スマイルプリキュア!~選択する少女達~   作:ディロイ・ファントム

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燃ゆる戦士!その名はキュアサニー

 

 プリキュアと謎の戦士、そして狼男が初めて出現した日の夜。不思議な場所で純白な女性と謎の戦士が話しをしていた

 

 

謎の戦士「・・・報告は以上です」

 

 

純白な女性「・・・成る程、そうでしたか。今回の事は不問とします。ただ、貴女のみたそのプリキュアとやらと狼男を教えて下さい」

 

 

謎の戦士「そうですね・・・プリキュアとやらはハッキリ言って雑魚です。迎撃するならいつでも迎撃できますし討伐も可能です。しかし、狼男は討伐は可能でしょうが、少し骨の折れる相手となるかと」

 

 

純白な女性「・・・貴女に任せます」

 

 

謎の戦士「・・・了解しました」

 

 

 そう言って謎の戦士はこの場を後にする。純白な女性の両サイドに居る従者と思わしき女性が純白な女性に質問をする

 

 

従者1「・・・彼女に一任して本当に良かったのですか?あの子は基本的に相談をしません」

 

 

従者2「それに、彼女への負担を考えると誰かに付いていて貰う方が良かったのではないでしょうか?」

 

 

純白な女性「・・・そうね、それでも良かったのだけど、彼女は彼女のやり方で解決するでしょうし、それなりに頭は良いから大丈夫よ」

 

 

従者1「・・・左様ですか」

 

 

 その言葉を最後に、不思議な場所は再び静まりかえった

 

 

 時は進み2日後の昼休み。屋上で五十嵐幸と旧友である緑川なおと昼食を食べていた

 

 

黒羽「こうやって一緒に居るのって久し振りだね」

 

 

なお「確かにそうだね。黒羽は大人数が苦手だからあたしが誰かと居ると絶対に話しかけて来ないし」

 

 

黒羽「私には幸ちゃんが居るから無理に行く必要が無かっただけ」

 

 

幸「私には黒羽ちゃんが居るだけで充分だから」

 

 

なお「この様子なられいかと一緒でも良さそうだね」

 

 

黒羽「長(おさ)と?」

 

 

なお「いつも思ってたけど偶にその呼び方するのはなんで?」

 

 

黒羽「まがりなりにも学級委員してるし生徒会副会長もしてるからそっちの方での用とかだと長って言ってるだけ」

 

 

なお「・・・こう言う事言うのもなんだけど、黒羽が1度行方不明になった後から、考えてる事があんまり分からないんだよね」

 

 

黒羽「あぁ、そう言えばあの時の事はまだ話して無かったんだっけ?私ね、行方不明になる直前に人影を見たんだ。それでなんでか分からないんだけど『あの人に着いて行こう』って思って着いて行ったんだ。その先で色々知っちゃったから今の私があるんだと思う」

 

 

なお「因みにその人ってどんな感じの人だったの?」

 

 

黒羽「どんな感じ?うーん・・・正直に言っちゃうとあれを表す言葉は難しくて分からないだよね」

 

 

なお「そうなの?」

 

 

黒羽「うん。あの人の言葉を借りるなら、アンシエントだって」

 

 

なお「どんな意味なの?」

 

 

黒羽「さぁ?あの人が自称してるだけだから。私は先に戻ってるね」

 

 

なお「・・・」

 

 

幸「・・・ねぇ、運動神経良いって聞いたから、今度時間がある時に相手をして欲しいな」

 

 

 そう言って2人は屋上を後にした

 

 

 更に時は進んで放課後

 

 

幸「黒羽ちゃん。一緒に帰ろ」

 

 

黒羽「今日は図書室に行きたいから。ごめんね?」

 

 

幸「ううん、良いよ。また明日ね」

 

 

黒羽「うん。また明日」

 

 

 そう言って幸が帰るのを見届けてから図書室に行く黒羽。図書室に誰も居ない事を確認し、図書室の奥でカードを取り出す

 

 

黒羽「・・・ねぇ、貴女は私に何をして欲しいの?何か喋ってくれないと分からないよ?」

 

 

 しかし返事は返って来ない。勿論それは黒羽自身も分かっている。それでも話しかけ続ける

 

 

黒羽「・・・私はこれからも、貴女の力を使わないといけない。だからこそ、円滑に情報を共有したいの。私は貴女の過去を知っている。そのせいで退行しちゃった事も。でも、それは私の理と言う名の試練でもあるから」

 

 

 勿論返事は返って来ない。まだ話せない様なので「いつか話しをしたい」とボソッと言い、カードをしまう。そして図書室を後にする。外を見るともう夜になっていた

 

 

黒羽「・・・そんなに喋ってたっけ?まぁ、いっか」

 

 

 と、そこまで気にしなくても良いかと思っていた。しかし、外に出ると明らかに戦闘してそうな音が聞こえてくる

 

 

黒羽「・・・グロウ」

 

 

 バレーコートにはアカンベェ、ウルフルン、プリキュアがおり、辺りには項垂れている生徒が居た。また、隠れる様に謎の戦士もその場にいた。プリキュアがアカンベェに捕まったのを確認した謎の戦士は音を消してアカンベェとプリキュアの方に接近する

 

 

あかね「う・・・うぅん・・・はっ!?どうなってるねん!?」

 

 

ウルフルン「友達だの友情だの・・・下らない!」

 

 

ハッピー「友達は下らなく無いよ!一緒に居れば!2倍にも3倍にも楽しくなれるし!苦しい時!悲しい時は傍に居てくれる!大切なものなんだから!」

 

 

ウルフルン「ハンッ!お前は友達が居なければ何も出来ない臆病者だ!やれ!アカンベェ!」

 

 

 アカンベェにトドメを刺そうとするが、2方向から飛んできたボールを当てられ動きを止めるアカンベェ。片方には日野あかね、もう片方には謎の戦士が居た。よく見ると謎の戦士は前回と違い、今回は胸当てがある事が分かる。よく見ると髪の長さ等、他の所も少しずつ違う所がある

 

 

あかね「ウチの友達に・・・何してくれてんねんッ!」

 

 

 そう言うとアカンベェに近付き、救出をしようとする。しかし、生身の人間では流石に無力である

 

 

ウルフルン「そんな弱っちぃ奴、助けてどうするんだよw」

 

 

あかね「ウチの大切なもんを馬鹿にするのは・・・絶対に許さないッ!」

 

 

 あかねがそう叫ぶとオレンジ色に光る柱が出現する。その中心にはあかねが居た。あかねが目の前に出て来たスマイルパクトを使用し、プリキュアに変身する

 

 

パクト『レディ?』

 

 

あかね「プリキュア!スマイルチャージ!」

 

 

パクト『ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!サニー!』

 

サニー「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

 

 

 2人目のプリキュアであるキュアサニーに変身したあかね。自分の変化に驚きつつも戦闘体制を取る

 

 

謎の戦士「(プリキュアは変身者が居るのね。あれの元が日野あかね。ならあっちは一体?)」

 

 

 キュアサニーはパワーのあるプリキュアで、一撃一撃がそれなりにある。そして謎の戦士の位置がキュアサニーとアカンベェが一直線になる様な位置に居る。その為アカンベェは強烈な攻撃を左右、もしくは前後から受ける事となる

 

 

サニー「そらッ!」

 

 

謎の戦士「ッ!」

 

 

アカンベェ「アカンッ!?」

 

 

謎の戦士「ッ!」

 

 

アカンベェ「アカーン!?ベェ!?」

 

 

 キュアサニーと謎の戦士の同時攻撃を喰らった上に謎の戦士の蹴りで吹っ飛ばされるアカンベェ。キャンディからキュアサニーに必殺技であるサニーファイヤーを使う様に言われたキュアサニーは必殺技の準備にかかる

 

 

謎の戦士「・・・時間は稼ぐから、早めにね」

 

 

サニー「えぇ!?あぁ、もう!」

 

 

謎の戦士「(20秒あれば必ず終わるはず!)」

 

 

サニー「ぬぉっ!?え?これをどうせいっつうねん」

 

 

ハッピー「・・・あ!ほら!秘密の特訓!」

 

 

サニー「ええやん!行くでー。プリキュア!サニー!ファイヤー!」

 

 

アカンベェ「アカーンベェェ・・・」

 

 

 キュアサニーのサニーファイヤーによってアカンベェの浄化に成功したプリキュア達。デコルを回収し、辺りを見渡すとウルフルンは居なくなっていた。しかし、今回は謎の戦士は居た

 

 

ハッピー「ねぇ!貴女の名前を教えて!」

 

 

謎の戦士「・・・」

 

 

サニー「コラーッ!シカトすんなぁ!」

 

 

謎の戦士「・・・貴女達には、私はどう映ってるの?」

 

 

ハッピー「え?」

 

 

キャンディ「クールー?ちみはどっからどうみてもプリキュアクル!」

 

 

謎の戦士「・・・あっそ。じゃぁね」

 

 

ハッピー「あ!せめて名前だけでも!」

 

 

謎の戦士「・・・」

 

 

 謎の戦士は呆れた様にプリキュア達を放っておき、そのまま何処かに姿を消した

 

 

ハッピー「・・・貴女は・・・一体・・・」





 どうせみんな設定は全部読んだと思うけどまだ隠します!隠す意味?何となくです!
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