仮面ライダーAP アナザーメモリ   作:ダス・ライヒ

14 / 25
ライダー名:仮面ライダークノイチ
本名:優月 桜花(ゆづき おうか)
性別:女
年齢:17
簡単な外観の特徴:仮面ライダーなでしこのカラーを桜色にしてマフラーとスカートを追加。頭部は二本のアンテナを外し、代わりに額に桜の型を嵌め込んでいる。
必殺技:武器は二本のクナイ、クノイチクナイ。必殺技のフィニッシュ忍法は分身して、連続で相手を斬り付け最後に力を込めてX字に斬る。
変身アイテム:シノビドライバーとメンキョカイデンプレート(クノイチ)。プレートの手裏剣は桜型。
変身方法:クノイチヒョウタンからシノビドライバーとメンキョカイデンプレートを出現させ、華麗に体を一回転させた後「変身」という掛け声でプレートをドライバーに装着。
イタチ型のからくりが桜花を包んで変身完了。
変身音は『くの字!ノの字!一の字!仮面ライダークノイチ!』
概要:仮面ライダーシノビの世界から来た黒髪ロングの少女。おっとりした京都弁で話し、一人称は「ウチ」。茶道の家の生まれで、忍法の腕も同年代では一流の部類(シノビの世界は忍者修行が義務化されている)。
それに反して性格はのんびり屋でほがらか。本心はスローライフ希望だが、芯は強くやることはきっちりやる。
キャッチコピーは『合わせて女! 分ければくノ一!』
キャラ提供はハナバーナさん

ライダー名:仮面ライダーソリッドワン
本名:岩林 玄武(いわばやし げんぶ)
性別:男性
年齢:25
簡単な外観の特徴:仮面ライダー1型をベースにカラーリングを桜島1号準拠に、頭部は口元に1号のクラッシャーを追加。背部にはネオ1号の背中のアーマーが備わっている。
その他:両腕と両脚、首元と背中の羽状のアーマーには噴射口が存在しており、ここから蒸気やブーストの炎を出したり、排熱を行う(この際首元のアーマーの噴射口から出る炎がマフラーのごとくたなびいているように見える)。
徒手空拳を基本とし、その剛力を活かしたパワフルな戦闘を得意とする。また、全身を覆う装甲により耐久性も高く、固い外殻を持つ相手に対しても有利に戦いを進めることができる。
両腕両足、背中のアーマーの噴射口から炎を噴射しブースターのように扱う事が可能で、それによる加速力の恩恵でスピードも十分に高い。
必殺技:
・ブーストライダーキック(A・B)
‐Aタイプ
飛び蹴りタイプのライダーキック。跳躍、落下時にブースターを点火し加速を加え威力を高めている。
-Bタイプ
回し蹴りタイプ。加速を加えたキックを放つ。
・ブーストライダーパンチ
ブースターの加速と共にパンチを放つ。
・ブーストライダーチョップ
ブースターの加速と共に放つ手刀。
変身方法:タイフーンに似た変身ベルト『ソリッドドライバー』を用いる(形状はタイフーンと世紀王サンドライバーを組み合わせたような物)。「変身!!」の掛け声を認識するとソリッドドライバー本体中央の風車パーツが回転し、以後サンドライバーと同様の変形シークエンスを経て完成、変身完了する。
変身時には仮面ライダー1号と同様の変身ポーズを取り、「ライダー、変身!!」の掛け声を発する。
キャラ提供はMegaponさん


集結するライダーたち その4

「こ、こいつも仮面ライダーかぁ!?」

 

「ドーパントや、改造人間じゃないのか!?」

 

 フォートレスとリキシが二人の仮面ライダーによって倒された後、藤ケ谷リブこと仮面ライダーゾンヌと交戦した人類守護戦線のドーパント等は、黒とピンクにパープルカラーのマッシブな巨体で左爪を持つ仮面ライダーとは思えぬ外見に、疑いの声を上げる。

 

「私は仮面ライダーゾンヌ。正義のゾンビヒーローです!」

 

 そんなドーパント等に向け、自分は仮面ライダーで正義のゾンビヒーローと名乗り、左爪を構えながら攻撃を始める。

 

「さぁ、死ぬまで全力全開でいきますよ!」

 

 その言葉の通り、ゾンヌは全力で手近な距離に居るドーパントを全力全開の左爪による攻撃を行い、瞬く間に変身を強制的に解除させる。

 ゾンヌは女性ライダーであるが、その巨体と頑丈なボディ、怪力を誇るパワータイプである。それに本人もゾンビであることから痛覚を持たず、相手の攻撃にも怯むことなく、真っ向から相手に挑み、攻撃を受けながらもドーパント等を次々と攻撃し、変身を解除させていた。

 

「ゾンビの仮面ライダーだと? 逆に噛み砕いてやるさ!」

 

 次々と同志等の変身を解除させていくゾンヌに対し、ナッツクラッカー・ドーパントである芳賀鉄夫は、自慢の能力である顔を巨大化させた噛み砕きで倒すと宣言し、暴れ回る異形な仮面ライダーの前に躍り出た。

 

「なんて不気味な奴だ、きっとグロい奴に違いない…! グロ系はグロ系に任せる…」

 

 ナッツクラッカーを見た付近に居た仮面ライダールーツことカタルは、その風体を見てグロテスク系統の物と判断し、ゾンヌに任せて別のドーパントの対処に当たった。

 

「本当にゾンビかどうか、ぶった切って確かめてやる!」

 

 ルーツが来ないと分かれば、ゾンヌと対峙したナッツクラッカーは、本当にゾンビかどうか斬れば分かると言って、急接近してサーベルを振るった。

 

「っ!? お前、ゾンビの癖に防ぐのか!?」

 

「それで切られたら、胴体が切れちゃうんで!」

 

 自身のサーベルの斬撃を左爪で防いだゾンヌに、ナッツクラッカーは驚愕の声を上げる。これにゾンヌは切られると答え、相手の胴体に大きめの右拳を叩き込んで吹き飛ばす。

 

「賢いゾンビと言う事か! ならば、噛み砕いてやる!!」

 

「うわっ、頭があんなに大きく!? 怖いですね」

 

 右拳による打撃で吹き飛ばされたナッツクラッカーは、相手が賢いゾンビと判断し、一気に蹴りをつけるため、名前の通り自慢の噛み砕く攻撃を行うべく、頭部を巨大化させた。これにゾンヌは頭が大きくなっていくことに驚き、怖いと言いつつも、恐れることなく構える。

 

「おっと、危ない!」

 

 頭部が巨大化したナッツクラッカーが、ご自慢の顎で噛み砕こうとした瞬間に、ゾンヌはあれに噛み砕かれれば死は免れないと悟り、回避行動を取った。これにナッツクラッカーは激怒する。

 

「ゾンビの癖に、避けてんじゃねぇ!」

 

「そんなに噛まれたら、私死んじゃうでしょ! あれ、私死んでたっけ?」

 

「動くなって言ってるだろ!?」

 

 ゾンビの癖に避けるなというナッツクラッカーに対し、ゾンヌは死んでしまうから嫌だと、繰り出される噛み砕き攻撃を避けながら告げる。その間にゾンヌことリブは、自分は一度死んでいるのかと疑問に思い始める。これに煽られていると思ってか、ナッツクラッカーは噛み砕き攻撃を強める。

 

「まぁ、良いか。でも、たまーに脳ミソ食べたいとは思いますけど、ちゃんとコントロールしてるので大丈夫ですよ?」

 

「そうか。でもお前は化け物だ! 自制が効かなくなって人を襲う前に、俺が噛み砕いてやる!」

 

 自分が死んでいるかどうか考えるのを止め、ナッツクラッカーに向けて人の脳を食べたいこともあるが、制御しているので大丈夫だと告げた。それを聞いたナッツクラッカーは、ゾンヌがいつの日か自制が出来る無くなると決め付け、その前に噛み砕いて殺してやると言いながら、再び噛み砕こうとする。これにゾンヌは怒りを覚え、ベルトの一部を回転させ、必殺技を発動する。

 

「ちゃんとコントロールが出来てるって、行ってるでしょうが!」

 

「うぅ!? なんだ、動けない!?」

 

 ゾンヌの怒りと共に放たれた巨大な右拳は、ナッツクラッカーの動きを拘束した。

 動けないことに動揺するナッツクラッカーに対し、ゾンヌはゾンヌスタンピングと呼ばれるライダーキックを叩き込んだ後、大ダメージを受けた敵に、空かさずゾンヌストライクと呼ばれる左爪による斬撃を叩き込んだ。

 

「ぐ、グワァァァッ!?」

 

 ライダーキックと左爪の斬撃を受けたナッツクラッカーは、全身から火花を散らしながら爆発する。その爆発の後、変身を強制解除されて元の鉄夫の姿に戻り、地面の上に倒れた。

 

「あ、すみません。つい、カッとなって…なんでしたっけ?」

 

 倒れたナッツクラッカーこと鉄夫に、ゾンヌは怒りで我を忘れており、自分が何をやったか分かっていないようだ。

 

「まぁ、まだ戦いは続いてますし、巻き込まないのでご安心を」

 

 変身を強制的に解除された痛みで気絶しているのか、鉄夫は何も答えなかった。これにゾンヌは巻き込まないように戦うから安心しろと告げ、別のドーパントの対処に向かった。

 

 

 

「なんてことだ! 一気に数十人の同志が…!」

 

 リキシにフォートレス、ナッツクラッカーを初め、数十人の同志たちが仮面ライダーたちに敗れたのを見て、慎藤こと仮面ライダーリベンジは激しく動揺し、怒りを覚える。その背後には、リベンジ用のライダーマシンであるバイクが駐機している。

 

「敵の大将やね? 討ち取らせて頂きますで!」

 

 京都弁で喋る少女、優月桜花が変身している仮面ライダークノイチは、人類守護戦線のリーダーである仮面ライダーリベンジに向け、一本のクナイを投げ付けた。だが、リベンジに放たれたクナイは、レーザーによって迎撃される。

 

「同志信楽、ここは我らが食い止める!」

 

「足止めする」

 

 クノイチが放ったクナイを迎撃したレーザー・ドーパントこと白岸リオを初め、グレイハウンド・ドーパントのジークフリート・マルコシアンがリベンジを先へ行かせようと、ライダーたちの前に立ちはだかる。

 

「皆さん、ありがとうございます!」

 

「頼んだぞ、ジークフリート!」

 

 グレイハウンドらがライダーたちの足止めする中、リベンジは礼を言ってからバイクに跨り、エンジンを吹かせ、烏丸礼二ことbard・ドーパントと他数名の同志と共に、標的が居るアルファⅡの元へ向かった。

 

「逃がさん!」

 

 バイクで標的の元へ向かおうとするリベンジに対し、仮面ライダーソリッドワンである岩林玄武は、飛び掛かろうとしたが、グレイハウンドに阻止された。

 

「仮面ライダァー! 貴様は絶対に同志の元へは行かさんぞ!」

 

 グレイハウンドの体当たりを受け、ソリッドワンは吹き飛ばされた後、受け身を取って直ぐに体勢を立て直し、臨戦態勢を取る。そんなソリッドワンに、グレイハウンドは追撃の両爪による斬撃を仕掛けるが、相手の仮面ライダーは即座に回避行動を取る。

 かくして、ソリッドワンはグレイハウンドと対峙することとなった。

 

 

 

「随分な忠誠心どすな。もしかして、あの人が…」

 

 レーザー・ドーパントと対峙するクノイチは、リーダーであるリベンジを守ったことは、何かあるのかと問うが、相手は一言も答えることなく、レーザーで撃ち返した。

 

「ちょっと、怒ってはるの?」

 

「追撃」

 

 放たれたレーザーを躱したクノイチは、先の問いに怒ったのかと問うが、相手のドーパントは一言だけ放ってから拡散レーザーで返答するだけだ。

 

「口下手かどうか知りまへんが、あのレーザーは厄介やわ。早期に仕留めさせてもらいますわ!」

 

 拡散レーザーも放つことが出来るレーザーに対し、クノイチは紙一重で避けながら危険な相手と判断し、早期にケリをつけるべく、両手に二振りのクナイことクノイチクナイを握り、分身の術を使って四体に別れる。

 

「分裂したところで…!」

 

 分身の術で四体となり、四方に別れて迫るクノイチに、レーザーは引き続き拡散レーザーで迎撃する。放たれるレーザーの弾幕に、四つに分身しているクノイチは避け続けるが、一体が被弾して消滅する。その後も一体、また一体と被弾して消えていく。最後の一体が拡散されるレーザーに被弾したところで、レーザーは勝利を確信した。

 

「敵、迎撃完了」

 

「忍びは、相手の裏の裏をかく者どすえ」

 

「っ!?」

 

 目前のクノイチにレーザーを当てたところで、倒したと確信していたレーザーであったが、それは影分身の一体であった。四体の影分身にレーザーの注意を引かせ、本体は背後へ回っていたのだ。

 

『フィニッシュ忍法!』

 

「もう遅いで! はッ!!」

 

 背後に回られた事に気付き、直ぐに迎撃行動を取ろうとするレーザーであったが、既にクノイチは必殺技の準備を済ませており、印を結んで影分身で二体に分裂した後、連続で相手を二振りのクナイ、影分身を合わせて四振りのクナイで連続で斬り付ける。

 

「これで、フィニッシュ!」

 

 影分身と共に連続で斬り付けた後、クノイチは影分身を解除してから最後の力を込め、レーザーをバツの字に斬った。

 

「これで、終わりだなんて…!」

 

 バツの字に斬られたレーザーはここで破れてしまう自分に苛立ちを覚えながら、全身から火花を撒き散らしながら爆発した。そこから強制的に変身を解除された白岸リオは、やられたドーパントたちと同様に地面へ横たわる。

 

「ふぅ、少し厳しいな」

 

 レーザー・ドーパントに勝利したクノイチは少し息を整えてから、別のドーパントの対処に回った。

 

 

 

「どうして邪魔をする?」

 

「貴様に答える義理は無い。仮面ライダー!」

 

 グレイハウンド・ドーパントであるジークフリートと対峙する岩林玄武こと仮面ライダーソリッドワンは、なぜ自分らの邪魔をするのかと問うが、相手は答えることなく、両手の鋭利な爪で斬りかかる。

 その斬撃を避けつつ、グレイハウンドの腹に正拳突きを叩き込んで怯ませた後、背中のアーマーの噴射口からブーストの炎を出して加速させ、加速力を使った蹴りによる追撃を叩き込んだ。

 

「うぉ! 流石は仮面ライダーだな。だがな、私と部下たちは…貴様ら仮面ライダーが居なくとも、改造人間どもから街を守ったのだ!!」

 

 加速力を使った蹴りを受けたグレイハウンドであるが、パワー型のドーパントであるためにタフであり、仮面ライダー無しでシェードのテロに立ち向かい、見事に祖国を守り切ったことを誇りに思いながら、飛び掛かって反撃してくる。

 振り下ろされた爪による斬撃をソリッドワンは防御することなく避け、徒手による反撃を行うも、相手は元軍人が変身しているドーパントだ。叩き込んだ右腕を掴まれ、地面に叩き付けられる。

 

「死ねっ!」

 

 地面に叩き付けられたソリッドワンに対し、グレイハウンドは爪の刺突によるとどめを行うが、背中を排出口からブーストの炎を噴出させ、相手の顔面に体当たりを行い、怯ませた。そこからブースターによるライダーパンチを行う。

 

「ブーストライダーパンチ!」

 

「ぐお!?」

 

 ブーストによる強いライダーパンチを見舞った後、ソリッドワンは空かさずブーストのライダーチョップを叩き込む。

 

「ブーストライダーチョップ!」

 

「グォォォ…! これ以上はやらせん!」

 

 ブーストによる手刀を受け、少なからずのダメージを受けたグレイハウンドであるが、即座にソリッドワンの次なる追撃を阻止するために、軍隊格闘術による体当たりによる反撃を行い、相手を怯ませた。

 ソリッドワンが怯んで後退る中、グレイハウンドはたたみ掛けることなく、倒すべきはずの改造人間の為になぜ戦うのかと問い詰める。

 

「何故だ!? なぜ倒すべき改造人間を助ける!? 奴らは殺戮の為に生み出された非人道兵器だ! 悪しき兵器を破壊することに勝る正義が、貴様らにあるとでも言うのか!?」

 

 このグレイハウンドの問いに、ソリッドワンは背中の排出口からブーストを噴射させてバランスを取ってから答える。

 

「あるとは言えない。だが、今のあんた達は憎しみに囚われて暴走している! 怪物と同類だ! 俺たち仮面ライダーは、それを止めるために来た!」

 

 返ってきた答えで、自分たちを怪物呼ばわりされた事にグレイハウンドは激怒する。

 

「我々が怪物と同類だと…!? 貴様、人類の為に改造人間と戦う我々を怪物呼ばわりしたのか!? 許さん、許さんぞ仮面ライダァー!!」

 

 激怒して飛び掛かるグレイハウンドであるが、何故か利き手である右爪の攻撃をせず、左爪による振り下ろしに切り替えた。この時、ソリッドワンはこれまでグレイハウンドが、出来る限り右側への攻撃を避け、こちらの攻撃が右側に来ないように立ちまわっている事に気付く。

 

「(奴の利き手は右だが、何故か左手による攻撃をしている。それに、こちらの右側への攻撃が来ないように立ちまわっている。やはり、右眼が潰れている所為か?)」

 

 右側から攻撃を避ける素振りを見せていたことに気付いたソリッドワンは、自分が相手の右側への反撃が出来るように避けた。すると、グレイハウンドは右側から攻撃されないように、右腕の振り払いを行い、左爪の刺突を行う。これで、ソリッドワンはグレイハウンドが右側面からの攻撃に弱いことを見抜いた。

 

「(やはり右側面から攻撃が来ないように立ちまわっている。右目の視力が無いと言う証拠! 奴の弱点は右への攻撃だ!)」

 

 そうと分かれば、ソリッドワンは相手の攻撃が来た時に、合わせるようにブースターを吹かせ、右側面へと回る。これにグレイハウンドは即座に振り払いで追い払おうとするが、ソリッドワンはそれを読み、更に右側面へとブーストへ回り、ブーストパンチによる攻撃を行う。

 

「ぐぉ!? 貴様、俺の弱点を…!」

 

「もう貴様の弱点は分かった! 右を取られたお前に勝ち目はない! 降参するんだ!」

 

「降参だと? 降参など、するものかァーッ!!」

 

 弱点である右側面を取ったことで、相手に降伏を促すソリッドワンであるが、グレイハウンドは更に激昂し、攻撃を強める。これにソリッドワンは対応して振るわれた左爪を取り、ブーストと剛力で圧し折り、空かさずに放たれた左爪を同じくブーストと剛力で圧し折って見せた。だが、グレイハウンドは諦めず、まだ残っている両足の爪による斬撃を行う。

 

「ぬわぁぁぁっ!!」

 

「無駄だ!」

 

 右足の爪や左足の爪と言う連続した斬撃による蹴りに、ソリッドワンは上手く対応し、その全てを圧し折った。それでもグレイハウンドは諦めず、牙による噛み付き攻撃を行うも、それすら圧し折られてしまった。

 

「仮面ライダァァアーッ! まだだぁあぁああーッ! まだ終わってなぁあぁあーいッ!」

 

 狼男型のドーパントとして、全ての武器を破壊さてしまったグレイハウンドであるが、ジークフリートとして自身の身体に染みついた軍隊格闘術による体術で、尚も攻撃を仕掛けて来る。

 

「爪や牙を圧し折られても、まだ向かってくるか! ならば、とどめだ!」

 

 弾丸の如く速さで放たれる拳や蹴りを躱しつつ、ソリッドワンはとどめの一撃であるライダーキックを行う。左足で地面を蹴って跳躍した後、右足だけブーストを吹かせ、強烈な回し蹴りをグレイハウンドの顔面に見舞った。

 

「グァァァっ!!」

 

 その蹴りを受けたグレイハウンドは吹き飛び、全身から火花を散らしながら爆発する。

 

「ファルツ中佐、バレンストロート大尉、ロスマン中尉、そしてイェンセン少尉…! 仇を取れず、本当にすまない…!」

 

 爆発が晴れた後、強制的に変身を解除されたジークフリートは、かつての戦いで散って行った部下たちの名を口にしながら倒れた。これにソリッドワンは、自分の足元に転がって来たグレイハウンドのガイアメモリを踏み潰し、何も口にすることなく別のドーパントの対処へ向かった。

 仮面ライダーソリッドワン対グレイハウンド・ドーパントの戦いは、前者であるソリッドワンが勝利を収めた。




今までやって来たけど、三人はちとキツイな。

そう言えば、本編の方で、ジークフリートが出るそうです。
オリーブドラブさん、宣伝ありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。