外から観測するだけに飽き足らず
子どもの振りして全てを壊す
気ままに憎悪と災禍をもたらす
彼女は青春を貶すモノ(者) 敵役(アグレッサー)であり続けるモノ(異物)

戦いを楽しむモノ(単一)

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某RTAを読んでたらなんか最凶系オリキャラができたので初投稿です
もしも、このキャラが実装され、先生とのモモトークがあったら……というやつ
こいついつも脱線事故起こしてんな

ガチャの副題になってそうな題名にしました(汚染るとかいてソメルと読ませたい)
モモトークのタイトルには必ず天災の文字が入ってるんですよ(多分)(きっと)(メイビー)

「タグで遊ぶな――!」



自由気ままな雷訪シャ

今日も今日とて膨大な書類とにらめっこしているある日……

下の階から爆発音と地響きが伝わってきた。

そして、廊下に繋がるドアが蹴破られる。

 

:?!

 

このシャーレに襲撃?当番の生徒のいないこの時に?

目を丸くしつつも脱出を図ろうと非常時のボタンに手を掛け、『シッテムの箱(アロナ)』を抱え、

経路を頭で反芻していると……

 

「やあやあこれは先生、相変わらずご多忙なことだ。むしろ関心するね。」

 

聞き覚えのある声と姿がもうもうと部屋を燻す煙の中から現れた。

 

:この声は……

 

:ケン!

:どうしてシャーレに?

 

「……フムン、やはりその名で呼ぶのだね、とうに消えた名前だというのに。」

「ワタシは君たち(キヴォトスの住人)にとっての『アグレッサー』だ、それ以上でもそれ以下でもない。」

 

「先ほどの質問に答えるなら、単に挨拶しに来ただけだ、キミには借りがあるからね。」

 

彼女は安場(あんば)ケン。学校を退学になった元トリニティ生。

戦争を愛し、戦争に生き、戦争を引き起こす危険人物。

問題行動(戦闘の被害と憎悪の拡散)の数々によって連邦生徒会に目を付けられ、全ての学籍データを抹消されるまで使っていた偽名であり、今は「アグレッサー」と自らを定義した、と言う。

人々から「災禍の根源者(カラミティ・トリガー)」と呼ばれ恐れられている。

 

私とは違う場所だが、元々はキ(・)ヴ(・)ォ(・)ト(・)ス(・)外(・)から来た……ゲマトリア所属の存在。

あの肉体は、キヴォトスの生徒の神秘を模したものであるらしい。

見た目はとても愛らしい、華奢で繊細、白磁器のような細腕と脚、小さな顔に大きめの灰色の目、さらさらとした青みがかった黒髪、すらりとした凹凸なき美しき身体(本人談)。

曰く「この形象を取っている者たちは戦闘能力が高く、持つ神秘もまた強力であることが多い」、

*1からだそうだ。

「あとは趣味だ。マエストロにはあまり理解されなかったが……」と残念そうに語っていた。

ちなみに彼の意見は「ロボと女性は大きいほど……つまりデカい方がいいだろう。」らしい。

私も前者には賛成かな。

ヘイローの形状は赤い矢尻に見えるものが円状に12個並び、

トリニティの制服の改造品(シンボルマークに×印を書き加えていたり、動きやすいように切り詰めたり露出を増やした物)を着ている。

そして鴉の羽根に似た黒い翼が腰に二対、計四枚存在している。

 

エデン条約に関する騒動が収まった時期に、風紀委員会と(ついでに)万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)を襲撃し、わざと黒い羽を一枚残しトリニティに襲撃犯が居ると疑わせること。

トリニティ内にあったティーパーティーの元一角で、パテル派の代表、聖園ミカの追放を願う一派への、『名も姿も無き指導者』による武器供給とクーデターの発起。

そうして新たな戦争の火種を作ろうとした張本人であり、ゲヘナとトリニティ双方へ大いに災禍を撒き散らした……ディストーション事変。

内紛と外部問題を抱えさせられたトリニティからの要請で両事件の調査、およびゲヘナとの調停役をすることになったシャーレ。

そこで私たちは初の邂逅をする。ゲヘナとトリニティが一触即発、激突寸前の場に。

ミサイルに乗ってきた彼女が、爆砕されるビル*2の瓦礫とともに降り立つあの瞬間に。

その後、禍根は残ったものの、両学園の生徒たちとなんとか協力し、一時の平穏を取り戻した。

彼女に鎖骨折られたけど。すごい痛かったな……未だプレートが入ってるし。

 

そういえば、

 

「近いうちに訪問するよ、キミと二人っきりになれるように……ね」

 

という別れ際の言葉を思い出し、

 

:まさか……

 

「フフフ、キミが考えていることで合っているよ。ちょうど生徒がいないときで、下のエンジェル24ごとフロアを吹っ飛ばせばしばらくは誰もこのシャーレに入ってこれない。壁を登る酔狂な奴やヘリでの強行突入でも敢行するアホでも居ない限りはね……キミの生徒の中に居るとは思うが」

 

:確かに。

:言われてみればそうかも。

 

(元)SRTとヴァルキューレに心当たりがあるような……いや。

 

:待って!

:ソラは無事なの!?

 

唯一の店員である彼女も一生徒、先生としては一番気にするべきことを聞いてみる。無事だろうか。

 

「ああ、気にしなくていい、疲れ切っていたようだからね。

一服盛ってヴァルキューレに保護させたよ。生活安全局が仕事してくれていればの話だが。」

 

「あの程度で死ぬほど、キヴォトスの住人は柔でないとも思うがね。キミもワタシも無事だし」

 

あの程度とは言うが、仮にも連邦生徒会の一部たるシャーレの施設をワンフロア吹っ飛ばしているという点でかなり大事だと思うのだが。今、外はどうなっているのだろう。

とはいえ、彼女の言う通りならソラは無事だろう。問題は……

 

「ああ、補修費の件ならワタシが何とかしよう。キミの『大(・)人(・)の(・)カ(・)ー(・)ド(・)』にも行政委員会にも迷惑を掛けんよ。」

 

とんでもないことをさらりと言うものだから、年甲斐もなくドキリとした。

だがそんなことがこの子に可能か?と言われれば、できる。

何故なら相手はあの『ゲマトリア』なのだから……まあどんなお金なのかは想像に難くない。

 

「……心配するな、『洗浄(ロンダリング)』済だし、ざっと概算したがこれならそこまで懐も痛まん。」

 

:いや、そこじゃないんだけど……?

 

「ゲマトリアの手を使うのが不服かな?」

 

:うーん。

:そういうことでもなくて……

 

でも重要なのはそこじゃない。シャーレの施設を破壊したのは取り敢えず後にしよう。

 

:補修費に関しては置いておいて、

:ケンに聞きたいことがあるんだけど。

 

「うん?いいよ、なんでも聞いてくれ。キミの頼みは基本断るつもりは無いよ。」

 

どういう訳か、私は彼女にかなり気に入られているようである。

気のせいだとか、自意識過剰とかではなく。

 

:なんで、あんな事(・)件(・)を?

 

そう聞くと、彼女は鳩が豆鉄砲を食ったような顔になり。

それから間を置かずに不敵な笑みを浮かべた。

 

「事件……それも何故と来たか。」

 

「まず訂正させてくれ、あれは事件ではなく『事(・)変(・)』扱いだろう?」

 

う、確かにそうだ。あれは紛れもなく宣戦布告のない戦争にまで膨れ上がった、異常なものだった。

いくらトリニティ内で元々ゲヘナ憎し……そして新興されてしまったミカ個人への憎しみ、ゲヘナでのトリニティへの嫌悪の感情があったとはいえ、事件というには余りにも爪痕が大きい。

これは、言葉が悪かったかもしれない。主に被害を被った生徒に対して。

 

「事の重要性を理解してくれて助かるよ。」

 

:ねえ、ケンってもしかして心読めるの?

 

ここまで発していない言葉に応答が返ってくると怖くなってきた。

ゲマトリアにはそんな超技術が存在するのだろうか?

 

「いやキミが特段分かりやすいだけだ。」

 

……何故か汗が噴き出てきた。何故かは分からないけど。本当に。何でだろ。

 

「それはさておき理由は知ってるはずだ。」

 

「前にも言ったが戦争が好きで好きでたまらない」

「身を焼くような痛みも」「相手を屈服させることも」「どんな風に相手を無力化するかも」

「どのような戦術が有効か考えることも」「敵部隊を瓦解させることも」「硝煙と火と血の匂いも」

「物を」「歴史を」「人を」「心を」「絆を」「己をも」「壊す」

「憤怒を」「憎悪を」「悲嘆を」「自分の歓喜を」「生み出す」

「戦争が」「戦いが」「闘争が」「好きなんだ」

 

そう一息にまくし立てた彼女は飛び切り歪み切った、その顔に似つかわしくない笑みを浮かべる。

私への憐憫を隠すこともなく、私の悪感情を煽るように、嗤う。

 

「銃火器、戦車、ドローン、ア(・)ビ(・)・エ(・)シ(・)ュ(・)フ(・)、オーパーツ……神秘(mystery)。恐怖(terror)。

ワタシの力を増幅させてくれる機械と要素がどうしようもなく大好きで、飽くなきこの暴力を発露させる瞬間を今この時にも待ち続けている。」

 

「倫理も道理も無視して、この命が尽きるギリギリまで、ワタシは戦い続ける!」

 

かなり筋金入りの、ものだろう。戦闘狂っていうか、ネルとかツルギとかとは違うベクトルの。

……今なんと言った?アビ・エシュフ?あの時(アリスがさらわれた時)の、トキが使っていた?

 

:アビ・エシュフ……?

:そこでなんでそれが?

 

思わず口に出していた。彼女はたっぷりと、誇示するかのように、

 

「それも何も、あのパワードスーツと要塞都市……『エリドゥ』の両基礎はワタシが手掛けたんだぞ?」

 

:!?

 

得意げに語りだした。かなりの爆弾を。

 

「あの調月リオ会長と知り合いでね、ゲマトリアとしてではなく、個人的にではあるが出資した。プログラムも組んだし、」

「しかし御付きの元専属メイドとは直接会ったことはない、確か飛鳥馬トキといったか。スリーサイズと体格は知ってるのだが。」

「この目で見てみたかったねえ、C&Cのコードネーム04(ゼロフォー)と00(ダブルオー)美甘ネルの死闘を。」

 

口ぶりからはあの時のデータを閲覧しているようだが、実際に見れなかったということを本当に惜しんでいるようだ。戦いが絡むとすごい感情豊かになるみたい。

こちらをちらりと見た彼女はバツが悪そうに一つ咳払いをした。

 

「んんっ、いやはや、その後まさか『名も無き神の王女』に……エリドゥそのものを『アトラ・ハシースの箱舟』にそのまま転用されかけるとは思わなかったな、流石に肝を冷やしたよ」

 

「ああ、すまない。今は天童アリスという名を与えられていたんだったか、オホン」

 

……今私そんな怖い顔でもしてたのかな。それとも気を遣ったのかな。

 

「話が逸れたが……まあどうだい、少しはワタシのことを理解したかね」

「どうやっても相容れぬ、キミの敵としてのワタシを」

 

とまあ、ケンは色々なことを話してくれたけど、答えは決まっている。

 

:そっか。話してくれてありがとう。ケン。

:でも、やっぱり全部止めてほしいかな、そんなことは。

 

私としてはこれが本心だ。どんな生徒も信じようと思うし、悪いことは悪いと言って向き合いたい。

彼女は心底期待外れだといわんばかりに、顔を顰めたが、すぐに微笑んだ。

 

「……まあ、別に期待なんてしちゃいない。評判通り、キミならそういうと思っていたよ。しかし、」

 

:しかし?

 

「忘れてるわけじゃないだろうが、ワタシはどちらかと言えばキミと同じ『大人』側なんだ。」

 

「キミの嫌う、自分の欲のために、『子ども』を利用する、『悪い大人』だ。嫌っているというのは、そう“黒服”から聞いたんだ。」

 

「キミが果たそうとする責任の中に、ワタシは居ないはず。」

 

:……

 

つらつらと彼女は自分の考えを述べながらこちらへと歩みを進める。

そう、相手は『ゲマトリア』だ。言う通り彼女の行動は『悪い大人』のそれだ。

多くの生徒を傷つけ、何より不安定になっているミカを更に追い詰めた張本人だ。

 

「何故キミはワタシをヒトとして扱う?それともワタシがそう思い込んでいるのか?」

 

彼女はこちらに身を乗り出してくる。机に白い華奢な手が置かれ、顔が近づく。

どういうわけか、言葉に詰まる。

何故。

彼女は。

文字通り『敵(アグレッサー)』ではないのか?

 

「教えてくれ、ワタシはキミの『生徒』なのか?仮にそうなら、そうである理由を、」

 

鼻筋が触れあうほどの距離で、灰色の空に似た、空虚な双眸が私を射貫く。

吐息が混ざりあって。

彼女の温度を感じて。

鼓動が速くなって。

時間が止まって感じて。

どうして。どうして?

どうして。

 

:それ……は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《静寂》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静寂はけたたましい音に切り裂かれる。

外からサイレンとヘリのローター音が響いてきた。おそらくヴァルキューレのものだろう。

バチリという音が聞こえるくらい目を瞬かせ、弾かれるように彼女は離れる。

 

「そろそろ潮時かな。じゃあ私はお暇させてもらうよ。」

 

「ああ、補修工事の日程は明日からだ、書類の確認を頼むね。」

 

――さっきまでのことが嘘だったかのように彼女は――そう言い切ると、シャーレの正面玄関とは真逆の位置に向かっている、窓ガラスを銃底で叩き割って彼女は飛び降りた。

 

:ちょっと待って!ここ3階……

 

いくら頑丈とはいえ、おおよそ15m以上の高さから降りたらケガするんじゃ、と割れたガラスに触れないよう外を覗くと、そこには背中の羽根を広げて空(・)に(・)飛(・)ん(・)で(・)い(・)る(・)彼女が、かなりのスピードで遠ざかっていくのが見えて。

 

:と、飛んで消えた……

 

気の抜けたような声を出し、へなへなと自分はその場に座り込んだ……

*1:
(例として空崎ヒナや小鳥遊ホシノ、美甘ネル、天童アリスetc……)

*2:
ちなみに便利屋68の事務所が入っていたビル。破壊対象だったのは本当に偶々である。




Q.なんで飛べるの?
A.ロリがフワッ……て片爪先から降り立ったら可愛いじゃん?

「驕るな――!!」

ちなみに配布キャラで初登場イベントは夏に始まったんだとよ(存在しない記憶)
シャーレの構造絶対違うけど、ヨシ!

以下厨二の妄想設定集

アグレッサー
自らを「キヴォトス全土の脅威」「永遠の仮想敵」と規定する存在。
「災禍の根源者」と呼称された元生徒。無論指名手配されている。
実体はゲマトリアの面々や先生と同じくキヴォトス外から来たにもかかわらず、
神秘の研究で後天的にヘイロー(?)を取得したロリに変態した変態。「人工の天使Ⅱ(ヒエロニムスセカンド)」。
基本ARを愛用する。自称不死身の、ついでに健啖家。
飛行能力があり、最大時速70㎞/hで動ける。コワ……

ゲマトリアに属しているが、実際はその恩恵に与るために入っているのがほとんどであり、
「手段(戦争)」のために「目的」を選ばない戦争宣狂者(ウォーモンガー)。
サーシェスか少佐のパクリ
彼らには『気まぐれな災厄(Capricious Calamity)』と呼ばれることが多い。
終わりなき闘争のためなら敵にも味方にもなるトリックスター。
尚成果は挙げているし貢献もしている。ベアトリーチェは頭を抱えた。
建前として掲げているのは「色彩への対抗策を得るための研究」で、
なんなら色彩を「完全に殺す」つもりでいる。(キヴォトスが滅ぼされるのは望んでいないので)

黒服には、我々や神秘にとっての起爆剤足りうる劇薬だと、気にかけて貰ってたりする。
先生には、今(・)の(・)と(・)こ(・)ろ(・)超絶厄介な不良生徒と認識されており、かなりキツイ説教をするつもり。

『Sustainable Destruction for Wars(戦争のための持続可能な破壊)』略してSDWsをモットーに、
今日も今日とて元気に戦争の火種をばら撒く。

「こと戦闘においては、どの生徒よりもスペシャリストだと自負している……
これよりシャーレへの戦術支援に入らせてもらおう。よろしく、先生?」

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