原神 アチーブメント『軌道は放り出ず、逆巻く』獲得RTA   作:底無ノどろ沼

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後半というかほぼ蛍ちゃん視点です。

ゲームの選択肢みたいにしてみたかったですができてるんですかね?

てか学校始まるし、バイオは楽しいしで忙しすぎる


黒蟒叛将

五感が戻ってくる感覚。

身体を起こし口を開く。

 

 封印が解けた…?

 

二千年の時を越え帆藻は目を覚ました。

 

封印が解けたのは何かの不具合だと帆藻は考えた。

誰かが解いたというのならその解いた人物が自分と会わない理由がないからである。

 

帆藻は帝君に会うべく歩き出した。

しかし業障の影響でその歩みは遅かった。

 

途中、商隊に出会った。

その話では七星迎仙という年に一度帝君が璃月港に姿を現す儀式がもう少しで行われるらしい。

 

それを聞いた帆藻は璃月港に向かい歩を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

璃月の各地には『黒蟒叛将』と銘された廟が建立されている。

今日は『黒蟒叛将』の話をしよう。

 

幾千もの魔神が争い合い、民が苦しんでいた時代…

岩王帝君は干涸らびた白い海岸で一匹の獣を見つけた…

 

獣は牙がなく痩せ細っており、見かねた岩王帝君は獣に牙と食物を与えた。

その牙は山を貫くほど鋭く、食物は痩せ細った身体を強く逞しくする。

 

その恩に報いるため獣は岩王帝君に仕え、その民のために戦う。

璃月を駆け巡り、退け魔を喰らっていく。

その姿はまさしく一騎当千、獅子奮迅というにふさわしいものだった!

 

牙もさらに鋭くなり、魔神さえも喰らった!

獣はその活躍から大将となり、さらに戦って敵を滅した!

 

しかし戦う度に獣の身体は返り血によって黒く、瞳は紅く染まっていく。

岩王帝君が璃月を平定した後も、獣は敵を探し続けた…

 

そして獣は戦う理由を忘れ、暴れ始める。

獣の身体が黒い煙霧が上がり、天まで届くほどの黒い蛇となった!

 

黒蛇は咆哮を上げ、その咆哮は璃月中に響き渡る。

岩王帝君は黒蛇を鎮めるために剣を抜いた!

 

岩王帝君と黒蛇の戦いはどうなったかって?

 

この続きは、次回のお楽しみに!

 

 

 

講談師がそう締め括り、拍手がおこる。

 

「おー、面白かったな旅人」

 

そう言って浮く白い少女パイモンは隣の金髪の少女蛍に身体を向ける。

 

「そうだね。面白かったね」

 

「続きが気になるぞ」

 

璃月に着いた蛍達は迎仙儀式が午後に行われることを知り、お茶を飲みながら講談を聞くことにした。

 

講談がなかなか面白く、続きも気になったがいい時間となったので席を立ち玉京台へ向かう。

 

「パイモン、行こう」

 

「おう!」

 

玉京台へ向かう途中、壁にもたれかかり苦しげな様子の人を見つける。

 

「なんかあいつ、苦しそうだぞ。声をかけてみよう」

 

その人物は長身痩躯の男性で、三つ編みにされた黒髪が背で揺れていた。

 

「おーいお前、大丈夫か?」

 

「大丈夫?」

 

男性が振り返りコチラを向く。

真っ青な顔と深い隈が目に入る。

 

「顔色が悪いぞお前!大丈夫なのか?」

 

「早く医者に行った方がいい」

 

 大丈夫だ。心配してくれて…すまない

 

男性は力なく首を振って言った。

 

「絶対大丈夫じゃないぞ!」

 

「医者に連れて行こう」

 

蛍が男性の手をとろうと近づく。

 

 医者じゃ無理…なんだ

 

「え!?そ、そうなのか?」

 

「…ごめん」

 

男性はぎこちなく微笑んで大丈夫だと言った。

 

「…どこに行こうとしてるんだ?」

 

「送っていくよ」

 

 迎仙儀式…というモノに行く途中だ。

 

それを聞き旅人とパイモンは自分たちも行くことを伝え、一緒に行こうと提案した。

初めは遠慮していた男性だが、ふらついていることを指摘され一緒に行くことになった。

 

「オイラはパイモン、こっちは…」

 

「蛍。よろしく」

 

 ああ。自分は…帆藻だ、よろしく頼む

 

玉京台へ行く最中、交流が続く。

 

「帆藻は迎仙儀式を見たことあるのか?」

 

 すまないが無い。しばらく…その、眠っていたからな。

 

旅人とパイモンはそれが病気によるものだと思った。

だが先ほどと比べ顔色は大分良くなり、ふらつきも無くなっていた。

 

 …たまに調子が少し悪くなるだけだから気にしないでくれて良い

 

「あれが少しなの?」

 

帆藻は困ったような顔をして何も応えなかった。

 

玉京台に着くと既に人が多く集まっていた。

 

「そういえば迎仙儀式の日に願い事をすれば叶うって聞いたぞ。旅人も帆藻も試して見たらどうだ?」

 

 自分はここにいるから願い事をして来い。

 

そう言い帆藻は玉京台の入口の側で待つようだ。

 

「じゃあオイラ達は願い事をしに行こう!」

 

 

願い事をした後、帆藻と合流した。

そして迎仙儀式の始まりを迎えた。

 

光が天に向かって伸びていく。

だが黒い雲が天を覆いそして──何かが落ちてきた。

辺りがザワつく。

 

「帝君が殺害された!この場を封鎖しろ!」

 

その言葉によって千岩軍が玉京台になだれ込んで来る。

その場を離れようと千岩軍の目をくぐり抜け玉京台から出た瞬間、後ろから嫌な力を感じた。

 

振り返るとそこには身体から黒い煙霧を出す帆藻が千岩軍に囲まれていた。

黒い煙霧は高く上っていき、まるで黒蛇のようだった。




なんか戦闘描写書いたら結構満足しちゃってエタりそうになりました。

が何とか続けられました。
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