投 げ つ け る   作:この世全てのクズ

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 初ターン特有の2回行動。

 アトリエたのちぃ

 そっかぁ、うにー!とかは聞けないのかなぁ(未クリア)


 トラウマの 六角形の 塊か

 

 ジョーダンは手紙を抱えて走っていた。

 

 何やらいいとこのお嬢さんが行方不明になったらしいがなんと無事に見つかったそうだ。

 

 獣に食い漁られた無惨な死体に成る前に見つけられたのはいいことだ。

 

 しかし、そうなったら捜索隊を呼び戻さないといけない。

 

 そんなときの自分である。

 

 

 これから小舟で湖を渡り、この手紙を見せて回らないといけない。

 

 ふと、子供と目があった。

 

 

 挨拶もなしに通り過ぎるのは如何なものか。

 普段回らない頭を回す。

 

 そして、電流が走った。

 

 

「捜索隊に少女の無事を伝える男、ジョーダン!

 ………うっ、すみませんねすぐ行きますね」

 

 

 キマった、筈だった。

 

 井戸端会議をしていたはずの親御さんがこちらをギロリと睨む。

 

 残念でもないし当然だった。

 

 格好付かないまま、そそくさと逃げることしかできなかった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 護り手の皆さんに手紙を渡し、一息ついた逢魔ヶ時、頭の中にティンときた。

 

 そうだ、森に行こう。

 

 

 何時ものボロ小屋のさらに奥深くへとズンズン進んでいく。

 

 すると崩れた遺跡だったものが見えてきた。

 

 ししょーは、居ないようだ。

 

 

 さらに奥深くへと足を踏み入れる。

 

 途中ぷにやイタチが襲いかかってくるが、ぷになど可愛いだけだしイタチには秘密兵器が効く。

 

 

 そうして歩いていると見えてきた。

 

 

 不思議な模様をした柱が立ち並び、結晶があちこちに生えている。

 

 

 そして、その中心にいるのが、

 

 そう、でかぷにだ。

 

 

 この人間大の大きさのぷには大きい。

 

 それだけで脅威だ。

 

 ぶつかったら普通に押し倒されるし、子供が出会おうものなら骨折ではすまないだろう。

 最悪は内蔵破裂からのミンチだ。

 

 だが、決して悪いやつではない。

 

 花の精よりもまだ話が通じる方なのだ。

 

 ブンブンうるさい籠からそっとそれを置き下がる。

 

 

 するとでかぷにはゆっくりとそれを食べ始めた。

 

 咀嚼、咀嚼?歯はあるのだろうか?

 

 そんなことを考えながら様子を見守る。

 

 そして、食べ終わったのかこちらを確認して、目をそらした。

 

 どうやらお許しが出たようだ。

 

 

 刺激しないようにゆっくりと近づき寄りかかる。

 

 ひんやりとして気持ちがいい。

 

 既に何十回と繰り返してきたルーティンだった。

 

 

 でかぷには温和だ。

 しっかり貢物を渡して驚かせるようなことをしなければ襲われる事はない。

 

 もちろん、長い間接して来たからというものもあるだろう。

 

 

 それでも、これは誇れることの一つだと考えている。

 

 

 ひんやりとしたでかぷにの体に寄りかかっていると睡魔が襲ってきた。

 

 思えば今日はかなり走った。

 

 

 柔らかい体に体を預けてゆっくりと眠りについた。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 それからしばらく森で暮らすことにした。

 

 どうせ仕事は便利屋がいるから大丈夫だろう。

 あいつも仕事が回ってきて嬉しいはずだ。

 

 きのみを食べて、ツルハシを磨き、ぷにと寝る。

 

 3日ほどしたらあまり好戦的ではないぷにも慣れたのだろうか?

 

 寄っては来るが襲いかかる事はなかった。

 

 

 だから、持っているそれを渡してしまうのも仕方がないだろう。

 

 嬉しそうにそれを頬張るぷにはとても可愛いかったとだけ伝えておこう。

 

 

 

 しかし、まだ仲良くなれないやつもいる。

 

 

 そう、花の精だ。

 

 普段ならちょっと水を分ければ遊んでくれる筈なのに、頭を触ろうとしたのを嫌ったのか襲いかかってきた。

 

 背負った籠の中に手を入れて……踏みとどまった。

 

 このまま投げつけるのは如何なものか。

 

 ここは引いて、後でご機嫌取りをするべきなのでは?

 

 ヨシッ、方針は決まった。

 

 

 放たれる魔法に注意しながらジリジリと距離を取る。

 

 今は撤退させてもらうとしよう。

 

 

 よし、もう少しだ。

 

 あとすこ

          かさっ

 

 

 !!!!

 

 

 今、確かに足音が聞こえた。

 

 跳ねている感じはしないからぷにでは無い。

 

 花の精達は浮いている。

 

 つまり、残る答えは………オオイタチか!

 

 

 先程手放したそれを手に取りノールックで投げつける。

 

 たっぷり蜜の詰まったハチの巣は緩く回転しながら飛んでいき。

 

「きゃっ!」

 

 

 当たった!追加にもう一つ投げつけながら()()()のハチの巣を取り出し、ツルハシを抜く。

 

 

 そして振り返った先にいたのは、

 

 

 

 人間だった。

 

 

 その艷やかな肢体に黄金に輝く蜜が伝い、そのボディラインを確かなものにしている。

 

 綺麗な肌色をした内ももを流れていく蜜に思わず目線が引き寄せられる。

 

 そして、その股間と顔面には砕けたハチの巣がついていた。

 

 なるほど、見せないというのもあるのか。

 人間なのが惜しいな。

 

 

 そこまで眺めて気づく。

 

 あれ?ライザじゃね?何してんだコイツ。

 

 

「うわっ、エッロ」(やべっ、すまんな大丈夫か?)

 

 

 ピタリと音が消えた気がした。

 

 手に持った戦闘用に置いておいたハチの巣から出てきたローズビーと花の精が争っている音だけが聞こえてくる。

 

 

「おーい!ライザ大丈夫かい?」

 

「ライザ!先々行くなよ。………ライザ?」

 

 

 そして男衆もやってきた。

 

 これは……まずいな。

 

 

 男達が見守る中、ライザはゆっくりと顔を拭い、その般若面を見せつけた。

 

 もしかしたらライザをここまで怒らせたのは俺ぐらいじゃないのか?

 

 

 肩を震わせながら杖を取り出す。

 

 まあ、仕方ない。

 

 殴られるぐらいは甘んじて受けるか。

 

 

 そう思って覚悟を決めるために強く瞬きをして、

 

 

 視界にトゲついたナニカが飛んできていた。

 

 

 ??!

 

 

 えっ何それは?

 

 

 

 飛んできたナニカは顔を庇った腕に当たり、弾けた。

 

 

 パァン

 

 

 針が周囲に弾け飛ぶ。

 

 

「ちょっ、ライザ何してんだよ!」

 

「そうだよライザ!危ないよ!」

 

 

 杖から何やら色んな物が飛び出てくる。

 

 変な形した袋や爆弾がこっちの命を狙ってくる。

 

 

 やべっ

 

 

 

「すいませんっしたあぁ!!!」

 

 

 初めて吃らずに謝罪できた気がする。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 その後、ライザは泣き出してしまった。

 

 何やら穢されただの、なんで私ばっかりとか聞こえてくるのを男達が宥めている。

 

 

 ………ほんっとーに申し訳ない。

 

 

 そんな気まずい中、島へ向けて舟を漕ぐのだった。

 

 

 

 

 ………、しばらくセクハラはしないようにしよう。

 






 ジョーダンの籠

 底はインゴット、籠の網はスタルチウムで出来ており、とても高価な物。

 それは、籠と言うには余りにも重く。
 いざというときの武器になる。

 二重底になっており、鉱石を入れることで冷やしたり熱したりも出来る。

 15歳の時に、鍛冶屋に頭を下げて手伝わせてもらった思い出の品。

誰が好き?

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