スマイルプリキュア!~選択する少女達~ 作:ディロイ・ファントム
黒羽は帰りに久し振りに花屋でも行こうかなと思った。その為近くの花屋に寄っていく事にした
黒羽「あれ?遊月ねぇ?久し振りだね」
遊月「ん?おぉ、黒羽か。久しぶりだなぁ」
黒羽「今度の集会はいつやるの?」
遊月「そうだなぁ・・・私らは兎も角、黒羽達は学校があるから予定を立てるのは難しいんだよなぁ」
黒羽「たった6人なのに、そんなに難しいんだ・・・」
遊月「・・・ま、一応連絡手段はあるんだ。何とでもなるさ」
黒羽「んー・・・それもそうだね。あ、そうそう。みんな全然顔出してないけどそろそろ顔位だしたら?それに鈍ってるんじゃない?」
遊月「お?言うねぇ。なら近い内に相手してやるからな!覚悟しろ!」
黒羽「良いよ!ぜっっったいに遊月ねぇにだけは負けないから!」
遊月「そうこなくちゃ!・・・それはそうと・・・その、まだ、変わらないのか?」
黒羽「・・・うん。一応色々試してるけど、変わらず。まだ退行したまま。多分、未だにショックだったんだと思う」
遊月「・・・知らなかったとは言え、正直、黒羽には同じ思いはして欲しく無いかな」
黒羽「・・・大丈夫。失う物が無いからこそ、遊月ねぇよりはマシだよ」
遊月「・・・そっか。それなら、確かにマシなのかもな」
黒羽「・・・ねぇ、この花って売り物?」
遊月「ん?あぁ、それは売り物だな。もしかしてそれが欲しいのか?」
黒羽「うん」
遊月「それ売れ残りだったから処分しようとしてた奴なんだよ。友達価格って事にしてタダにしとくよ」
黒羽「ホント!?ありがとう遊月ねぇ!」
遊月「おう。またなー」
そう言って黒羽はそのまま家に帰った
何日か経った日のホームルームで学級委員である青木れいかが美化週間のポスターを作るからと描く人を募集してる様だ
黒羽「(絵か・・・流石に絵は描けないし、それは幸も同じ。そもそも絵を描ける人ってこのクラスにいたっけ?)」
中々描く人が決まらない中、みゆきとあかねが黄瀬やよいが推薦され、そのまま決まった
放課後となり、木刀(しかも結構硬い)を持って屋上に行く黒羽と幸。何故そんな事をしてるかと言うと幸が時折思い付いた様に「刀術の練習したい!」と言って来る為である。因みに刀術以外も普通に織り交ぜている
黒羽「・・・ふぅ。流石にもう私じゃ実力不足?」
幸「ううん。黒羽ちゃんは充分強いよ。ただ、私が暇を見つけては練習してるだけ」
黒羽「・・・前やったのは2日前だよね?その割に強くなり過ぎじゃない?」
幸「えへへー」
黒羽「はぁ・・・」
幸ちゃんも充分化け物なんじゃ?と思いつつも続きをする。少しするとみゆき、あかね、やよいの3人が屋上に来た
みゆき「あれ?2人共何やってるの?と言うか私のクラスの子だよね?」
あかね「あぁ、そっか。みゆきはまだ知らないんやったな。あっちの髪が長い方が」
黒羽「適当に自己紹介されても困る。私は白月黒羽。あっちは五十嵐幸。少し体を動かしてただから気にしないで」
幸「黒羽ちゃん。やろ?」
黒羽「少し休憩しましょ?焦る必要は無いから」
幸「はーい」
黒羽「・・・で、何の用で来たの?」
みゆき「ほら、私達がやよいちゃんを推薦しちゃったからそのお手伝いをって」
黒羽「黄瀬やよい、だっけ?少しなら手伝えるから必要なら声をかけて」
やよい「えっ!?あ、はい・・・」
あかね「なんや珍しい事もあるもんや」
みゆき「え?珍しい?」
あかね「あの2人は今みたいに誰かと絡む事はほぼ無いんや。ただなおにだけは何故か絡むんやて」
みゆき「え?なんで?」
あかね「さぁ?ただ、なお曰く『人が多いのは苦手』らしいで?」
みゆき「そうなんだ・・・えぇっ!?」
みゆきは突然驚いたのであかねとやよいはそちらに振り向く。すると仲の良い筈の黒羽と幸が明らかに喧嘩、いや、戦闘だろうか?そう見える事をしていた
あかね「ちょっ!?あんたら何やってんねん!」
黒羽「痛ったた・・・何って、訓練中。と言っても、流石に痛む・・・幸ちゃん、悪いけど今日は終わり」
幸「何かあった?」
黒羽「威力が高過ぎてダメージが大きいの。適当に休んだら帰るよ」
幸「うん」
そう言った後、なんだかんだ帰ってしまった。次の日の放課後となり、2人は気まぐれでやよいの作品を見に来た。結果は努力賞の様だ
黒羽「へぇ、結構上手い」
幸「器用なんだろうねー」
と話していたが、今回のコンクールの優勝者がやよいの作品をいきなり馬鹿にし始めた。みゆきとあかねが反論しているようだが、馬の耳に念仏と言った所だろうか
黒羽「・・・幸、分かってるね?」
幸「・・・うん。本気でやろうか」
黒羽「・・・ねぇ」
取り巻きA「ん?」
取り巻きB「なんだぁ?」
黒羽「恥は無いの?」
取り巻きC「事実を言ってるだけだ!」
黒羽「あそ。幸」
幸「うん。ッらァ!」
取り巻きB「ぎゃぁ!?」
黒羽「ッ!」
取り巻きD「あふんっ!」
あかね「あちゃー・・・やってもうたな」
みゆき「え?なにが?」
あかね「噂やねんけど、あの2人は1度数人の男共からナンパされた事があるらしいねん。で、どっちやったか(黒羽)が触れられた時にもう片方(幸)が1人を突き飛ばしてボコボコにしようとしたんや」
みゆき「えぇ!?」
あかね「それも相手は高校生か大学生。で、それをされた取り巻きがそのもう片方に殴りかかったんやけどそれを見た触られた方もそいつらをボコボコにしに行っちゃって、結局全員病院送りやったって」
みゆき「えぇ!?」
あかね「ま、実際あの2人の沸点が分からないから気を付けた方がええで」
みゆき「あ、やよいちゃんを追いかけないと!」
そう、この間にもやよいは自身の作品を取って何処かに行ってしまった。と言っても行き先は中庭であるが
幸「あの程度しか脳が無かったけど、良かったの?生かしちゃって?」
黒羽「・・・確かにトドメはさせた」
幸「なら」
黒羽「だからと言って、1回でやっちゃうのはやり過ぎ。しかもやった事がやった事だから今回は見送り」
幸「・・・分かった」
黒羽「・・・?」
幸「どうかした?」
黒羽「・・・人の気配が無い?」
幸「え?あ、ホントだ。なら狼男?」
黒羽「・・・ま、いっか。少し行って来るね」
幸「はーい」
黒羽「グロウ」
場面は変わって中庭。プリキュアの2人と敵が2体。今回は狼男ではなく赤鬼の様だ。どうやらやよいの事を弱虫等と言ってあざ笑ってるらしい
謎の戦士「見事に屑度が上がってる・・・流石にちょっと引く。・・・ん?」
何がトリガーとなったのか、やよいがあかねの時同様に光の柱に包まれた。しかし、相違点があり、光は黄色であった
謎の戦士「・・・じゃんけん?巫山戯てるの?ま、良いわ。始めましょう」
そう言って謎の戦士は屋上から落下する様に降りていく
ハッピー「え!?あの時の」
謎の戦士「(よく見たら技を使った後なのね・・・)・・・サービスしてあげる」
ハッピー「え?」
謎の戦士「今回だけよ。・・・やって」
謎の戦士は一瞬だけ立ったまま気絶する。が、すぐに復活し、またもあの時同様に、猫の鳴き声の様にも、そしてテンションが上がりすぎたが故に奇声となってしまったかの様な声にも、はたまた所謂黄色い声かの様な声にも聞こえる声を出したのであった
謎の戦士「ニャァーッ!」
アカオーニ「アカンベェ!あの白いのをやれ!」
アカンベェ「アカンベェ!」
アカンベェは無謀にも謎の戦士に突撃する。が、かなり元気を取り戻したのか、凄まじいパワーを見せた。そう、アカンベェが僅かの間だが、動けなくなったのだ
アカオーニ「なっ!?アカンベェが!?」
キャンディ「いまクル!スマイルパクトに気合いを入れてピースサンダーを使うクル!」
ピース「う、うん!プリキュア!うわっ!?ピース!サンダー!」
アカンベェ「アカーンベェェ・・・」
アカオーニ「ちっ!」
ハッピー「やったね!」
サニー「そっちもありがとーなー」
謎の戦士「・・・」
キャンディ「ちみでプリキュアは4人になったクル!」
ピース「え、じゃぁあの人もプリキュア?」
ハッピー「ねぇ、やっぱり一緒に戦ってよ」
謎の戦士「・・・星空みゆき」
ハッピー「え?」
謎の戦士「・・・日野あかね」
サニー「!」
謎の戦士「・・・黄瀬やよい」
ピース「え?」
サニー「・・・なんでうちらの名前を」
謎の戦士「・・・貴女達とは組まないし組む気も無い。舐めてるの?ねぇ?無能人形(ユースレスドール)?」
謎の戦士は呆れたと言い、そのまま何処かへと姿を消した
ハッピー「・・・ねぇ、ゆーとれとどーるって何?」
サニー「ユースレスドールな?後で調べよか」
オマケ
あかね「えーっと、何々?『ユースレスとは無能、役立たず、価値の無い、と言った意味です』やって。因みにドールは人形な」
みゆき「え!?酷い!キャンディは役立たずじゃ無いよ!」
キャンディ「そもそもキャンディは人形でも無いクル!」
やよい「で、でも、分からない人が見たら人形に見えちゃうよ」
キャンディ「クールー(´;ω;`)」