本名:秋津 銀勝(アキツ・シロマサ)
性別:女性
年齢:25
簡単な外観の特徴:トンボアマゾンのトゲトゲとしたフォルムをスリムにし、甲冑を足したようなデザインをしている。半透明な四本の羽のようなマントと、所々に楯無のようなアーマーを持ち、脚は刀のようなデザインになっている。
必殺技:銀雄風脚
変身方法:スタンダードなベルト型。他のベルトに比べて小さくスリムで黒くて地味。変身する際は柄のようになってる部分を引っ張り、露出した銀色の刀身のような部位に触れることで変身する。
概要:この現代に何故か武家を自称する意味不明なライダー。勝ち虫と呼ばれるトンボの中でも特にギンヤンマを好んでおり、変身姿もソレがモチーフになっている。
好きな言葉は「兵は迅速を尊ぶ」であり、考えるよりまず動く。脚も早いためタイミングを逃すと勝手に突っ走っていつの間にか消えてる。
キャラ提供はただのおじさんさん。
ライダー名:ライダーアース
本名:岩倉 幻祭 いわくら げんさい
性別:女
年齢:70
簡単な外観の特徴:アマゾンのフォルムで岩っぽい素材
必殺技:アースクエイク 飛び蹴りが着弾した後、広範囲に渡って大地が鋭く隆起していく。
変身方法:事前変身、アースショット 踏みつけた地面が塊になって前方に飛ぶ。
備考:最近まで現役だったマッチョばばあ 現在は後進の育成をする女傑。
キャラ提供はケツアゴさん
人類守護戦線と小久保一派との戦闘は、前者の勝利に終わった。
公安の目論見通りに戦力を集めて軍事クーデターを企んでいた小久保一派は壊滅したが、同時に壊滅すると思われていた人類守護戦線は戦力の半数を喪っても、尚も健在であった。
相手が相手なだけに、少なくとも今後の活動に支障が出るほどの損害を受けると見込まれていたが、慎藤が予想を裏切るほどの損害に抑えたので、政府の改造人間対策室は緊急会議を開き、対抗策を練っていた。
小久保一派との戦闘から三日後に小久保の死がネットに流れ、彼を親の仇の如く嫌う彼らはその死に歓喜し、組織を倒した人類守護戦線を英雄と称えた。一部の者たちは組織が掲げる改造人間殲滅に賛同し、改造人間に対して誹謗中傷や攻撃的な書き込みを行っている。神崎はそれを見てか、彼らにガイアメモリを流した。
メモリを手に入れた彼らは、人類守護戦線に参加できると思い、手っ取り早く戦果を挙げるべく、改造人間無効化手術を行っている施設を襲撃する。
その頃、慎藤の次なる標的が斎田喜治ことアルファⅡと掴んだ仮面ライダーGである吾郎は、彼より先に標的を倒すべく、世界の破壊者の異名を持つ仮面ライダーディケイド、門矢士と接触していた。
「久しぶりだな、吾郎」
かつて共に戦ったテレビ局の前で、付近のベンチに腰掛ける士は訪れた吾郎を見て、立ち上がって挨拶する。
「随分と、懐かしい所を待ち合わせ場所にした物だね」
「あぁ、ここで仮面ライダーGが誕生した。言わば誕生の地だ」
「誕生の地か。ここから僕とシェードとの戦いが始まった…」
士にあのテレビ局で自分が仮面ライダーGとなったことを言われた吾郎は、ここからシェードとの戦いが始まったと思い出す。恋人が居なければ、自分はただの戦闘員№5として、シェードの一員として悪の限りを尽くしていただろう。
「それで、思い出話をする為に俺に声を掛けたのか?」
「信楽慎藤を初めとする人類守護戦線を止めて貰いたい。僕がアルファⅡこと斎田喜治を倒すまで」
テレビ局を眺める吾郎に、士はどのようで自分に声を賭けたのかと問う。これに吾郎は、自分がアルファⅡを倒すまで、慎藤率いる人類守護戦線を止めて貰いたいと告げる。
「足止めか。良い格好をする為か?」
「いや、信楽慎藤を止めるためだ。アルファⅡを倒したところで、彼が止まるとは思えない。それに、君は世界を渡る仮面ライダーだろ?」
「なるほど、あいつの復讐を邪魔するって事か。まぁ、俺は友達が多いからな。頼めば来るだろ」
復讐を止めるための足止めを頼まれた士は、吾郎の頼みを了承した。
「なら、声を掛けて来る。そのアルファⅡの居場所、分かってるのか?」
頼みを了承した士はアルファⅡが何処へ居るのか問えば、吾郎は居場所を特定していると答える。
「僕にも友人が多くてね。既に潜伏場所は掴んでいる。後は行って、倒すだけさ」
「まぁ、その手の友達が多そうな顔してるからな。それじゃあ、行ってくる」
これに士は人探しが多そうな顔をしていると吾郎に告げた後、転移空間を開いてその場を後にした。
吾郎が斎田喜治ことアルファⅡの居場所を見付けたが、慎藤もまた居場所を特定していた。
体勢を立て直した人類守護戦線は、当然ながらアルファⅡが居る場所へと向かう。それと同時に、付近にある改造人間無効化手術を行っている施設が、メモリを手に入れた人類守護戦線に参加しようとする者や、正義を騙った暴力を行わんとする者たちによる襲撃を受けようとしていた。この襲撃を人類守護戦線の幹部の一人である上野良太は、組織の方針に疑念を抱き、暴徒による施設襲撃を止めるため、抜ける決意を固めた。
「なぁ、信楽さん…俺、もう分からなくなっちまったよ…!」
慎藤は同志ではないガイアメモリを持つ暴徒らによる施設襲撃を止められるはずであったが、彼はあろうことか、アルファⅡへの攻撃を優先する。そのアルファⅡか、それとも自身への復讐を優先したことで、良太の離反を招いた。
一人スクーターを駆り、単独で施設を守るために向かった良太は、改造人間の殲滅が本当に世界の為なるのかと迷いの言葉を吐きながらも、施設前に集まるメモリを持つ暴徒らの前にスクーターを止める。
「なんだお前!?」
「スクーターで、仮面ライダーのつもりか!?」
これから施設を襲撃せんとする数十人の暴徒らは、自分らの前に止まった良太に、仮面ライダーのつもりかと問い詰める。これに良太はスクーターから降り、ドーパントに変身するためのベルトを身に着け、レッドオーガのガイアメモリを取り出してから答える。
「そうだよ。今は仮面ライダーのつもりだ…!」
『レッドオーガ!』
暴徒らの問いに答えた良太は、ガイアメモリを起動してベルトに差し込み、レッドオーガ・ドーパントになる。
なぜ、憎むべき改造人間を守るような行動をするのか?
無我夢中でここへ来た良太は自分でも理解していないが、人類守護戦線は改造人間無効化手術を行う施設は襲撃しなかった。襲撃しようと言う同志も居たが、慎藤は人に戻りたがる改造人間を襲うのは自分らの理念に反すると言って禁じていた。もしくは、アルファⅡと同じ真似をしたくなかったかもしれない。
だが、今の慎藤は人に戻ろうとする改造人間たちを守るより、自分の復讐を優先した。
代わりに彼らを守れるのは仮面ライダーかもしれないが、来ないかもしれないと思い、人に戻ろうとする彼らよりも復讐を優先する慎藤に対する怒りもあって、本能的にここへ来たのだ。
「お、お前! 改造人間か!?」
「お仲間を守ろってか! 化け物の癖してよ!」
「お前もぶっ殺してやるよ!」
レッドオーガとなった良太に、暴徒らもそれぞれが持つガイアメモリを起動し、自分の生体コネクタに差し込んでドーパントとなり、一斉に襲い掛かった。
多勢に無勢であるが、それでもレッドオーガは単身で迎え撃ち、力任せな暴徒のドーパント等に大振りの剣を振るう。
「こいつ!? 強ぇ!」
「こっちは多いんだ! 囲んでリンチしろ!!」
ガイアメモリを手に入れたばかりの暴徒らに、戦闘経験があるレッドオーガに敵うはずもない。だが、暴徒らの数は多いので、包囲して一気に叩こうとする。
「纏めて片付けてやるよ!」
『マキシマムドライブ!』
集団で襲い掛かるドーパント等に対し、レッドオーガはメモリブレイクが出来るマキシマムドライブを行い、解放されたエネルギーが充填した大振りの剣を振るった。
「う、うわっ!? も、元の姿に!?」
「め、メモリが!?」
「次はテメェらだ」
『タートル!』
振るわれた大振りの剣の斬撃を受けたドーパント等が吹き飛ばされて変身が解除された挙句、メモリが破壊されたことに後続が驚く。そんな驚いているドーパント等に、良太はベルトのメモリ用ホルスターから次なるガイアメモリであるタートルのメモリを取り、起動してレッドオーガのメモリと取り換え、タートル・ドーパントに変身する。
「す、姿が変わった!?」
良太が使うガイアメモリ専用のベルトの機能を初めて見る者たちが驚いたのは無理もない。自分たちは一つのガイアメモリしか使えないのに、良太は最大で四つのガイアメモリを使うことが出来るのだ。
「悪いが俺は最初からクライマックスなんだ。痛いだけで済むから安心しろ!」
『マキシマムドライブ!』
短時間で暴徒のドーパント等を殲滅するべく、良太は替えたばかりのタートルのマキシマムドライブを起動し、釣り竿のような棒に解放されたエネルギーを送り込み、力一杯に振るって間合いに居た数体のドーパントのメモリブレイクを行う。
『ベアー!』
そこから間髪入れず、ベアーのガイアメモリに切り替え、ベアー・ドーパントとなった。数を任せて向かってくる敵ドーパントの集団に大斧を振るい、またマキシマムドライブを起動し、大斧の刃に解放されたエネルギーを送り込む。
『マキシマムドライブ!』
「ふん!」
解放されたエネルギーが大斧の刃に充填すれば、直ぐに間合いに居るドーパント等に振るい、タートルと同様に複数のドーパントをメモリブレイクする。
『ドラゴン!』
メモリを破壊されて変身を解かれた者たちが吹き飛び、地面に叩き付けられて悶え苦しむ中、良太は空かさずドラゴンのガイアメモリに切り替え、ドラゴン・ドーパントとなる。
まだ暴徒のドーパントは居り、直ぐに変貌したドラゴンに数任せで突っ込む。これにドラゴンはドラゴン型の拳銃を撃ち込み、マキシマムドライブの発動までの時間を稼ぐ。十分に敵を銃撃して足を止めたところで、マキシマムドライブを発動した。
『マキシマムドライブ!』
「纏めて潰す!」
これで最後と言わんばかりに、ドラゴンは解放されたエネルギーが充填した拳銃を連発し、撃った分の数だけのドーパントのメモリブレイクを行った。これで、施設を襲撃しようとしたドーパント等は全滅した。
「これで最後か…? クソっ、なんで俺はこんな事してんだ…?」
メモリブレイクされて悶え苦しむ暴徒らを見て、良太は息を切らしてその場に座り込む。連続したマキシマムドライブは、身体に相当な負担を掛けるようだ。仮面ライダーWでも、マキシマムドライブの連続はさぞこたえる事だろう。
やり切ったと思い、良太は自分が何でこのような行動をしたか、今さら疑問を抱いていた。
「おい、嘘だろ…!?」
施設を襲撃したドーパント等は全滅したかに見えたが、なんと十数人の暴徒が増援として来たのだ。それを見た良太は、絶望したかのような声を上げる。
「先に突っ込んだ奴らは全滅か。つか、なんで俺らと同じ奴が、改造人間どもを守ってんだ? まぁ、消耗してるから良いか」
どうやら、後から来たグループのようだ。先に突っ込んだ暴徒らが変身を解かれて悶え苦しんでいる様子や自分と同じドーパントが改造人間を守っていることに驚くが、その守っていたドーパントが消耗しているので、暴徒らは各々が持つガイアメモリを起動し、ドーパントとなる。
「やってやるよ!」
直ぐに立ち上がり、またマキシマムドライブを起動しようとしたが、限度は四回を迎えたようだ。唯一変貌しない腰のベルトから火花が散り、良太の全身を激痛が襲う。
「な、なんだ!? うわぁぁぁ!!」
何が起きたか理解できないドラゴン・ドーパント状態の良太は、余りの激痛に叫び、全身から火花を撒き散らしながら硬いコンクリートの上に両膝を付けて苦しむ。その数秒後にベルトが強制的に解除され、元の人の状態に戻る。
「い、一体…何が…!?」
突如となく人の姿に戻った良太は、激痛に耐えながら目前に転がる煙を吹いているベルトに手を伸ばそうとしたが、その瞬間に差し込んであるドラゴンのガイアメモリも含め、レッドオーガ、タートル、ベアーのガイアメモリが爆発した。四回にも渡るマキシマムドライブにより、メモリが限界に耐え切れなかったようだ。
「どうやら、使い過ぎたみたいだな。それじゃあ、手始めにお前を、ぶっ殺すか!」
敵が対抗手段を失ったところで、目前に居るドーパント等は最初に良太を殺そうと向かってくる。これに良太は全身から伝わる激痛で立ち上がれず、逃げようにも足も動かず、腕も動かない。
「クソが…! ここまでかよ…!」
激痛で身体が殆ど動かない良太は、死の恐怖よりも悔しさを感じ、自分を殺そうと向かってくる暴徒が変身しているドーパントを睨み付けた。
「うわっ! な、なんだぁ!? マス・ライダーはまだのはずだぞ!」
その足が届こうとした瞬間、良太を踏み殺そうとしたドーパントが胸から火花を散らして吹き飛んだ。これに他のドーパント等は、まだ警察のマス・ライダーが来るまで時間があるはずだと動揺し始める。
「野上良太郎か? 随分と、雰囲気が違うな」
「誰だよ、あんた?」
倒れている良太の元へ来たのは、あの世界の破壊者、仮面ライダーディケイドこと門矢士であった。士は良太を見て、仮面ライダー電王である野上良太郎に似ていると口にする。
「お、お前が撃ったのか!?」
「俺が? 違うな、それはあの女だ」
「秋津の名において、如何なる者であろうとも! 秩序を乱す行為は許さん!」
自分を撃ったのかと問うドーパントに対し、士は後ろから来た袴姿の一見、男性と見間違えそうな中性的な女性がやったと返す。
秋津を名乗る袴を着ている女性は、即座に黒くて小さい地味なベルトを身に着け、柄のようになっている部分を引っ張り、露出した銀色の刀身のような部位に触れる。すると、はかま姿の女性は光に包まれ、トンボアマゾンから刺々しいフォルムをスリムにし、甲冑のようなデザインを足した半透明の四枚羽のようなマントと所々に楯無のようなアーマーを持ち、脚は刀のようなデザインをした仮面ライダーに変身する。
「か、仮面ライダー!? 仮面ライダーは、二人だけなんじゃ…!?」
「我、仮面ライダーレッサー、
仮面ライダーに変身した事に驚くドーパント等に対し、秋津銀勝こと仮面ライダーレッサーは武者の如く名乗った。
「何の仮面ライダーか知らんが、相手は一人だ! ぶっ潰せ!!」
自分らを前にして堂々と名乗り上げる仮面ライダーレッサーに対し、暴徒のドーパント等は集団で襲い掛かる。襲い掛かるドーパントの集団に対し、レッサーは恐れることなく立ち向かう。
「笑止! 妖術頼りの貴様らが幾ら束になったところで、この秋津銀勝は倒せぬ!」
ドーパントの力と数で襲い掛かる暴徒らに、レッサーは武士たる自分を倒せないと宣言して一体目のパンチによる右腕を掴み、相手の勢いを利用して持ち上げ、目にも止まらぬ速さで硬いアスファルトの上に叩き付けた。これに後続が驚く中、レッサーは動きを止めることなく、動揺するドーパント等を次々と打ち倒していく。
「な、何だってんだ! この仮面ライダーは!?」
「あいつ等に任せて、俺らは施設の化け物共を!」
レッサーに挑んだ集団が全く手も足も出せず、次々と体術だけで打ち倒されていく中、他の集団は改造人間を殺そうと施設へ突入しようとする。だが、目前に背の高い老婆が立ち塞がる。
「退け! ババア!!」
「おいおい、ババアは汚い言葉だ、使うな。それに、そこの婆さんも仮面ライダーだ」
「はっ!? 何を言って!?」
進路に現れた背丈の高い老婆に対し、退けと言うドーパント等に士は汚い言葉を使うなと告げた後、彼女も仮面ライダーであると明かす。士の言葉通り、老婆の腰には仮面ライダーの変身ベルトが巻かれていた。
「ほ、本当に仮面ライダーになりやがった!?」
ドーパントらが驚いた声を上げた瞬間に、老婆こと
「そんなに驚くな。今や誰もが仮面ライダーに変身できる時代だ。あんなお婆ちゃんが仮面ライダーに変身しても、おかしくないだろ?」
「ったく、老人がわざわざ出てくるなんて。何をさせるんだい、ヒヨッコ共が!」
老婆が仮面ライダー、ライダー・アースに変身したことにドーパント等が驚く中、士は今は誰でも仮面ライダーになれる時代と告げる。これにアースこと幻祭は怒りながらも、向かってくるドーパント等に最低限の動きで対処し、老練の腕前で容易く一体の変身を強制解除させた。
「な、何なんだお前らは!?」
レッサーに挑んだドーパントの集団は手も足も出ず、次々と変身を解除され、メモリブレイクされた者たちと同様に地面に横たわる。アースに挑んだドーパント等も殆ど動かない相手に同様に手も足も出せず、時間が経つごとに変身を解除される者が続出していた。
これにドーパントの一人が、士らに恐怖しながら問う。未だ立ち上がれない良太も、平然と立っている士に疑いの目線を送り、答えが出るのを待つ。ドーパントに問われた士は、何処からともなく変身ベルト「ディケイドドライバー」を取り出し、腰に装着する。
「俺か? そう言う俺も、仮面ライダーだ」
ベルトを装着し、カメンライドディケイドのカードを見せながら自分も仮面ライダーであると答え、そのカードをベルトに装填した。
「変身!」
『カメンライド!』
士が変身と叫べば、九人の仮面ライダーを象徴する紋章が現れ、体と重なってスーツを形成し、七枚のライドブレードが頭部を貫き、最後にボディがマゼンタに染まって変身が完了する。
『ディケイド!』
「仮面、ライダー…! あんたもか…?」
「通りすがりの仮面ライダーだ。良く覚えておけ」
仮面ライダー、仮面ライダーディケイドに変身した事に良太が問えば、士ことディケイドは倒れている彼の方へ視線を向け、決め台詞で答えた。
もやし、遂に変身。
次回も読者応募仮面ライダーが登場します。