すまない。
頭の中にはそれっぽいのがあるのに文章に出来なかった、これだけおまたせしてこんな物をお出ししてほんとうにすまない。
これは書き直すかもしれないのとしばらく何を書きたいか考えるためおやすみします。
10/7書き加えたり色々しました。
パパイアさん誤字報告ありがとうございます。
火竜の騒ぎからはや2日、よく晴れた夏の日、自分は大精霊様に呼び出されていたのであった。
ヒイヒイと言いながら照りつける日の中を進んでいく。
今日は雲一つ無い快晴であり、加えて水を持ってくるのを忘れてしまったせいでこんな事になっていたのであった。
ゴーレム達に見つからないように岩の影に隠れつつ進み、やっと山頂へとやって来た。
『おそい。遅いぞ。
呼ばれたらすぐ来るものではないのか?それにわざわざ離れた所に行きおって。あの島は干渉しずらいから好まぬ、それに彼処は……、いや、まだ必要なのか……。』
しまった。もしかしたら既に機嫌が悪いのかもしれない。
『む、それどころでは無かったな。
早速用事だ。あの谷の方向に塔が見えるな?彼処に行ってこい。その一番上の所に大精霊がいる。そいつの様子を見てくるがいい』
大精霊……。さて、なにか好み等はあるのだろうか?貢物を持って行くとするならば何かしら情報が欲しいところではあるが……。
『貢物?ふぅん。いや、今回は要らないと思うが。それに、せっかく持っていっても無駄になる気が…、まあ好きにするが良いただし、期限がある。そうだな、日が4度沈むまでにたどり着くが良い、力を貸してやっているのだ、出来ないとは言わんな?』
しかし、期限か……。なにか理由があるのだろうか?
『実はな、前回の呼びかけた時にどうも反応が悪いようでな。それに、何時もは何かと一番に動く奴が遅刻ギリギリでやって来おった。もしや力が弱まっているのやもしれぬ。それに、あの樹の事もあるしな……』
ふむ、よくわからないがなにやら理由があるらしい。
それならば、早速帰って準備をせねば……!おっと。
『何を帰ろうとしている、せっかく来たのだまさか、何もせず帰るなどせぬよな?』
………どうやら、動き出せるのは明後日ぐらいからだろうか?
◆◆◆◆◆
リーゼ峡谷を小瓶を抱えて駆け抜けていく影があった。
そう、ジョーダンである。
作戦はこうだ。
峡谷に住む魔物は強いからまともに戦っていたらつく頃には日がなんどか落ちてしまう。
しかし、走り抜けるのならその限りではないのだ。横を全速力で駆け抜けて、後を追わせなければいい。
そこで役に立つのがこの魔物返しの薬だ。
あれ以来なかなかフォルマーさんに合う機会がなく返せていなかったのを使わせてもらうことにしたのだ。
これがあれば後方に流れる煙を嫌って魔物は追いかけて来ないし例え前が塞がれていたとしても煙が充満すれば追い払う事ができる。
なに?ブチギレてこっちきたらどうするのかって?
………どうしようね?まあ、大抵の生き物は火で炙れば逃げるだろう。逃げるかな?
ウオッホン。そんな事はなんでもいい。
青いイタチや黒いでかい奴は燃やせば逃げたし、空とぶトカゲはこちらに近寄って来なかった、決して卵を踏み抜いて怒らせて
そして、やっとのことで塔にたどり着いた夕方、近くで見る塔は大樹がまるで蛇が絡みついてこちらを狙っているように見えて不気味だった。
……え?俺今からここに入るんすか?
『はやくいけ』
何処か急かされるような気配に背を押され、渋々近づいていく。
だがその時事は起こった。
上ばかり見上げていたからだろうか?
地面に落ちていた樹の破片に躓いてしまい中身を少しこぼしてしまった。
しまった。
気を抜いてしまっていたのだろう。
周囲を見回し、改めて塔に侵入しようとしたその時だった。
ボコリ
何か異音がした。
普通自然の中では聞かない音がすぐ近くから聞こえてくる。
今通り過ぎた場所からだ。
振り向いたそこには美しかった何処か神聖さを感じる木片は無く、青かった結晶はどす黒い青紫に染まり、表面がボコリと泡立ち溶け流れ、樹皮はひび割れ、今も罅が走り続きている。
そして、限界に達したように激しく光を撒き散らした後、
パァン
破裂した。
樹から生えていた結晶が弾け飛び、飛び散った樹の破片自体がグズグズに腐り落ちていく。
思わず自分が持っている物を見直した。
ああ、知っていた。これが恐ろしいものであることは。
それでも、その恐ろしさを思い知る事になったのだった。
◆◆◆◆◆
気を取り直して塔の中を登っていく。一人でに動く鎧や床を泳ぐ鮫?を薬で追い払い、大きな結晶が納められている階にやってきた。
壁の一部が空いており、外から樹が入り込んで来てしまっている。アレはなにか理由があるのだろうか?
これは、図書館とかいうやつなのだろうか?本で聞いた事はあるが島には無いからあっているかわからないな。
さて、まだ登るのだろうかと少しうんざりしながら階段を探しているとソレは
大きな玉座に、何処か蝶の羽を思わせる黃と緑のグラデーション。そして、その天をつく角。
そして、その存在を外見通りのただの少女とは違うことを決定づける様に雷を纏っている。
ソレはまさに雷の大精霊と言えるものであった。
『ふむ、久方ぶりに見る人間だな。
その首飾り、そうか、火が気にかけている信者はお前か。
この前は周りがよく見えなかったからな、まあ、勘で落としても当てられるところが大精霊というものだがな』
おっと、見とれている場合ではないな。
先ずは貢物を用意しなければ
『だが、力を貸したとあらば言葉はいらんな』
………、おや?
もしかして、遅かったか?
『そら、せいぜい我を楽しませてみよ』
ぱっと見では何も変わっていないように見えるだろう。
だが、変わった。
先程までの懐かしむ様な目から殺気立つ目付きへと変わっている。恐らくこのままボケっとしていれば大精霊様的に言うとボッと消されてしまうのだろう。
貢物をその場に捨て置き、ツルハシを手に取ろうとして、
『慄け』
衝撃を受けて、膝をついた。
ビリビリと手の先が痺れ、力が入らず、ビクリ、ビクリと体が勝手に跳ねる。
だが、ここで死ぬ訳には行かないと足に力を入れて、
『散れ』
閃光。
眼前に迫っていた雷球が弾け自分の体を電流が包み込む。
ガクリと力が抜けて地を跳ねることになった。
言うならば圧倒的な相性不利。
まだ、風や火なら爪を立てる程度なら出来たかもしれない、だが、雷速で迫り、触れれば電流が体を走り回り麻痺させるというこの性質、たった一人のジョーダンに良く効いたのだ。
一息に焼き尽くさないのは慈悲と言えるのだろうか?
倒れ伏すジョーダンに地面を走る雷が鞭を打つ。
『沈め』
なんとか迫りくる電球をそらそうと魔石柱を投げるものの降り注ぐ雷がそれをあざ笑う。
近づける訳もなく、魔法を使おうも構える時間すらくれない。
なにせこちらは集中して形を作り上げ無ければいけないのにあちらは手を降る、杖を掲げる。これだけのアクションでそれを実現してしまうのだから。
『ふむ、ここまでか、ならば本気で行くぞ』
飽きたのだろうか?
大きな、大きな大電球をつくり上げていく。
アレを食らったらまあ、炭が残ればいい感じだろうか?
だから仕方がなかったのだろう。
迫る死の中必死に色んな物を投げつけていく。
拳大の石、水の入った革袋、小振りなナイフ、小さな小瓶、変えの靴、次々と身につけているものを手当たり次第に手に取る。
パリン
………。
今、何を投げつけた?
霧散するように大電球が解けていく。
『うギッ゙、おええええええええ』
何を投げつけてしまった?
ピシッビシビシビシ
『これは、この薬はまさか』
ああ、聞こえる。
子供の頃聞いた様な音が。
体が壊れるような音が聞こえる。
パキパキパキと乾いた様な音がなり、ブツンとちぎれる音がする。
「あっ、違っ、そんな。またっ」
手を伸ばす。
伸ばした手の向こうには、目を当てたくないような光景が広がっていた。
美しい肌は見る影もなく、紫色に変色した線が至る所に走り、そのお腹はおぞましいほどに歪に膨らんでいる。
手の甲や腿などがどす黒く腫れており、体の中身を押しのけて膨らむソレは大切な骨や筋を壊していく。
目は片目が弾け、残った目も血管が膨らみ今にも破裂しそうだ。
ああ、なんということだろう。
崩れてしまう。
何処か思っていたのだ。
大精霊様は完璧で圧倒的な上位者であると。
だが、それが今壊れつつある。
まるで手が届いてしまう存在であるようで。
『なかなか、やるではないか。
神秘の扱いに長けているとはいえこんな薬を我に投げつけるなぞ良くやったものだ』
ああ、だが違うのだ。
どれだけ醜い姿になろうと、どれだけ耳に痛い金切り声を上げようともその在り方は変わらないとでも言うように。
まるで
「違っ、いやっごめっ、ごめんなさ」
思わず謝罪が漏れる。
まるで親父に怒られた時の様に声が震え出てこなくなる。
『謝るな。
なに、殺すか殺されるかの二択なのだ。こういう事も多々ある。そういうのはここで見てきたからな』
だが、それすらも受け止めんと言うのだろうか?
その人の様でヒトならざる視点からしたらそうですら無いのだろうか?
その歪になった顔で笑う。
『ま、さか制御しきれないとは、あやつらもなんぎなものをッ』
腹がメリメリと裂け弾けていく。
空気が抜ける様な音を立ててあちこちが歪に膨らみ中から雷が食い破って出てくる。
そして、その形を丸める様に折りたたみ。
ぱぁん
弾けた。
終わりはあっけなかった。
ミシャリと体が曲がりちぎれ飛び、あちこちに臓物を散らしていく。
そして、
ドオオオオオオン!!
内側から溢れた雷が焼け焦げた下半身の一部を残して吹き飛ばした後に、拳程の大きさの結晶を残した。
だが、美しかったであろうその結晶は黒く濁り、その表面には大きく罅が走っている。
そして出来た溝からはその薄暗い黄色とは似合わない紫の結晶が生えてきている。
そして、一際大きな亀裂が入った。
バキリと言う音と共に閃光が溢れ出した。
そこから先は何が起こったかは知らない。
胸に光が突き立ったかと思えば目の前が真っ白になり、気がつくと途切れ飛んできた指と焼け焦げた玉座、突き刺さった杖だけが残っていた。
◆◆◆◆◆
「ぐっ、うぐぐぐぐ」
明るい光で目が覚める。
どうやら眠ってしまっていたらしい。
大精霊様の玉座から身を起こす。
…………?なにか抱いている?
!!!!?
思わず飛び上がる。
だからだろうか?グラリと玉座が傾いた。
赤い鎧が目に入る。
……………。
アレ?こっち来てね?
ズンズンと歩を進めてくる。
ちょっ、やばいヤバいヤバイ。
慌ててなにかないか探すが何も無い。
慌ててカゴを探すも焼け焦げた場所に転がっている。
今から行っても間に合わない。
というかやべぇ、なんかもう一体いた上に目があった。
逃げることも出来ず二方向から迫ってくる赤い鎧に対して玉座の上で立ち上がって拳を構えてみる。
その時だった。
パチリ
宙に紫電が走った。
その雷は段々勢いを増していき、やがて人の形を作り上げた。
『やはり、玉座はここにあったか。
回収する余力も残せ無いほど消耗させられてしまうとは前の"我"は何をしたのだか』
コツリと音を立ててこちらへ歩いてくる。
さっきまでこちらへと向かっていた赤い鎧もいつの間にか姿を消している。
『さて、色々と聞きたいことはあるが、取り敢えずだ』
あの瓜二つの美しい顔で今、目の前にいる。
『その咥えている我の指と握り締めているひび割れたコアを渡してくれるな?』
プイッと顔を逸らす。
ああ、ここらへんは空が見づらいな。
『おーい、聞いているか?何も無理やり取り上げる訳では無い。
新しい綺麗なコアも作り上げて見せよう、それともそうだな。
力を求めるなら加護を与えようか?さあ、醜いソレを渡し給えソレは存在してはいけないものだ、わかるだろう?』
すぅーっと指を吸ってみる。
なんだろう落ち着く、ていうか甘くね?ていうか甘いな?
もしや噛んだら美味しい?
『おい!何をしている!ソレを渡せと言っている!舐めるな吸うな甘噛するなこそばゆい!』
んー、貢物は渡せなかったしなんか疲れたし一回帰って出直すか。
『おい!何処に行こうとしている!なに帰り支度を始めているんだ!帰るんじゃない!このッ!なんでこんな時だけ避けるんだ!』
一度だけ振り向いてペコリとお辞儀すると何も言わずにジョーダンは去っていく。
その胸元のアミュレットには赤の光に黄の光が寄り添っている。
『置いてけー!そのっ、ひぅっ、指とコアをおいていけえええぇぇぇ!!!』
その大精霊の声は塔に木霊したと言う。
久しぶりに編集してたらパーティークエストのやつとか素で名前間違えてるのに気づいて無くて笑っちゃいましたね。
何時もノリと勢いと思いつきで書いてるんですみませんね。
治る癖ではないと思いますが気をつけていきたいです。
大精霊様のキャラはその場のノリと自己判断で決定しております。一晩寝て違和感あったら変えるかも。