投 げ つ け る   作:この世全てのクズ

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 アンケート見るとやっぱりライザが人気みたいですね。
 皆がどんなところが好きなのか性癖を語ってみよう!(露骨な感想稼ぎ)

 ところで、そんな人気者のライザにセクハラしてるこの作品は許されているのでしょうか?



 砕け散る 神秘を秘めた クリスタル

 

 

(ん?あれライザか?)

 

 港での品物の積み込み作業を終え、ジョーダンは旧市街地にある寝床へと帰っていた。

 

 積み上げられた瓦礫の前で何やら遊んでいる。

 そういえば、明日あの瓦礫を片付けろって依頼が来てたっけか。

 

(この前のこともあったし見つからないほうがいいよな)

 

 

 お互い、いいことは起きないと考え、黙って後ろを通り過ぎることにした。

 

(しっかし、今日もいい尻してるよなぁ、なんでそんなにズボン短いんだ?)

 

 ジョーダンは色々なことに無頓着な男である。

 

 

 エロいという目で見ることはできても、お洒落を理解することは出来なかった。

 

 

 その時、ライザ御一行がこちらへと下がってくる。

 

 一体なにが始まるのだろうか?

 

 

 こういうときは大抵ロクな事は起きないのである。

 

 

 どおおおおおん!

 

 

 突如、爆発した。

 

 

 

 ドッキーン!と心臓が跳ねる。

 

 何かが瓦礫を吹き飛ばしたのだ。

 

 ライザ達が嬉しそうに瓦礫だったものに近寄っていく。

 

 

(あれは………本で見たことがあるな。爆弾ってやつか。

 あれがあればこの前みたいに囲まれたときもどうにかなるのか?)

 

 

 この間笑顔で腹パンを叩き込んできた石野郎?女郎?を思い出す。

 

 何故か、ズキリと腹に痛みが走った気がした。

 

 ………嫌なものを思い出した。

 

 

 

 そうだ。

 貢物を届けに行こう。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

「ホウッ!トゥッ!ヤッー!ホアッー!」

 

 ボロ小屋の前でジョーダンは立て掛けた木の板に向かっていい感じに削った魔石の欠片を投げていた。

 

 そう、貢物を届けに行くと言っておきながら日和ったのだ。この男は。

 

 脳裏にチラつくのはあの時の思い出。

 

 

 じりじりと縮まる包囲の輪、無くなっていく鉱石、目の前を掠める岩の拳。

 

 そして、夢にも見るあの時がやってくる。

 恐ろしいほどにきれいな笑顔でこちらを壊してくるのだ。

 

 鎧を着ているわけでもないこちらはたまったものではない。

 あっさりとその形を崩していく。

 

 ひしゃげる腕、潰れた視界、大きく凹んだ体。

 そして、最後の時がやってくる。

 

 あの、大いなる存在の笑い声が響く中、視界が岩石の壁に埋められ水気を含んだ音とともに自分がすり潰されていく。

 

 そして、フワッと浮くような感覚とともに、もはや人と言えなくなった自分の体を見下ろして目が覚める。

 

 目が冷めたら汗がでびしょ濡れだ。漏らしたのはナイショである。

 

 

 あり得なくはなかったのだ。

 大いなる存在が助けてくれなければあそこで果てていたことは確かだろう。

 

 そして、過ぎたことではない。

 これからも、今このとき起きるかもしれない未来でもあるのだ。

 

 

 そこで学んだのだ。

 

 弾切れは、怖いと。

 そこで、案を考えた。

 

 比較的手に入りやすく、軽い。

 そして、まあまあの威力を伴う。

 

 そう、結晶を投げつければいいのだ!

 削ればナイフにもなるし何より見た目がいい。すごくイイ。

 

 

 格好良く敵の攻撃を躱しながら煌めく刃物を投げつける。

 これはロマン、その一片ではなかろうか?

 

 

 格好イイポーズを取りながら色んな投げ方で魔石を投げる。

 この響きだけでさえ格好イイ感じがしてきた。

 

 

「ぽぉオ゛オ゛ン」

 

 

 ………刺さった。

 

 それはもう、ざっくりと。

 

 痛みに思わず体制を崩し無様に倒れ伏す。

 

 格好つけて空中で一回転したのがいけなかったのだ。

 左足に突き刺さり、だくだくと血が溢れてきている。

 

 

 ………もう、いいかな。

 

 

 帰ろう。

 そして、エドワード先生に見てもらおう。そうしよう。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 一週間後、思ったより深くは無かったようで綺麗に怪我が治って一安心し、籠の半分を砂糖に漬けた果物で埋めてジョーダンは山を登っていた。

 

 

 その時、あるものが視界に入った。

 

 赤と白の鉱石で出来た体。

 何処か、自称では無い何でもない少女を思わせるシルエット。

 

 ジュエルガードだ。

 しかも、都合のいいことに一匹だ。

 

 周りを見ても特にいない。

 

 つまり、チャンスだ。

 

 

 物陰から躍り出る。

 リベンジの時だった。

 

 ここで気持ちよく勝利し、あの悪夢から逃げおおせる!

 そして、あの大いなる存在の可愛らしい姿を共に眺める夢に変えてやるのだ!

 

 あの伸びをしたときに見えた綺麗な腋に力と勇気と性欲を貰いながら敵を見据える。

 

 

 持ってきた獲物はアクア鉱15個、大きな魔石が3本、そして、欠片が40だ。

 

 

 いける!そう考え襲いかかった!

 

 

 手に取ったツルハシを一回転した勢いを載せてその側頭部に叩き込む!

 

 ガキンッ!

 

 

 なにッ!止められたッ!

 

 流石野生とでも言うべきか、振り向きざまに柄を腕で止めやがった。

 野生、野生かぁ。こっそり連れて帰れないかなぁ。

 

 

 頭が急速に回転する。

 

 起こったことを煩悩と共に処理していく。

 こうでもしなければ今すぐ泣き叫びたいほどに怖いのだ。

 

 ッ!!危ない。

 

 あの方の足を組み替えた時に見た。

 白い太ももが無ければ恐怖に押しつぶされる所だった。

 

 敵前でそうなればアブナイだ。

 怖気が貯まれば人は死んでしまうのだ。

 

 適度に発散せねばなるまい。

 

 

 大ぶりのの拳を練習した動きでひらりと躱し、回転を全力で距離を取ることで避ける。

 

 

 いける!いけるぞ!

 この流れをあの方にも見てもらいたかったぐらいだ。

 

 娯楽も少ないのだろう、もしかしたら褒めてもらえる可能性も生まれてきた。

 

 何だか調子が上がってきた気さえしてきた。

 

 やはり、あの方は偉大だ。

 

 

 

 しっかりと相手の動きを見る。

 

 振り下ろした拳を前に入ることで避け、至近距離でアクア鉱を叩きつける。

 砕けた鉱石から漏れ出たエネルギーがジュエルガードの表面に霜をつける。

 

 そして、拳を踏みつけ、宙へと飛び上がる!

 

 

 ここからは俺のターンだ!

 

 

 体に付けたホルダーから欠片を取り出し投げつけていく。

 

 上投げ、下投げ、横投げに引きながら飛ばす!

 パリン!という音と共に欠片の破片が舞う。

 

 

「うおおおおおお!!!」

 

 

 止めだ!

 

 

 崖を気合で駆け上り大きな魔石を取り出す。

 

 厳選した一本だ。

 

 

 そして、空中から槍投げの要領で投げつける!

 

 

 ポーズをキメながら着地する。

 

 キマった。

 

 これはキマっただろう。

 むしろキマって無いことなどあるだろうか。いや、無い。

 

 

 これで今日は気持ちよく寝れそうだ。

 

 どれぐらいの威力があるのか確かめようと振り返る。

 

 

 いい感じに魔石の粉塵が晴れてきたようだ。

 

 

 

 

 …………?

 

 

「ほえ?」

 

 

 

 粉塵が晴れた先にあった光景は…………

 

 

 

 

 まさかの無傷。

 

 多少の傷はあれど無傷だったのだ。

 

 

 

「え?えっ?ええ?」

 

 

 混乱する。

 

 ウッソだろお前と。

 

 

 

 ただ、考えてみてほしい。

 

 相手は獣ではない。

 岩石の塊なのである。

 

 鉄の塊を武器として叩きつけるならともかく。

 

 果たしてアクア鉱でも()()()()()()ダメージしか与えられなかった相手に投げた欠片でダメージを与えられるのだろうか?

 

 

 答えは否。否なのである。

 

 投げつけた欠片は着弾と同時に弾け、魔石柱は当たった瞬間柱が砕け散る結果となった。

 

 そして、格好いいポーズは追撃の隙を無駄にし、今に至るのだ。

 

 

 ぴちょん

 

 

 

「ん?」

 

 

 なにか、水をぽいものが落ちた音がした。

 

 

 もしかして、籠のなかでなにか漏れたのだろうか?

 

 しかし、染み出してきている感じはしない。

 

 

 なにがこぼれたのだろうか?

 

 

 そうして、音がした方を見ると。

 

 赤いしずくがこぼれ落ちていた。

 

 

 その体と同じ色をした涙がその目尻から零れていたのだ。

 

 目を見開いて毎日丁寧に磨いて綺麗に整えていた体が傷だらけにされた様を見つめる。

 

 そう、ジュエルガードが泣いていたのだ。えっ?泣くのお前?

 

 

 そう、先程の攻撃、ダメージは与えられなかった。

 

 が、しかし、細かな傷をつけることには成功していたのだ。

 

 

 何時も笑顔の顔を真顔に変えさめざめと涙を流し続ける。

 

 

 そして、ようやく現実を理解したのかこちらを見つめ………。

 

 

 

 

 キレた。

 

 他人の心がよくわからないジョーダンにもわかるぐらいにキレていた。

 

 ブチギレだった。

 

 

 突っ込んでくる。

 

 先程までの駆け引きなどはもうない。

 お遊びは終わったのだ。

 

 

 何とか怒りの一撃を躱す。

 チリっと当たっていないのに掠めた気さえしてきた。

 

 

 ズドオオオン!

 

 

 岩壁に当たったその一撃は、大きな罅を作り上げた。

 

 その凄まじい音と衝撃は前に見た爆弾を思い出させる。

 

 当たれば勿論“死”だ。

 四肢がもげ、木っ端微塵に弾け飛ぶことだろう。

 

 

 

 顔が青ざめていく。

 

 自分は起こしてはならない獅子を起こしてしまったらしい。

 

 

 

 ジョーダンはほうほうの体で逃げ出した。

 

 その一撃は岩壁だけではなく、ジョーダンの心にまで罅を入れたらしい。

 新たなトラウマが産まれた瞬間であった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 どうにか怒り狂ったジュエルガードを撒いたジョーダンは大いなる存在に貢物をささげに来ていた。

 

 

 

『ふむ、少し遅かったのではないか?

 せっかく人間の残したエリキシルとやらを使ってやったのに誠意というものがないのか?』

 

 

 なにを言っているのかわからないが怒っているらしい。

 

 早く貢物を捧げた方がいいだろう。

 

 

『ふむ、これは果物か?この前のあれはどうした?あのゼリーとやらはないのか?』

 

 

 不服だったらしい。

 

 あっ、可愛い。

 その頬を膨らませたお姿を絵にして家に飾ることはできないものか。

 

 

 しかし、そうか。

 本を読んで始めた砂糖漬けは気に入らなかったようだ。

 

 ………始めるのに財産の三分の二は使ったんだけどなぁ。

 

 そっかぁ、まだ安いプニゼリーの方が好きなのかぁ。

 

 

 

 何故、この男がここまでしているかというと惚れたのである。

 

 一見惚れだったのだ。

 あの日からジョーダンの頭の中をこの大精霊が占領しているのだ。

 

 好意は勿論。信仰していると言っても良かった。

 

 

 しかし、それを表に出してはカッコ悪いのである。

 

 頬杖を付いて果物を弄る姿に密かに興奮しつつ次からはスイーツも学ぶことを決意する。

 

 自分が作ったものが口に入る。

 それは素晴らしいものだった。

 

 

 さて、今日も話を聞いてもらう事にした。

 

 あれから夢に見ることだ。

 毎晩魘されて調子が上がらないのである。

 

 

『ふぅむ。お前は貢物を持ってくるから特別だ。

 話ぐらい聞いてやるとしよう。

 しかし、悪夢とな。そういえば先程戯れておったな』

 

 

 ジョーダンの脳裏に苦い思い出が蘇る。

 忘れたかったつい先程の出来事だ。

 

『あのジュエルガードはこの前お前の腹を抉った奴だな何かと縁があるやつよ』

 

 

 ………どうやら本当にリベンジの相手だったようだ。

 

 

『しかし、お前も酷いやつよな。

 少しくらい体自慢に付き合ってやれば良かったものを、アイツは特に体に気を使っていたからな』

 

 

 ……あれ?

 

 

『毎晩月に翳しながら磨いておったのだぞ?中々に健気なものでな。水たまりに映る自分をみて喜ぶ様は見ていて微笑ましいものだったのだがな』

 

 

 あらあらあら?もしかして………説教が始まるのでせうか?

 

 

『ほら、噂をすれば来たぞ。

 相手してやるがいい』

 

 

 その白魚のような指を指す。

 

 ………美味しそうだな。

 

 

 おっといかん。

 ………待てよ。()()?ナニが?

 

 

 振り返った先には、

 

 

 顔を涙で濡らしたジュエルガードが拳を振りかぶった姿が目の前にあった。

 

 

「ワッザ?!」

 

 

 跳ねるように距離を取る。

 

 

 そのまま台座の周りを走り出した。

 

 

 四つん這いのまま逃げる自分をジュエルガードは拳を振り下ろしながら追いかけてくる。

 

 もう追いつかれる。

 

 そう思ったとき。

 

 

 ジュエルガードの拳が地面に埋まった。

 

 なかなか抜けないようだ。

 

 そして、ボロボロになった自分の体を見て、動きを止めた。

 

 ただ、涙が流れていく。

 

 

 よく見ると限界を越えた力を振り絞ったからだろうか?

 体に深い罅が入り、動く度にパラパラと欠片が零れ落ちる。

 

 

 痛々しい姿だった。

 

 

 

 なにも、声が出ない。

 なにも出来ることはない。

 

 

 

 逃げるのように山を降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、これまた罪が増えましたか?

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 ラーゼン地区のある家の前でジョーダンは土下座していた。

 

 何も思いつかなくて噂の錬金術を頼ったのである。

 

 

 

 冷たい視線に晒されながら、ジョーダンの謝罪と、お願いが始まったのだ。





 ライザクリアしました。
 実に四日間の出来事である。

 今は2やってます。
 いやー、いいですね。
 新しいアクションで性癖が壊れた方も多いのではないのでしょうか?

 まだの方は買って、やろう!今なら半額ですよ!

 アトリエ初心者は2からはオススメしないですね。
 操作にテンポがいる気がしたのでまだペルソナとかに近いライザのアトリエから始めたほうがストーリーも掴めて良いのではないのでしょうか?


 やりながら書いてるので更新が遅れますがご了承くださいな。

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