今回は言ってしまえば説明会なんだけど…!単調にはなってないから安心してくれYO!
と言うわけで今回もお楽しみくださ〜い!
昨日の午前4時。
辺り一帯はまだ暗く、どんよりとした雲が空を覆う。パーカーを着た男が月白神社の裏手に一人佇んでいた。
無論、ベルトには裁ち鋏入りのハサミカバーが付いている。
裏手は白く小さな石が敷き詰められていて歩くとザクザクと音がなりそうで、いかにも神社と言う様な行灯が道を作っていた。
その行灯の真ん中で相心は佇んでいた。
心地よい風が黒のフードと灯火を揺らし暗闇の雲の退かす。かなり傾いた沈み行く月が辺りを照らす。白い石は黄金の月に応えるように光を返し、下から辺りを照らした。
「おぉ…早いなぁ…相心」
風が止み、静寂の中から話しかけたのは足音を鳴らさずに後ろから近づいた月白紘一。相心の祖父であった。
「あぁ、じぃちゃん。うん。なんかいや〜な感じが最近してたからさ。ちょっと見回りに行こうかなぁってね!」
「そうか…。気を付けていきなさい。」
「分かってる!」
「…ワシも付いていこうか?」
「ふっ…。御老公はじっとしときなさいな。体休めて家で寝てなさいよ。僕も弱くはないんだから…任せて任せて♪」
紘一のあながち冗談でもない冗談をはたき落とし、神社をザクザクと歩いていく。鳥居まで着き、行ってくるわぁ!と紘一に手を振り闇に包まれた町へとゆったりとその足を進めた。
同日。午前4時30頃。
相心は十字の交差点へ来ていた。最近妙に事故が多発している十字路である。確かに曲り角が見えづらいだろうと思うが、おそらく事故の原因はそんな些細なことではなかった。
現在相心の目の前にいるのだ、ソレが。
「あぁ…えっと…こんばんは〜。アナタ…お話聞ける系ですぅ?」
ソレの姿は言うならば異常である。
下半身のない黒い女。否、髪が長いからこそ女と思う訳だが、実際はその顔は骨であり髪だけが残っている。服などは一切なく、右腕や腹部に肉はあるが、殆どは白骨と化している。
言ってしまえば化物。
相心達はソレを"怪異"と呼ぶ
ア゛ァァァ…ア゛ァァァ…と呻きを上げながらこちらへと近づくソレに相心は話しかけてみたものの帰ってきたのはア゛ァァァ…ア゛ァァァ…と言う呻きだけ、明らかに話など聞けない系と言うか聞かない系の怪異である。
「じゃあ…アナタの事祓っちゃうけどいい?苦しくないようにするから…あんまり抵抗しないでく…」
ゾワッ!と鳥肌が立つ。
言葉を言い切る前にソレが猛威を奮ったのだ。
体自体は変わらずこちらへと、ほふく前進のように近寄るだけだが、猛威を奮ったのは髪だ。風になびいただけではない。明らかに不自然な、まるでサイコキネシスで浮かされたように髪がゆったりとどんよりと空へ落ちていく。
そして瞬時に相心の目前へと髪が迫り来る。
バシンッ!
暗闇の交差点を切り裂くような破裂音が鳴る。相心が髪に頬を叩かれたのだ。然しそれだけでは終わらない。相手は怪異である。容赦や慈悲なんてものはあるわけがないのだ。
直ぐに別の束の髪が相心の腹を叩き付ける。その威力たるや中型のトラックに跳ねられたかと錯覚するほどである。
グッ…と声を漏らす相心には続けてまた別の髪の束が、襲い掛かった。左肩に上から垂直で振り下ろされたそれを、腹を片手で抱えながら右へ飛んで避けた。
地面にパァン!と髪が叩きつけられる。
まるで鞭である。
まるで鞭だな、あの髪の束。
ふぅ…。油断した油断した。アッブネェワ。アハハハ。
さてと、まぁ今のでなんとなくわかった。髪を操る系の怪異。骨と肉の継ぎ接ぎの体。あの特徴…。怪異辞典で1度、目にした事があったはずなんだよなぁ…。なんて言ったかなぁ…。
確かぁ…。
その怪異まるで歪に切り貼りされた白骨と死肉を持ち、非常に長い黒の髪が非常に不気味である。名を“髪引き”と記す。多くは虐げられた女の魂が転化する事により生じる。故に愛を求め、髪で重く強く締め付けられる。また、こちらから話しかけると激しく拒絶反応を示す為要注意。
そうだ!髪引きだっ!思い出したっ!うん、流石、僕だ。適当に何度か読んだだけの図鑑も一部分だけならなんとなく思い出せた気がする!記憶力が良い!そして地雷をダイナミックに押してしまった気もする!流石だ!うんうん!
………はぁ。いっちょ…やりますかぁ!
「たくさぁ…人の頬打ってくれちゃってさぁ!ほら見てよここ…絶対青くなってるからっ!クソ髪歪野郎!人を襲うのは何か事情があるかもなぁ〜…って聞いてみようと思ったけど…。話せないし!殴ってくるし!情状酌量の余地は私情によって!なぁしぃぃぃ!容赦してやらんかんな!」
妙にハイな口調で髪引きへと一応伝え、気持ちを切り替える。呼吸を吸って、吐いて。吸って。吐いて。吸って。目を閉じる。
パーカーの下からサッとイツモノを引き抜く。
裁ち鋏である。
その裁ち鋏のリング部分を右手の人差し指だけに掛けて、髪引きへと突き出す。裁ち鋏は重力に従ってグルンと刃が地面に垂れる。
ゆらん…ゆらん…。
リングを起点とし、指から振り子の様に裁ち鋏が揺れる。
ゆらん…。ゆらん…。ゆらん…。
ゆったりと揺れる裁ち鋏。
然し、ソレはそんな事などどうでもいいらしい。3つの髪の束が纏めて相心へと襲い掛かる。強く、重く、速く。ソレが来る。
すぅ…。はぁ…。
暗闇の中で見なくても分かる。髪がまたこちらへと来てるのが肌のぴりつく感じで分かる。深呼吸によって体の緊張が解け、外と内の感覚が溶け、自身の五感が集中されて行くことも分かる。
十分な程に落ち着いている。
十分な程に出来る。
心も体も準備が出来てる。
刹那。カッ!と目を開き、迫り来る黒い髪すらも気にせずに堂々たる態度で相心は呟く。
「
ゆらりと小さな紫の火が相心の胸元に現れる。
次第にその火は力を増し、裁ち鋏の方へと流れて行く。
相心の内に眠る力はあっという間に裁ち鋏へと伝わると紫色に裁ち鋏が揺れる。火の中で揺れる。
そして、迫り来る髪が無残に散った。
今後の小説の文の書き方について〜!
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より状況描写を増やしてくんろ〜!
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もっとテンポ感よくした方が良い!
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キャラクターの心理描写、台詞を多く!
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今のままの君(書き方)が好きっ!