縁切神社の断ち鋏   作:小町四季

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は〜い!小町です!お久しぶりです!
ひやぁ…最近暑いですねぇ〜!
私も体力がないのでヒィヒィ言いながら生活してます。
皆様もどうぞお元気で!
と言うわけで【縁切神社の断ち鋏】本編開始です!


1章【絡繰女郎と紅い糸】編
1話【語り】


うぅん…と声を出し起きる。

畳に敷かれたふっわふわの布団の中、ゆったりと目を覚ます。

ギギギ…と錆びついた金属の擦る音が聞こえる様にぎこちない首を動かして扉を見るもそこに人はいない。

 起こすだけ起こして行ったのか。

 勝手に納得して服を着替え始める。

 

 シックで纏まったモノクロのパーカーとズボンに身を包み、ベルトにハサミカバーを取り付ける。ベルトをつける際に金具を通して取り付ける。古びた黒の革のカバーは不思議とアンティークな雰囲気を増長させた。そこに夢にまで出てきた。あの日からずっとそばにあり続ける裁ち鋏をカバーへ入れる。

 着替えが終わり襖を1枚挟んで隣り合わせのキッチンへと足を運ぶ。ここまではいつもの朝のルーティンだった。

 

「あっ…おはようございます…」

「え?お客さん?」

 いつも自分が朝食を食べる際に座るフローリング上のシックなイスに見たことのない青年が座っている。

 目、耳を隠すほどに伸びたグチャグチャの捻りまくった髪。瞳は髪とその影の影響で、殆ど見えず、耳に関してはすべてを多い隠されている。然し、それでも目より下の顔のパーツは整っていて、白い肌から確実にイケメンの類だと感じた。

 自分にはない素敵な特徴である。

「 相心(あいし)、この方はどうやら怪異から逃げてきたらしい。話を聞いてやってくれ」

 と声を発したのはその目隠れ男の対面の席。自身のいつもの席の対面の椅子に座る白髪の老父・月白紘一であった。

 どうやら要件は急ぎらしい。眠い目を擦り、寝癖がついたままの髪を掻きながら、僕はおじいちゃんの横の椅子に座る。

 ふぁわ…と一度欠伸をし、おじいちゃんの湯呑みを横取りしてグビグビと飲み干し、お話どうぞ?と目を男へやった。

 

 変な男である。

 相心と呼ばれたこの男。

 時間は既に朝の10時だと言うのに、寝起きなのか頭は緑の淡い髪で美しいとは思うが、ボサボサでだらしなく、格好も神社の者とは思えないラフなパーカーである。

 本当に私を助けてくれるのか、本当に私をどうにかしてくれるのか、いささか疑問に感じるが先程まで話していた気さくな老父が実力はあると言っていたからそうなのだろう。

 しばらく変な男を目で追っていると老父の湯呑みを取り、飲み干した。変な奴。何というか妙に信用しにくい雰囲気を纏っている。

 そんな彼に彼がこちらへと目線を合わせた。話せということだろう。なんかもう…色々と心配だ。

 

 ………なんて考えてるのは目を見ずとも雰囲気でわかっちゃうんだよなぁ。そりゃあ…化物に襲われて助けを求めた先でさ、こんなだらしないやつ来たらえぇ…とは確かになるけどもさぁ。うん。悲しいよ。ぴえん。

 って冗談言ってる場合でもないか。真剣に聞こう。

「あれは…朝の七時の事です。私はしがない人形作りをしている者でして。あっ…名刺…は急いでたので持ってません…ね。はは…。すいません。続けます。それでいつも通り製作依頼されていた人形を作ろうとアトリエに行ったのですが、そこにいたんです。化物が。いや…恐らく私の作品なのかなと感じましたが…そいつがいて。何と説明したらいいか。あの。えーと。球体関節の人型の人形何ですが、その。大きさがなんといいますか。アトリエの天井。あっ…私のアトリエの天井高いんですけど。その天井まで届きそうでして。その手に掴まれそうになり、はっと気がついて、慌てて逃げ出したんです。それはもう一目散に。するとカチカチカチと音がしたので振り向くと別の子だったんでしょうか?関節がおかしな方向を向きながらこちらへと走ってくる化物がいたんです。私はそれ以降怖くて振り返ることはできなかったんですか。より一層力一杯に逃げました。より遠くへと。そしてこの神社の鳥居を見つけたので入ったわけです。はい。」

 すっごく早口でばっと喋られた。所々、繋がぎこちなかったが。うん。これはなんというか。頭がくるくるとする話し方だ。正直あんまり好きではないほうだが、余程大変だったのだろうと言うことにしてさっさと仕事を終わらせてしまおう。

 「えっと…」

 「あっ…。すいません。私の名前を言ってませんでしたね。私、名前を糸巻 綾人(いとまき あやと)と申します。あのやはり。私は死んでしまうのでしょうか?殺されてしまうのでしょうか?たす…助かりますよね?あの。助けてくれるんですよね?あっ…はは…。すいません。私うるさいですよね。黙りますね」

 「………。糸巻さん。まずあなたのことは絶対に助けてみせますから安心して下さい。こんな格好してて神主っぽくないかもしれませんけど…。仕事はきちんと果たしますから。だいじょ…」

 「ありがとうございます!いや…あはは…その。ほんとに怖くて。あの。その。ほんと。ありがとうございます。確かに見た目はそんなんですけど。ちゃんと良い人そうで。よか…ったです。あはは。ほんとにありがとうございます。ほんと。はい」

 「そ…そうですねぇ…。とりあえずなんですけどその…アトリエ…見て、きます、から、場所教えてもらえますかねぇ…!」

 「あ…ははは!はい!そうですよね場所言ってませんでしたね。すいません。はい。えっとですね。そのですね。場所はですね。鳥杭町の麻蜘蛛通り5番地にある『美し』というお店です。はい。あの。緑の壁です」

 それを聞き終わると同時に乱暴にガタン!と音を立て立ち上がり、足早に玄関へ相心は進んだ。まぁ…理由は分かるだろう。

 

 ところでだが、あの鬱陶しいほどに長い台詞面倒になって飛ばした読者もいる事だろう。間に挟まる自らの相槌がうざったくて分からなかった人もいるだろう。その為、一度ここで情報を簡潔に整えよう。

 まず、依頼するために駆け込んできた彼の名前は糸巻 綾人(いとまき あやと)。人形店『美し』で働く唯一の経営者である。彼は人形を作ろうと朝七時にアトリエに向かうと自身の作品。言い換えるならば自身の人形が怪物となり襲ってきたのだった。それを見た彼は逃げ出した。然し別の怪物が追ってきたらしい。そして神社を見つけ、そこに逃げ込んだ。そして現在という形だ。

 まぁ…人形作りをしている事さえ覚えておけばいいだろう。

 

「うっっっぜぇ…!自分で言うのもなんだけどさ!僕、割と人に対して好き嫌いないタイプだと思うんだけどさぁ!あれはさぁ!ねぇ!うっぜぇよ!!!ああああああ!!!」

 行ってくるわぁ!と玄関を出て律儀に神社の鳥居までダッシュしてから叫んだ。寝起きによる無自覚な不機嫌、叩き起こされた

事からくる自覚した不機嫌。更には昨日の仕事の疲れが取れていない。そんな中来た面倒事とオドオドした男。

 怒号を上げるには十二分過ぎる程の要素であった。

 決め手となったのはオドオドとした男だが、特に怒りのゲージを上げたのは体と精神の疲労感であった。

 月白 相心の仕事は少し、否、かなり一般の神主のそれとは異なる。まず、掃除や来客の対応は同じである。然し、相心にとって、そう言った普通の仕事はあくまでもゲームにおけるサブクエストと同様であった。

 仕事のメインクエスト。

 それは、『怪異の討伐』であった。

 と言っても怪異を知らない読者に怪異の討伐だなんだと言ったところで分からないのは当然なので、昨日の仕事を相心が『美し』に着くまで語る事にする。

今後の小説の文の書き方について〜!

  • より状況描写を増やしてくんろ〜!
  • もっとテンポ感よくした方が良い!
  • キャラクターの心理描写、台詞を多く!
  • 今のままの君(書き方)が好きっ!
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