投 げ つ け る   作:この世全てのクズ

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 もしかしたらパーティクエストの123つなげるかもしれん、どっちがいいすかね。


パーティクエスト:新たなる力 3

 

 

 大精霊様の抱擁からなんとか抜け出し、毛布を掛けて祭壇から降りた夕方、ジェルガードがいる洞窟へと急いでいるとなにか違和感に気づいた。

 

 なにか、痛い?

 

 そう、痛い。

 まるで泡が弾けるようにパチリパチリと痛みが走る。

 

 ソレは波のように儚く、それでいて力強かった。

 

 ? もしかして………。

 

 

 そして、段々ソレが強くなっていく事に気づいて、思い当たる節があった。

 

(簡単な魔物返しを用意してきてある。

 だから安心していい。まずは怪我を治すんだ。)

 

 そう、魔物返し。

 なんでも体内に存在する神秘的なちからを暴走させることで痛みを与える毒なんだそうな。

 洞窟についたら回収しておいて欲しいとも言われていた。

 

 

 しばらくして、洞窟にたどり着く頃には体に電流が走るように痛みが襲いかかってきた。

 ……なるほど、これは回収しないと不味いな。

 

 入口の壁に印が付けられている。

 その下に、小瓶がいくつか埋められていた。

 

 中には白い鉱石と、薄く色がついた液体が入っている。

 それを一緒に埋められていた蓋で栓をした。

 

 これで徐々に毒は散っていくだろう。

 

 ………しかし、ジェルガードは無事なのだろうか?

 フォルマーさんがそんなヘマをするとは思わないが、この痛みだ。

 万が一何かが起こって毒が中にも充満していたら……なんて怖いことを想像してしまう。

 

 何故なら自分はこの小瓶の正体を知っている。

 いや、教えられているからだ。

 

 それは…、高濃度のこの毒を浴びせ掛ける事で、内部のコアから、体を形成している鉱石その全ての神秘を暴走、爆発させる。

 ()()()()()()()だからだ。

 同じものを見たことがある。

 そう、親父が教えてくれた。

 先祖代々教え伝えていることだからと。

 

 子供ながらにぷにが目の前で歪に膨らみ、爆散したのはトラウマだった。

 

 何故、フォルマーさんにがこれを知っているのかは知らないし興味もない。薄められていることからそんなことをする人ではないとわかっているし遺跡調査をしているなら何処かで知ったのかもしれない。

 

 だが、ただジェルガードが心配だった。

 

 

 

「ジェルガード!いるか!」

 

 バリケードを押しのけ、中に入る。

 

 するとそこには………。

 

 

「〜〜ーー♪」

 

 

 

 なにやら上機嫌で踊っているジェルガードの姿があった。

 

 

「へ?」

 

 

 くるりとこちらに振り向く、それは心配していたような姿ではなく紛れもなく元気になった姿であった。

 

 罅が入った体からグラデーションが奇麗な結晶が飛び出し、掛けたところを補完している。

 傷だらけにしてしまった拳は輝くように磨かれ目を惹きつけた。

 

 治っている。

 いや、進化している。

 そういったほうが正しいだろう。

 

 じわりと涙が出た。

 

 よかった。

 治ってよかった。

 

 何故、そこまで気を使っているのか。

 先程、メタルゴーレムを破壊したときには何も感じなかったのに、今更何だというのか。

 

 そんな反論が心の奥底から湧いてくる。

 だが、そんな事はどうでもいい。

 

 それでも、理由をつけるとするならば憧れたのだろう。

 

 人間の様な諦めれてしまう薄っぺらい誇りではなく。

 きちんと自分に自身を持ち、自分を磨くことを忘れ無かったであろうそのあり方に惚れたのだろう。

 

 それが汚された時に本来あり得ない涙を流すほど怒り。

 己を傷付ける事も気にしないほどソレに全力で取り組んでいた姿に魅せられたのだろう。

 

 そして、それをどんな形であれ、邪魔してしまった自分を悔いていたのだろう。

 

「よかっだ、よがっぁ」

 

 ゆっくりと歩み寄り、抱きしめる。

 すると固い手が優しく抱き返してきた。

 

 涙に滲んだ視界に広間の外周に等間隔でならんだ小瓶が目に入る。

 どうやら解毒薬を撒いていたらしい。

 

 だが、そんなことよりも、自分が犯した罪の象徴を抱いていたかった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 だが、もう、目的は果たされた。

 何時までも野生の生物に手を出しつづける訳にはいかない。

 

 お別れの時間である。

 

 

 もう、一人でやっていけるだろう。

 また、自分が関わる前のように自分を磨きつづけるのだろう。

 

 例え、敵に打ち砕かれてしまうとしても、それは自然の摂理であり、関わって良いことではない。

 

 だが、数で囲まれて、粉々に打ち砕かれる姿を想像して、またじわりじわりと視界が滲んできた。

 

 だけど、何処までも惨めな自分はまた、罪を犯す。

 

 首を傾げてこちらを見るジェルガードの首に白いスカーフを巻く。

 

「ごめんな、邪魔だったら外してくれ。

 俺さ馬鹿だからさ、間違えてお前をまた傷づけちゃうかも知んねぇんだ。

 だからコレ、つけといてくんねぇかな」

 

 染物屋のバットさんに頼んで作って貰ったものだ。

 白い生地に青い染料で染められたゴーレムがニッコリと笑っている。

 

「あんなことしてごめんな。

 また、頑張れよ。お前は奇麗なんだから」

 

 行かなければならない。

 ここから出て、この場所を忘れて、次は、塔の辺りに行ってみようか?

 未練が生まれてくる前に、また、来たくなってしまう前に別のナニカで塗りつぶして居心地の良いここを忘れなければいけない。

 

 小瓶を回収して、外に出る。

 

 バリケードは、どうだろう?アイツが出れるように少し開けといてやろう。

 

 

 山をおりる、下りる、降りていく。

 時間で見ればそこまで長くは無い。

 それでも燃え上る様な日々を置いて。

 

 

 そして、最後にもう一度洞窟の方を見ようと思って、尻もちをついた。

 

 

「なん……でここにいる?」

 

 そこには、ジェルガードが着いてきていた。

 ただ、じっとこちらを見つめて。

 

「ど、どうした?山を降りちゃいけないんだろ?

 お前達は鉱石が近くに無いとしんどいんじゃないか?

 な?帰ろう?な?」

 

 だが、山を降りきったらもう、着いてこないだろう。

 

 そう願い。

 

 更に山を降りていく。

 

 後ろから、着いてくる音がする。

 

 ここは、初めて来た時に隠れた温泉だ。

 アレはしんどかったな。

 

 まだ、着いてくる音がする。

 

 もう、草原が見えてきた。

 

 まだ、いる。

 

 

 もう、我慢が出来なかった。

 今日は涙脆いらしい。

 

「なんで、なんでついてくるんだよ!

 何がしたいんだ?!復讐か?ならいいよ!やれよ?!やってくれ!さあ!」

 

 カゴを降ろし、ツルハシを置き、服を開ける。

 

 ゆっくりと近づいてくる。

 

 そして、腕を広げ…………。

 

 

 ゆっくりと抱きしめられた。

 

 目を見開く。

 

 もう、抵抗出来なかった。

 

 

 ただ、溺れていくように、抱き返して泣いた。

 

 悲しい夜だった。

 

 

 

 

 バサリ

 

 

 

 だからだろうか?

 

 それに気づかなかった。

 

 気づいた時には既に遅く。

 

 自分たちは焼かれていた。

 

 

「ああああ嗚呼あアアアアアア!!!」

 

 

 肌が引きつり声が出る。

 

 何にやられた。

 どうすれば逃げられる。

 痛い痛い痛い痛い。

 

 そんな思考を殴りつける。

 

 今やらなきゃいけないことは一つ。

 たったシンプルな答えだ。

 

 せっかく人がなんかいい感じの時に来やがって。

 ブチ頃がしてやる。

 

 掲げた手に炎の投槍が出来ていく、何処か淡いそれをしっかりと握りしめた。

 

 手袋が焼け落ちたがそんなのどうでもいい。

 

 じゅう、と肉の焼ける音を奏でながら握りしめる。

 

 狙いは付けた。

 あの空に飛んでる赤トカゲだ。

 

 何故か分かる。

 ()()()()

 

 だが、足りない。

 

 まだ、足りていない。

 

 

 ああ、今なら分かる。

 

 アミュレットから繋がっている力を今だけは、この瞬間だけでも乱雑に手を掴み抱き寄せる。

 

 顔は逸らさず、背を向けるほどに体を反り、構える。

 

 

 後はご機嫌な言葉があればそれでいい。

 

 

 

「龍穿ち」

 

 

 手に持った槍に力が注ぎ込まれる。

 その色は赤を通り越し白へと達し、極彩へと至る。

 

 

 そして、捻れを戻し開放された力を集め、放つ。

 

 それは一瞬で加速し、飛翔。

 真っ直ぐ竜の顔へと飛んでいき、その瞼に突き刺さった。

 

 そして、一拍。

 

 暗闇を極光が塗りつぶした。

 

 

 そして、光りが晴れると、そこには顔を灼かれた龍がいた。

 その鱗は焦げて剥がれ落ち、眼球は沸騰してあらぬ方向を向いている。

 

 だが、無理やり力を引き寄せたからだろうか?

 その力は本来には及ばず、消し飛ばす事は叶わなかった。

 

 

 ふらふらと逃げ帰っていく竜を尻目に、求めている影を探す。

 

「ゴホッ、オエッ、おい!大丈夫か!」

 

 

 その声に答えるようにヒョコリと背後からその姿を表した。

 少し焦げているが、なんというか元気になっている気がしてくる。

 

「なんだ……その…帰るか」

 

 

 

 朝が近づく山の中。

 2つの影は元いた場所へと帰っていくのであった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 大まかな形をノミで作り、やすりで整えていく。

 

 すると、何をしているのか気になったのかヒョコリと肩越しに覗いてくる。

 

「これか?あるものを作っててな。

 アトラトルって言うんだ。これがあればあのクソトカゲの顔面をぶち抜けるかもしれねぇ」

 

 

 柔らかく笑っている()()()の頭を撫でる。

 

 穏やかな日だった。

 

 

 

 何があったか。

 それは野暮なものだろう。

 

 

 ただ言えることは、ジョーダンに家族と思える様なヒトが出来たのだ。





 なに?超人じみてきてるなって?そりゃあ死んでも生き返るって言われてるエリキシル剤を短期間で二本も飲んでるから多少はね?ライザ達?アイツラは既に超人でしょ。大木の丸太を持ち運ぶ様な奴らだぞ。

 あんだって?魔獣殺すマンの竜がこんなとこにいるわけ無いって?そこに魔獣殺したうえで一部を持った男がいるじゃろ?

記憶ガバしてるかもなんで、どうします?

  • ライザを1からやり直してこいダボ
  • ライザとそこまで関わってないからいいよ
  • そんなことより毎日投稿するんだよ
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