スマイルプリキュア!~選択する少女達~ 作:ディロイ・ファントム
なお「ねぇ黒羽、話しがあるんだけど、今から屋上に来れない?ここじゃ話しにくい事だからさ」
黒羽「・・・これから幸と屋上に行くつもりだったんだけど・・・」
あかね「そ、それはちょっと・・・」
黒羽「・・・はぁ、先に行ってて。幸には私から言っておくから」
どうしてこうなったのか?時は今日の昼休みまで遡る
今は昼休みで場所は屋上。キュアマーチが発生してしまってから数日後。現在プリキュアとなっている4人とキャンディで昼食を取りつつ会話をしていた
なお「成る程。でも、だとしたらあのタマヨリヒメって一体何者なの?」
みゆき「たまよりひめ?」
あかね「あぁ、そう言えばあの時は気絶してて知らなかったんやっけ?あの後に教えてくれたんよ」
みゆき「タマヨリヒメ・・・それが名前なんだ」
なお「本人は『少し戦えるだけの巫女』って言ってたけど、少し戦えるだけには見えないんだよね」
やよい「それに、いつから居るのか分からないですし・・・」
みゆき「あ、それなんだけど、私がプリキュアになった日・・・だから、転校してきた日からかな。その時に会ったんだ」
なお「そっか。・・・っと、そう言えば5人目はあたしらの知り合いって言ってよね?誰なんだろ?」
あかね「知り合いでプリキュアになれそうな子やろ?うーん・・・思い付かんな。3人は?」
やよい「私も特に・・・」
なお「そうだね・・・強いて言えば黒羽かな?あぁ見えて仲間思いだし気遣いも出来るから」
みゆき「私はれいかちゃんかな」
あかね「やったら放課後にその2人に聴きに行こか?」
と、言う事があった。そして時は戻り現在。今は屋上でプリキュアになれる少女4人が黒羽を待っていた
黒羽「・・・来たよ。それで、話しって?」
なお「実は・・・」
少女達説明中・・・
黒羽「成る程ね・・・個人的には狼男や赤鬼は興味があるし、化け物退治って意味では夢のある話しね」
みゆき「だったら!」
黒羽「本当に居る訳が無いからこそ『夢のある話し』なんだよ?」
なお「黒羽?」
黒羽「・・・もし、それを本気で言ってるなら今すぐ精神科に行く事をオススメするよ。それが嫌ならそう言うのに精通してる知り合いが居るからお互いの予定を合わせて見て貰う様にお願いするけど?」
みゆき「だって本当の事だもん!」
なお「まぁまぁ・・・っとそうだ。れいかの所に行きたいんだけど、何処に居るか知ってる?」
黒羽「なんで私?」
なお「黒羽は自分に関係のある人達の行動パターンは大体把握してるでしょ?」
黒羽「流石はなおちゃんって事か。良いよ、着いてきて」
そう言われて黒羽に着いていくとそこは弓道場であった。中に入るとれいかが弓道を1度切り上げてたのか、一息ついていた
黒羽「ねぇ長(おさ)、ちょっと話しがあるんだけど良い?」
れいか「良いですが・・・毎回聞いてますが何故長(おさ)なのですか」
黒羽「そう思ったから。それと、話しがあるとは言ったけど、話しがあるのはあっちね」
取り敢えず話しを聞くことにしたれいか。しかし聞いてみれば無茶苦茶な事ばかり言っている。判断に困ったので先程からなにも話していない黒羽に判断を仰ぐ事にした
れいか「・・・えぇっと・・・黒羽さん、この話しは本当なんですか?と言うか本気で皆さんこんな事言ってるんですか?」
黒羽「多分本当なんだろうし、本気で言ってると思うよ。ただ、私はさっきも同じ説明を受けたけどまだ信じれない」
れいか「そう・・・ですか。ただ、今はそんな事に構っている余裕は無いのです」
黒羽「あぁ・・・確か、読み聞かせとか言ったっけ?あれの準備に手こずってるからって事?」
れいか「知ってたのですか?」
黒羽「まぁね。でも私は協力してと言われない限りは協力しないよ。勿論協力してと言われれば全力で協力するけど」
れいか「では、協力をお願いしても良いですか?」
黒羽「頼まれたからね。手伝うよ」
みゆき「あ、じゃぁ私達も手伝うよ!」
れいか「皆さん・・・」
こうして読み聞かせの準備をしていた。因みに黒羽が「明日やるのに今この状態って・・・寧ろよく誰にもお願いしなかったね?」と作業中に言っていた。次の日、6人は小学校に来ており、読み聞かせをする為のセッティングを行っていた。しかし、開始直前と言う所で・・・
黒羽「・・・あ、なおちゃん」
なお「ん?何?」
黒羽「トイレ行って来るけど、先に始めてて」
なお「ん、分かった」
そうして読み聞かせ(と言いつつ最早小規模な劇である)が開始された。すると小さいローブの魔女みたいなのが侵入してきてバッドエンド空間を創りあげた。今回は蜘蛛の巣が張り巡らされている樹海の様な空間であった
黒羽「グロウ」
動ける全員「「「「「「!?」」」」」」
タマ「・・・」
空間内から声が聞こえ、そちらをみゆき、あかね、やよい、なお、キャンディ、マジョリーナの6人が見る。するとそこにはタマヨリヒメが立っていた
マジョリーナ「お前が1番強い奴だわさか!」
タマ「私は唯の巫女だよ?最も、今の私は依り代だけど」
マジョリーナ「そんなのはどうでも良いだわさ!」
みゆき「みんな!」
3人「うん!」
スマイルパクト「レディ?」
4人「プリキュア!スマイルチャージ!」
スマイルパクト「ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!」
ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」
サニー「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」
ピース「ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪キュアピース!」
マーチ「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」
マジョリーナ「でたなプリキュア!出でよ!アカンベェ!」
アカンベェ「アカンベェ!」
鏡のアカンベェが開始早々分身をし、キャンディはプリキュア達に必殺技を繰り出す様に指示する
キャンディ「プリキュアの力で浄化するクル!」
ハッピー「うん!」
4人がそれぞれ必殺技を使うのだが、全て分身に当たってしまう。更に必殺技を使った事によりプリキュア全員が戦闘不能となってしまう
タマ「遊んでるの?」
ハッピー「そ!そんな訳無い!」
タマ「・・・ふーん」
マジョリーナ「残りはお前だけだわさ!」
タマ「グロウ!」
再度グロウするタマヨリヒメ。今度は服装が少し仕様変更された。具体的には、服に赤い模様が付き、袖が無くなったのである
マジョリーナ「そんな事になんの意味があるだわさ」
タマ「安心して。本体には当てないから」
マジョリーナ「何を言ってるだわさ!アカンベェ!」
アカンベェ「アカーンベェ!」
タマ「遊んであげる。アーツ、縦横無塵」
タマヨリヒメ(赤)の手元に2丁、周囲に2丁の計4丁の拳銃を出現させ、周囲い居る大量のアカンベェに攻撃する。そして瞬く間に分身達だけが消滅してしまった
マジョリーナ「ば、ばかな・・・」
キャンディ「・・・クル!タマヨリヒメも戦えなくなってしまったクル!マズいクル!」
タマ「なんで高々1回で戦えなくなるの?」
マーチ「な・・・なんで・・・」
タマ「究極の技ならまだ分かるけど、あの程度の威力しか無いのに戦えなくなるのは技として破綻してる。その位分かるでしょ?・・・グロウ」
タマヨリヒメ(赤)は再度グロウし、タマヨリヒメ(白)に戻る。その時の威圧感にマジョリーナは少し後ろに下がる。その時に何かを踏んでしまった。よく見ると白雪姫の紙人形であった
マジョリーナ「けっ!なーにが白雪姫だわさ!こんな物ッ!」
タマ「・・・へぇ」
タマヨリヒメは何かを見てある事を思い出し、マジョリーナをおちょくる事にした
タマ「あーあ、やっちゃった」
マジョリーナ「なんの事だわさ」
タマ「それ、壊さなかったら勝てたけど?・・・ねぇ?青木れいか?」
れいか「あの・・・貴女達は?」
ピース「え・・・えっと・・・」
タマ「弱き戦士プリキュア」
マジョリーナ「お前だわさか!こんな物を考えたのは!」
れいか「え?」
マジョリーナ「下らないだわさ!今ここでお前諸共プリキュア共を消してやるだわさ!」
れいか「・・・あなた達がどなたかは分かりませんがお引き取り願います!」
マジョリーナ「は、はぁ?」
れいか「この私、七色ヶ丘中学校生徒会副会長青木れいかが、あなた達の事を許しませんッ!」
許さないと、そう言い放った瞬間、青い光の柱がれいかから出現する。そしてその中から出て来たのは青木れいかではなく
ビューティ「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」
マジョリーナ「ふん!そこの強い奴じゃ無ければ誰とて同じだわさ!アカンベェ!」
タマ「キュアビューティ、今回だけは援護してあげる。先ずは避けて」
ビューティ「はい!」
分身したアカンベェ達から回避し続けるビューティ。1度囲まれはしたが、本物を見分けて攻撃し、分身を一気に消滅させた
キャンディ「今クル!ビューティブリザードで浄化するクル!」
ビューティ「はい。プリキュア!ビューティブリザード!」
アカンベェ「アカーンベェェェ・・・」
マジョリーナ「くっ!撤退だわさ!」
ハッピー「れいかちゃん凄い・・・」
サニー「・・・なぁ、ホントに仲間になってくれへんのか?タマヨリヒメ」
タマ「・・・せめてその技として破綻してるの、どうにかして」
タマヨリヒメはそう言い放ち、何処かへと姿を消した。少しすると子供達も復活し、黒羽も舞台に戻ってくる
黒羽「あ、みんな。ごめんね待たせて。もしかして・・・もう終わった?」
なお「ううん。じゃ、続きしようか」