、それに合わせて飛ぶのが一番良いんだ。
お、何か人が集まってる建物が見えてきた。
「相変わらず小さな神社ね。参拝客なんて来てるのかしら」
「まあ、巫女が巫女ですから人も近寄りたく無いのでしょう」
「それ神社として成り立ってないんじゃ……」
「さっきから聞こえてるわよ!レミリアー!」
レミリア様にタメ口だと⁉︎あの紅白女、『れなぱん』喰らわすぞ!でもレミリア様は怒ってないし、先輩も何も言わない。何でだ?
そんな事を考えながら地上に降りた。が、
「おうふ‼︎」ビタンッ!
また転けた。ハイヒールって慣れてないぞ、流石に。今の服装?まだメイド服だ、ここで執事服に着替える事になりそうだけど。そうでもないと持って来た意味が無い。持っていけって言われたんだ、そうに違いない。
「そのドジっ娘メイドがお前らの言ってた『フヅキ』か?全然優秀そうに見えないぞ?」
こんどは白黒の魔女っ子とはな……そこいらのコスプレより目立つぞこいつら。
「それは彼女の仕事を見てから言ってくれる?あと本返して」
「ちゃんと返すってば」
パチュリー様と話してるな、もしかして『煩い魔理沙』はあの白黒のことか?だとすると、さっきの紅白女は『霊夢』だな。だったら手を出すのはやめよう、殺される。
「さあ、主役も来たことだしさっさと始めましょう。もう飲み始めてる奴らがいるけどね」
「貴女に言われなくても分かってるわよ霊夢。フヅキ、貴女は正装に着替えてきなさい。紹介はその時に」
「畏まりました、レミリア様」
やっと男物の服に着替えられる!やったー‼︎
「フフフ、今日は我が紅魔館に新たな仲間が増えた事を祝うために集まってくれて、どうもありがとう」
『(宴会やるから集まったんだけど)』
「それじゃあ主役に来てもらいましょうか。紅魔館の執事にしてメイド副長、舞月 俊介!」
『え⁉︎執事⁉︎』
ま、予想通り女と思われてたか。しかしそれも今日まで!さあ、お披露目と行こうか‼︎
「ご紹介に預かりました、舞月 俊介です!どうぞフヅキとお呼び下さい」
『男装した美女?』
「お前らわざとか⁉︎この状態で間違えねえだろ‼︎」
何て事だ!まさかこんな反応されるとは!
ちなみにこの執事服のデザインは『ハ○ヒ』の新川氏が着ていたのと同じモノだ。なんでか大図書室にあった。
「ふーちゃんサイコーよ‼︎私の作った服が似合ってるわ!」
『おーい!ふーちゃーん‼︎コッチ向いてー‼︎』
「固定ですかコンチキショウ‼︎」
こんな感じで、宴会スタート‼︎
こんな文でも楽しんで頂ければ幸いです。
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それでは、次回まで!