スマイルプリキュア!~選択する少女達~   作:ディロイ・ファントム

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修学旅行と原初

 

 今日は修学旅行最終日。だと言うのに黒羽は現在凄く悩んでいた

 

 

黒羽「(あれがセレクターになって逃亡・・・か。こんなの、どうやって2人に報告しろと言うのよ・・・)」

 

 

 件のセレクターをどうするか悩んでいた。そもそも分からない事があまりにも多過ぎて悩めば悩む程更に分からなくなってくる

 

 

幸「・・・黒羽?」

 

 

黒羽「・・・」

 

 

幸「・・・ねぇ?大丈夫?」

 

 

黒羽「え?あ、うん。ちょっと考え事を・・・」

 

 

幸「考え事?」

 

 

黒羽「うん。ほら、私達はまだ正規のセレクターじゃないでしょ?一応」

 

 

幸「確かにね。でも、そんなに考える事?」

 

 

黒羽「私達のって今は夢限様の手元にあるでょ?」

 

 

幸「あぁ、私達のがどんな風なのかがまだちゃんと分かってる訳じゃ無いもんね。分かってる事と言ったら、私は刀で黒羽ちゃんが素手って事だけだもんね」

 

 

黒羽「そう。だからこそ、余計に気になってね」

 

 

幸「ふーん・・・あ、そう言えば昨日の話しって結局何だったの?」

 

 

 昨日のリワトとの話しを出した瞬間、黒羽はうつむいてしまった

 

 

幸「黒羽?」

 

 

黒羽「・・・ごめん、言えない」

 

 

幸「・・・」

 

 

黒羽「・・・私だって、まだ整理出来て無いし、心が追い付いてないから」

 

 

 その言葉を最後に会話が終わる

 

 

黒羽「(もう、訳が分からない・・・なんで・・・なんであの人が?・・・いや、理由なら思い付く。でも、そもそもあの力をどうやって手に入れた?いや、それも想像がつく。

 問題はどうやって出て来たか。誰かが意図的に出したんだろうけど、そもそもあの中に知ってる人が居るとは思えないし、仮に知ってても出せそうな人が居るとは思えない。・・・帰ってから虱潰しに聞くしか無さそうね)」

 

 

 黒羽がそんな事を考えてた一方、白窓の部屋はパニック(?)になっていた

 

 

???「早く合わせて下さい!」

 

 

夢限「なんだ!ここ数年間毎日の様に来おって!」

 

 

アークエナジェA「そうですよ!許可無く解放するのは例え夢限様とて許されてません!」

 

 

アークエナジェB「そうですよ!高々自分達の主が見たいからと言って毎日来るのは迷惑です!」

 

 

???「自分達の主となる者を見極めるのに何が不満かッ!」

 

 

夢限「だから言っているだろ!その者の手に渡ったら必ず呼ぶと!」

 

 

???「そう言い続けて早数年!嘘をついて居るんですか!」

 

 

 ・・・と、迷惑な奴が押しかけていました。まぁ、毎日の事なので周りのルリグは「あぁ、今日も来てるのか」とスルーしてますが

 

 場面は戻って黒羽side

 

 

黒羽・幸「「(暴れれないなぁ)」」

 

 

 戦闘狂達はボーッとしてた。戦いたくて仕方が無い。それでも戦えない

 

 

黒羽「・・・幸」

 

 

幸「・・・なーにー?」

 

 

黒羽「タマ、無事だと思う?」

 

 

幸「うーん・・・どうだろうね?」

 

 

 少ししてからタマが帰って来る。どうやらコンビニでみたらし団子とお茶を3つずつ買ってきた様だ

 

 

タマ「ただいまなの!」

 

 

黒羽「お帰りなさい。観光は楽しめた?」

 

 

タマ「うん!」

 

 

黒羽「それじゃぁ、これ食べたら少しだけ一緒に観光して、それからバスに行きましょうか」

 

 

 そう言って仲良く食べ始める。食事は不要だろと言われればそれまでだが、それでも娯楽として何か食べたくなる。だからこそ、お昼ご飯にみたらし団子とお茶だけでも充分なのだ

 

 

黒羽「・・・そう言えば、タマに聞きたいんだけど良い?」

 

 

タマ「んー?なにー?」

 

 

黒羽「・・・タマって、1度喋れなくなった後にまた喋れる様になった時期があったってホント?」

 

 

タマ「・・・」

 

 

 タマは俯いた。だが、僅かながら肯定した

 

 

黒羽「・・・別にその事について教えてなんて言わないし、思わない。でも、私達はもう仲間。それだけは忘れないで」

 

 

幸「そうそう。仲間だからこそ、反射的に助けようとしちゃうんだよね」

 

 

タマ「黒羽・・・幸・・・」

 

 

 そうして食事も終え、コンビニに行ってゴミを捨てに行ってる途中にいきなり周りが緑の空間となった

 

 

黒羽「・・・最悪ね。でもまぁ、捨てに行く時間位はあるでしょ。先に捨ててから行くわよ」

 

 

 ゴミを捨ててからアカンベェの居るであろう場所に向かう

 

 

黒羽「なお!戦況は!」

 

 

マーチ「黒羽!実は、あのアカンベェの中にみゆきとやよいがおるんや!」

 

 

黒羽「・・・そう。分かった」

 

 

キャンディ「・・・っ!そうクル!ちょうちょデコルを使うクル!」

 

 

黒羽「バカね。そんな事する必要は無いわ・・・タマ!」

 

 

タマ「任せて!グロウ!」

 

 

 タマは自らタマヨリヒメ・バーチクルへと姿を変えて飛び立つ

 

 

「タマヨリヒメの持つ最後の姿であり、最も強い形態。そして、辿り着ける者が僅かな領域」

 

 

サニー「つまり、どう言うこっちゃ?」

 

 

黒羽「私は本来の力の半分程度しか出せていない。でもタマは本来の力を完全に使える。つまりは、今までの数倍強い」

 

 

 説明が終わったと同時にアカンベェが落下してくる。どうやら上に殴り飛ばした後にアカンベェを上から叩き潰した様だ。落下の衝撃で半径2kmに深いクレーターが出来上がる

 

 

黒羽「流石はタマヨリヒメ。私とは段違いね」

 

 

幸「なんか・・・改めてタマヨリヒメの本気を思い知らされたよね」

 

 

マーチ「黒羽でも強いとは思ったけど・・・」

 

 

ビューティ「規格外ですね・・・これは」

 

 

サニー「敵や無くてホンマ良かったわぁ・・・」

 

 

 と、各々が感想を口走る。そして、タマヨリヒメ・バーチクルはキュアハッピーとキュアピースを運びながら戻って来る

 

 

タマ「黒羽ー!幸ー!」

 

 

黒羽「流石ね。圧倒的な力だった」

 

 

幸「うん。これなら近い内に模擬戦も出来るかもね!」

 

 

黒羽「そうね。(・・・さて、キチンと報告はしましょうかね)」

 

 

キャンディ「みんな!今こそレインボーヒーリングを使うクル!」

 

 

5人「「「「「プリキュア!レインボー!ヒーリング!」」」」」

 

 

アカンベェ「アカーンベェ」

 

 

黒羽「へぇ?あの大きさでも浄化・・・ねぇ」

 

 

タマ「ねぇ黒羽」

 

 

黒羽「何?」

 

 

タマ「黒は白になれると思う?」

 

 

黒羽「・・・その本質と想いに依存すると思う。だからなれるとは言いきれない。でも、可能性はあると言いきれる」

 

 

タマ「黒羽・・・」

 

 

黒羽「・・・さてと、折角だし、天守閣に行ってから集合場所に行く事にしましょうか。タマ、幸」

 

 

タマ・幸「「はーい」」

 

 

 そう言って天守閣に3人で行き、一通り回り終わってからタマをカードに戻す

 

 

黒羽「・・・タマ、どうだった?この3日間は」

 

 

タマ『凄く楽しかった!』

 

 

黒羽「・・・そ、なら来た甲斐があったと言うものよ」

 

 

 そしてまた、件のセレクターの事で頭がいっぱいになる黒羽であった

 





タマヨリヒメ・バーチクル


 紅蓮の巫女 タマヨリヒメに似た姿をしている。タマヨリヒメ・ウトゥルスから更にもう一段強化された姿で何もかもが強力。この姿ではタマヨリヒメの武器3種とフォールダウンモードの大鎌を展開可能
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