本名:芳賀 鉄夫(はが てつお)
性別:男
年齢:35
簡単な外観の特徴:オモチャのくるみ割り人形(サーベル所持の騎兵隊)を人間サイズにそのまま大きくした不気味な怪人。
簡単な能力:強靭な肉体とサーベルによる剣術など、近接戦を得意とするドーパント。さらに特殊能力として、顔を自由に巨大化、大きく開いた口でどんなものでも"噛み砕く"ことができる。
概要:妻と5歳の娘をテロで失った男_芳賀が『ナッツクラッカー(くるみ割り人形)』のメモリで変身する怪人。
キャラ提供は黒崎 好太郎さん
ドーパント名:レーザードーパント
本名:白岸 リオ(しらぎし りお)
性別:女
年齢:16
簡単な外観の特徴:銀色のスラッとしたボディ、頭部は前後左右に円形の単眼が付いている。
簡単な能力:手のひらや単眼からレーザーを発射する。本人の意志でそのレーザーは威力の調整や湾曲、拡散も可能である。
概要:『レーザー』のメモリを使う小柄な少女。戦闘の際は機械のように振る舞い、「殲滅」や「追撃」等単語だけで済ませる。
キャラ提供はハナバーナさん
ドーパント名:エジプト・ドーパント(Egypt、『古代エジプト文明』の記憶)
本名:遠来 呉羽(とおら くれは)
性別:女
年齢:28
簡単な外観の特徴:金と青で彩られたツタンカーメンのマスクを模した頭部を持ち(両側に目が刻まれている他、顔はアヌビスと同じ狼や犬のよう)、両肩には手に乗ったピラミッド状のアーマー、所々に包帯のような布を巻き付けた黒いボディにファラオ(エジプトの王)の衣装束を身に付けている。
簡単な能力↓
・ファラオの装身具の一つ、ウアス杖に似た形状を持ち、 杖の頭の部分から鎌状のエネルギー刃を出力可能な専用武器「エジプサイズ」を用いた棒術及び斬撃。
・金装飾部分から太陽光に匹敵する光を放って敵の目を眩ませる
・頭部両側に刻まれた目から怪光線を放つ
・巻かれた布を伸ばし、敵を拘束する
・両肩のアーマーからピラミッド型のエネルギー波を放ち、対象をその内部に拘束する
簡単な概要:人類守護戦線のメンバーであり、過去にシェードによるテロで夫と幼い息子を失った過去を持つ女性。
キャラ提供はMagaponさん
クーデター実行を前に、襲撃して来た人類守護戦線に対し、首謀者である小久保左近は反撃を命じた。
それに応じ、クーデターに投入されるはずである軍用マス・ライダー二十体と元陸自や賛同する現役隊員らで混成された
「敵の増援だ! 凄い数だぞ! マス・ライダーも居る!!」
改造人間を殴り倒したアダプトは、増援として現れた62式7.62ミリ機関銃や84ミリ無反動砲、81ミリ迫撃砲と言った重装備の歩兵大隊と警察が運用するタイプとは違うマス・ライダー五体が現れた事を知らせる。
これに人類守護戦線に属する数体のドーパントが突っ込むが、歩兵大隊は実戦経験はないが、数々の演習で十分な訓練を受けており、迫撃砲の砲撃と84ミリ無反動砲のロケット弾による攻撃で吹き飛ばされる。ダメージによって強制的にメモリが排出され、変身が解かれて人に戻ったところで、機銃掃射で射殺された。
「ど、ドーパントの身体を貫通した!?」
現れたマス・ライダーも脅威であった。警察用は被害を拡大させない為、リミッターを掛けられているが、軍用に納品されているタイプは破壊力を上げるために解除され、装備の破壊力も警察用とは段違いであった。持っているライフルの実包は大口径で、怪人用と言うよりか、戦車や戦闘ヘリとの戦闘を想定されており、ドーパントの皮膚ですら容易く貫通できるほどの威力を持っていた。
「クソったれ、あんなの受けたら覚える前に死んじまう!」
「なんて奴だ! クソ!!」
歩兵大隊と五体の軍用マス・ライダーの登場により、戦況は小久保一派の方へ傾いた。フォートレスの皮膚を貫通しかねないのか、無理に退避させている。
「好きにしやがって! こん畜生共が!」
『ナッツクラッカー…!』
「脅威を殲滅する」
『レーザー…!』
自分らを圧倒する小久保一派らに対し、人類守護戦線である
芳賀が
『エジプト…!』
「これ以上、同志はやらせない!」
エジプトの名を持つガイアメモリを起動した女性、
金と青で彩られたツタンカーメンのマスクを申した頭部を持ち、両肩に手が乗ったピラミッド状のアーマー、所々包帯のような布を巻き付けた黒いボディのファラオ装束を身に着けた容姿を持つドーパントへと変貌する。
それぞれのドーパントへ変貌した三名は、自分らを圧倒する小久保一派に同じくドーパントへ変貌した者たちと共に突撃を仕掛ける。
「死ねっ!!」
「う、うわっ!?」
機銃掃射の援護を受けつつ、前進しようとした歩兵十人分隊に襲い掛かったナッツクラッカーは、右手に持つ鋭利なサーベルで一人の歩兵を真っ二つに切り裂いた。続けて銃剣で突こうとする二人目の突きを、銃身ごと切り裂き、空いている左手で三人目の胸倉を掴み、その者を銃撃で撃って来る敵兵らの盾にする。
「纏めて噛み砕いてやる!」
「ひっ!? ヒィィィッ!」
「か、噛み砕かれるぞ!!」
ナッツクラッカーは接近戦だけでなく、顔を自由に巨大化できる能力を持っていた。巨大化した顔が大きな口を開けば、歩兵分隊は戦意を喪失して逃げようとするが、逃げられない程に顔が巨大化しており、残り七人の歩兵は下半身を残して噛み砕かれた。
「ワァァァッ!」
「改造人間か! お前も噛み砕いてやる!」
背後から完成体と思われるカニの怪人である改造人間が、雄叫びを上げながらナッツクラッカーに向かってきた。これにナッツクラッカーはそちらに視線を向け、噛み砕こうとする。
「う、うわっ! 俺の皮膚が!? た、助け…」
自身の皮膚の硬さで、噛み砕けないと思っていたカニ怪人であるが、ナッツクラッカーの大きな口はどんな物でも噛み砕くことが出来るようだ。自分の皮膚に歯が食い込んだことに動揺するカニ怪人は、そのままナッツクラッカーに上半身を噛み砕かれる。
そこからナッツクラッカーは他のドーパント等と連携しつつ、機関銃陣地へと前進する。当然、小久保一派もそれを止めようとする。
芳賀が人類守護戦線に参加した理由は、妻と五歳の娘をシェードのテロで喪った為である。彼もフォートレスの建城と同様に、親しい人間の仇討ちに燃えているのだ。
「このくるみ割り人形が! 発射するぞ! 後ろに立つな!」
「攻撃」
味方数名を噛み砕いたナッツクラッカーに対し、81ミリ無反動砲を持つ対戦車兵は照準をそちらに向け、ロケット弾を装填した装填手に背後に立たないように言ってから引き金を引こうとする。それを阻止すべく、レーザーは単眼からその名の通りにレーザーを発射し、対戦車班を引き裂いた。
「殲滅」
敵の対戦車班をレーザーで引き裂いた後、周囲で射撃を続ける敵兵らに向けて手のひらからもレーザーを発射し、次々と殺害していく。レーザーの威力と調整、湾曲は本人の意思で可能であり、拡散も可能であるため、一気に小隊規模の敵兵をレーザーで惨殺した。
「レーザー野郎め、これでも食ら…」
「カウンター」
マス・ライダーはレーザーを脅威と見なし、先に仕留めようと過剰火力なライフルを撃とうとするが、彼女に気付かれ、警察仕様とは段違いの装甲を容易く貫かれ、あっさりと殺害される。ロケット弾や迫撃砲弾も、放たれる拡散レーザーによって迎撃されていた。
リオは人類守護戦線に参加している理由は、ハロウィンの儀堂と同様に不明だ。戦闘の際は機械的な振る舞いが目立つが、普通の会話は出来る。
「目標、二時方向のツタンカーメンの怪人! 直ちに機銃掃射開始…」
接近してくるエジプト・ドーパントに対し、機関銃陣地に居る士官は72式機関銃の射手を務める機関銃手に機銃掃射を命じるが、頭部両側に刻まれた目からの怪光線で胸を撃ち抜かれて死亡する。エジプトの怪光線は、レーザー・ドーパントと同様に防弾チョッキを容易く貫通するほどの威力があるようだ。
「来るぞ! ワァァァッ!?」
近くに居た士官を殺されたことで、やや動揺する機関銃手は照準をエジプトに定めるが、ベルトリングを持つ装填手共々伸びて来た布に拘束されて連れ去られる。そこからウアス杖に似た形状の棒で頭部を殴打され、二人とも殴り殺される。
「死ねぃ!」
二人の隊員を殴り殺したエジプトの背後より改造人間が迫るが、彼女は気付いており、全塗装部から太陽光に匹敵するほどの光を放ち、相手の目を晦ませた。そこから棒術による連続の突きを食らわせ、杖の頭の部分より鎌状のエネルギー刃を出し、怯んだ相手を連続で切り裂いた。
「う、うわぁぁぁっ!?」
切り裂かれた改造人間は爆発し、元の人の状態に戻って地面に横たわる。
エジプト・ドーパントである遠来呉羽もまた、ナッツクラッカー・ドーパントの芳賀鉄夫と同じく愛する者、夫と幼い息子をシェードのテロで喪い、その復讐の為に人類守護戦線に参加していた。
「第四小隊、壊滅! 敵、反撃してきます!」
「改造人間の損耗率、三十パーセント!」
「クソっ! 我らの悲願、邪魔させてなる物か!」
『ロケット…!』
中隊本部にて、こちらが優勢にも関わらず、通信兵らが中隊や改造人間の被害を報告する中、クーデター計画に参加している中隊長の一人がガイアメモリを取り出し、それを起動して生体コネクタにある首筋に差し込む。中隊長が持つガイアメモリはロケットであり、彼はロケット・ドーパントへと変貌する。
「あいつ等にもガイアメモリが渡ってたのか!? あの野郎!」
改造人間を大振りの剣で片付けたレッドオーガ・ドーパントに変身している良太は、小久保一派もガイアメモリを持っていることで、神崎戦太郎が節操も無く広めていることを知る。
「効力射だ! ロケット弾、連続発射!!」
頭部がロケット状なロケット・ドーパントと化した中隊長は、迫る人類守護戦線のドーパント等に頭部を向け、ロケット弾を乱発した。ガイアメモリの力で発射されるロケットの威力は凄まじく、数名が吹き飛ばされてメモリを強制排出され、命中した者は木端微塵に吹き飛ばされた。
「これ以上はやらせねぇぞ! ロケット野郎が!!」
一気に数十名の同志たちがロケット弾の乱射で殺害されていく中、それに激怒した良太は自分に気付いていないロケットに接近し、斬撃を入れ込む。
「うわっ!? こいつめ!」
斬撃を受けたロケットは、至近距離でのロケット攻撃は誘爆の可能性を覚えてか、体術による近接戦闘でレッドオーガの斬撃に対処していた。
ロケット・ドーパントに変身する者は、百人以上の陸上自衛官等で構成される部隊の長を務める男だ。身体に染み込むほどの戦闘訓練や演習を受けており、レッドオーガの斬撃を躱しながら拳や蹴りを的確に入れ込んでくる。
「流石は自衛官だな! だったらこっちも本気だ!」
『レッドオーガ! マキシマムドライブ!!』
ロケットは低級か中級であるが、変身者が実戦経験こそは無いが戦闘のプロであるため、持久戦に持ち込まれれば勝てないと判断して一定の距離を取った良太は、短期決戦を仕掛けるべく、仮面ライダーWが全出力を解放する際に使うマキシマムドライブを使用した。
通常とは違うレッドオーガのガイアメモリのみから発せられる電子音声が流れれば、大振りの剣に解放されたガイアメモリのエネルギーが流れ、血のように赤い刀身が輝き始める。
「大型ロケット弾で効力射だ!」
レッドオーガがマキシマムドライブを行って離れたことで、ロケットは両足を地面に固定し、確実に倒せる大型ロケットを撃ち込んでくる。ガイアメモリの力によって発射された瞬間にロケットは大型船を一撃で沈められそうな大きくなり、目標であるレッドオーガに向けて飛んでいく。
それをレッドオーガは驚くことも無ければ、怯えることも無く、雄叫びを上げてマキシマムドライブでパワーアップした剣を振り下ろす。
「ハアァァァッ!!」
「馬鹿め! 吹き飛んでしまえ!!」
トチ狂ったのかと思い、ロケットは爆風に耐える備えをして勝ったと確信したが、マキシマムドライブで強化されたレッドオーガの剣はロケット弾のみならず、爆発すら切り裂いてしまった。
「ば、馬鹿な!?」
爆発すら切り裂いたレッドオーガにロケットは驚愕し、両足の固定を解いて逃げようとする。だが、それを逃がすレッドオーガの良太ではない。マキシマムドライブが続いている間に、追撃の斬撃を逃げる相手の背中に叩き込んだ。
「ぐ、グワァァァッ!!」
背中を切り裂かれたロケットは、マキシマムドライブの斬撃を受けて爆発した。ドーパント化が解けた中隊長は地面に転がり、ガイアメモリは排出されるが、マキシマムドライブはメモリを破壊する力を持っており、ガイアメモリは破壊される。
「が、ガイアメモリが…!?」
「これがメモリブレイクか」
「え、援護を! 援護…がっ…!」
ガイアメモリが破壊されたことに驚く中隊長を見て、初めてメモリブレイクを見たことに良太は関心の声を上げる。自分の部下に逃げる援護をさせようとする中隊長に対し、レッドオーガは空いている左手で首を掴んで高く上げる。
「は、離して…!」
「ここは戦場だしな。聞いている暇はねぇか」
首を絞められて命乞いをする中隊長に、戦場に居ることを思い出した良太は、聞くのを止め、相手の首を掴んでいる左手の力を強め、首の骨を折って殺害した。
敵のドーパントを仕留めたとはいえ、人類守護戦線はまだ苦戦しているのだ。それに中隊長の他に、小久保一派の誰かがガイアメモリを持っているかもしれない。それに対処すべく、良太ことレッドオーガは次の敵を仕留めるために向かった。
首の骨が折れる音。
まだまだ続きまする。