縁切神社の断ち鋏   作:小町四季

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ふぅ〜!
お兄さん執筆頑張っちゃうぜぇ〜!
ハッスル!ハッスルぅ〜!
………。はい。疲れていて最高に…ハァイってやつだぜぇ〜!
…うん。うん。はい。すいませんでした。
と言うわけで!(どういう訳や!)
本編をお楽しみ下さい!
ど・う・ぞ♡うふっ♡(❁´3`❁) ♡


3話【切る事、切り離せない事】

 そう、散ったのだ。

 髪が。

 

 相心(あいし)へと迫った脅威はものの数秒で消え去った。

 現在、交差点の構図は大きく変わっている。

 相心は髪引きの後ろに存在し、その両手にはそれぞれ鋏の要が外れた片方のみを持っている。その鋏自体、先程までの裁ち鋏ではない。色こそ同じ漆黒一色。然しその大きさはまるで刀と呼んでもおかしくは無い程だった。

 そしてもっと大きく変わったものは、やはり、髪引きの髪であった。瞬く間に細切れにされた黒い髪は交差点にばらけ散っている。当の本人の髪引きさえ何が起きたのかすらわからず声も出ていない。

 ただただひたすらに静けさが辺りを支配した。

 

 静寂。

 

 虚無。

 

 何も変化のない数秒を経て、動いたのは髪引きであった。

 べたべたとゆっくり体を相心の方へ向ける。

 対する相心は腰を落とし要の外れた鋏もとい、刀を刃先だけ地に付けて構える。数秒の見つめ合いの後、髪引きは自身を飛ばしてきた。

 そのかたや汚れて細くなった生気の無い死人の腕とかたや美しいまでに白く、婀娜な雰囲気を身に纏った躯の白骨化した腕。

 その2つを用いて、その両手だけで上半身だけの体を飛ばしてきたのだ。そしてその勢いのままに相心の胸元に向かい、白骨化した手を突き出す髪引き。

 すぐに地に付けた刀を上に振り上げる。

 

 ゴッと鈍い音を上げて髪引きの体は空中へ放り込まれた。

 落ちてきた髪引きを狙おうと構え直す………が、そううまく事は進まないようだ。いつの間にか伸びていた黒い髪を操り、近くの電柱へと巻きつける。

 するとくるくると電柱の高い方でその身を休ませる。

 自分のペースが崩れむっとした相心がその電柱を足裏で蹴り、震わせる。そこそこ揺れはしたが落ちてくる気配はなかった。

 そして何度も見た髪による攻撃が再び…。

 

 落ちてこねぇなぁ〜。さぁ〜…どうしたもんかね?

 って…また髪かっ…!

 僕にも伸ばせる物があればなぁ…。あっ…。

 伸ばせる物………あるじゃん。

 

「ふぅ…解除」

 

 右の刀を横一線、薙ぎ払う。

 呼応する様に刀に紫の火が纏われ、ガチャン!と音を立てながら左の刀が右に引っ張られる。まるで磁石の様に吸い付いて、要がはまる。断切鋏の形にすぐさま戻り、炎は沈下していく。ハサミ自体も元の大きさに戻る。

 手に収まる鋏のリングを握り締めて、こちらへと迫った髪の槍を後ろに跳ねて避ける。避ける。避ける。

 そして攻撃の感覚がズレたその一瞬を相心は逃さなかった。

 ハンドボールを投げるかの様に構える。

 左足を突き出し、捻りをつける。

 右足を下げて、重心を置く。

 腰を時計回りに捻らせる。

 左手を髪引きへと向ける。

 右手で鋏の持ち手を包むようにギュッと握り締める。

 

 やってやんよぉ…!

 

 ギリギリ…耳に歯の軋む音が聞こえる。

 左手で空を掴み、後ろへと飛ばす。

 体自体も前へと持っていく。

 左足で踏み込むその時、体全体の捻りを右手に加える。

 左足、左膝、腰、腹、右肩、右肘、右手首、指、そして裁ち鋏へとエネルギーが駆けた。手から放たれたその弾丸は回転をし、一直線に髪引きへと飛ぶが、次第に力を失っている。

 

 まだだ…!まだ…!

 

 ゆったりと角度が緩み…。

 

 もう少し…!あと…ちょっと!

 

 運動エネルギーが位置エネルギーへと変わろうかとするその時である。

 

 いっまっだぁぁぁ!!!

 

魂現(こんげん)っっっ!断切鋏(たちきりばさみ)ぃ!!!」

 

 その時。

 裁ち鋏は急激に燃え上がり、紫の光と化しながら、その姿を巨大にした。

 慌てて髪引きが髪を継ぎ接ぎに交差させ、盾のように扱うが、相心の全力投球で届き損ねたそれの巨大化と言う不意打ちは、ただならぬ火力を持っていた。

 ドンッ!と鈍い音が聞こえる。

 髪引きの額に刃先の刃裏がぶつかる音。

 電柱から二つの影が落ちてくる。

 なびく髪が、強風の日の国旗の様にバサバサバサッ!と落下する。一方で巨大な鋏はぐるんぐるんと回転して落下する。

 そのどちらもが地面に当たると跳ねた。

 髪引きはバンッ!と地面に当たり、斜めに。

 断切鋏はカンッ!と地面を鳴らし、真上に。

 跳ねる。

 

 目をチカチカとさせる髪引きが最後に見た光景は、死神が双対の刃を用いて自身の体を上下から両断するそのワンシーンであった。

 

 ………。

 神主と言う仕事は本来、掃除や来客の対応、儀式を行ったり、神社を維持する為に策を考えたりと言うことである。

 そんな中、僕は怪異を殺している。

 仕事であると割り切っているが、僕がやらなくてはならない事だと分かっているが、手に伝わる肉の柔らかさ、骨の硬さ。目に入る怪物の表情、不気味な体。耳を劈く、苦しみの声、両断されるモノの音。

 それ等に対して怖く思う事を、僕は忘れてはいけないと思う。

 自分の手が血で濡れていることから、死を与えていることから逃げてはならないのだ。例え、それが人ならざる意志や思考、容姿、言葉の怪物だとしても。

 僕は怪異を殺している。

 祓っているなんてとんでもない、怨みや苦しみから生まれたそれを削除しているだけである。救う事など僕にはできない。

 僕は怪異を殺している中で自分を殺している。

 逃げたいと思うし、それは違う気もする。戦いの中で悦に浸ることもあれば、後から思うとそれが怖くもある。

 一度決めたことは曲げたくないし、曲げる事も多々あるが、僕は殺害と言う名の縁切りを決してやめる事はしない。できない。やりたくない。

 怪異とは。

 人に害を与える怪物であり、その姿は多種多様。時には鎧武者であり、時には下半身のない老婆であり、時には巨大な狸であり、時には自分自身である。

 ………。

 また、怪異とは。

 魂が変化して生ずる怪物で、魂が消化不良を起こし成る怪物である。何故、怪物になるのか?何故、魂が肉体を再構成するのか?その殆どが謎であるが。

 1つ言い切れることがあるとすれば…。

 

 望んで成った者では無いということ

 

 怪異とは。

 縁を切るべき怪物だとしても。

 人を襲う害悪だとしても。

 日々、何度も繰り返し殺しているとしても。

 僕は"ソレ"を救いたい。

 僕は"ソレ"から救いたい。

 夢を見続ける事が好きなのだ。

 だから僕は朝が嫌いだ。

今後の小説の文の書き方について〜!

  • より状況描写を増やしてくんろ〜!
  • もっとテンポ感よくした方が良い!
  • キャラクターの心理描写、台詞を多く!
  • 今のままの君(書き方)が好きっ!
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