縁切神社の断ち鋏   作:小町四季

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こぉぉぉんにぃちはぁ〜!
(うるせぇよ!)
どうも!小町四季です!
やほ〜!
今日は暇だったからもう一本投稿だずらぁ!
んな訳で本編へGo!Go!


7話【木偶の坊】

再度、バァン!と音が鳴る。

 扉がひしゃげ少し形が変わる。もう一発攻撃を食らったら吹き飛びそうである。

 まぁ…でも丁度いいかもしれない。こちらもさっきからビビらされまくりで腹が立っていたのだ。おまけに黒子ちゃんとスキンシップタイムに割って入られたのだ。お客様とて到底許せぬぅ!いや、まぁ…うん。お客様はどっちかと言うと僕なんだけどね。

 黒子ちゃんに少し下がっててと手を横に出す。…なんだよ!うっさい!僕だってイケメンムーブしたいの!良いだろ!普段怪異倒してんだから!と誰に言われたでもなく自分に自分で納得させる。

 

 やるとなったらやる。やってやる。人形が何だ。深淵のブラックホールアイが何だ!こちとら黒子ちゃんバフノリノリじゃこんにゃろぉ!

 すぅぅぅぅ………。

 はぁ…………。

 

 「魂現(こんげん)っ!断切鋏(たちきりばさみ)っ!!!」

 

 刹那、自分の胸に温かい火が灯るのを感じる。やがてそれは温かい優しい心地良さをそのままに火力はどんどんと増していく。僕がベルトについたハサミカバーから裁ち鋏を取り出せば、炎はそちらへと移りゆく。

 瞬く間に紫の火を纏った鋏を扉に突き出す。すると今度は火が鋏にぺたりと張り付いていくように鎮火する。否、鎮火は少し違うかもしれない。どちらかと言うならば火が裁ち鋏の内側へと入り込んでいく。

 

 バァン!ドゴーーーン!!!

 

 そして扉が開かれる。その先は暗く長い廊下があった。アトリエに来て、初めて見た人形と似ている感覚を覚える。寒気が立ち、全身に冷たさが回る。怖い。廊下の奥は何も無いように見えるが、そこには明確に恐怖という名の深淵がある。僕にはそれがはっきりとくっきりと分かった。

 確かに怖い。確かに怖い。

 

 しかし!!!

 

 僕の後ろには黒子ちゃんが居るっ!!!凄いものだ。誰かを守る為と思うだけで、体から熱が溢れだす。冷たさを押し返し、心に自身と闘気が宿るのが分かる。誰かが隣にいる事。それは、案外、一番大切なことなのかもしれない。

 

 そして相心はその心に宿る思いを叫ぶっ!!!

 

 黒子ちゃんの可愛さの前に頭を垂れやがれぇぇぇ!黒子ちゃんに…!手出しは…!いっさぁぁぁい!させぇぇぇんんんんん!!!!!

 

 月白相心は調子が良い。

 相心のタガが外れるのと呼応するように裁ち鋏の要が外れ、2つの鎌の様な、刀の様な、刃物へと形を変える。要が外れた為にどちらもぶらりと下へ垂れる。

 刃が上を向いている方のリングを先程持っていた手と逆の手で掴む。汗ばんだ両手に力が入る。そして裁ち鋏は巨大な断切鋏へと変わった。

 

 ドン!ドドタタ!ドタドタドタドタタ!

 先程よりも鮮明に細かい音まで相心の耳に入ってくる。そして深淵からそれ等は姿を現した!1、2、3、4、5、6…10…20…30程度の人形がこちらへと向かってくる。

 ただ不気味なのは全員、関節の向きがおかしい。180°曲がった首や肘、膝。それを巧みに使いながら、二足歩行で歩くものがいれば、蜘蛛のように四足歩行する者もいて、天井、床、左の壁に右の壁、余す事なくこちらへと向かってくる。

 ゾゾゾとするこの感じはアレだろう。

 母蜘蛛を潰した際にお腹から無数の蜘蛛の子が散るあの感覚と似ている。すごく既視感がある。それに対する寒気だと相心は気付く。

 更に言うならば、その人形等は作りかけなのか、はたまたそれで完成なのか、失敗作なのかは知らないが、髪が無いもの、目が無いもの、耳が無いもの、鼻が無いもの、指が無いもの、片足、片手が無いもので構成されている。

 数、不気味さ、気持ち悪さ、寒気。

 そのどれもが普段怪異狩りをしている相心に今まで一番の不快感を覚えさせた。

 

 ………ふふっ。ふははは。ちょっとぉ…びっくりはしたが!これくらい!ヤレルヨォ!ヤッテヤルヨォ!クソォ!

 

 チラッ。

 

 うん。黒子ちゃんが、頷いてくれた。何この子、天使かよ。守りてぇ。すっごく守りてぇ。やっぱいっすわ。この子祓うほうが難しいわ!それに比べたらなぁ!テメェ等"蜘蛛子人形(くものこにんぎょう)"なんてなぁ!屁でもないんじゃよぉ!!!

 やってやらぁぁぁ!!!

 

 おどろおどろしい空気とポカポカとした空気が混ざり合う。

 遂に蜘蛛子人形達は部屋の中に侵入する。扉から四方八方へ散りゆく姿は余計に蜘蛛の子である。キモチワルイ。

 勢いが増し、飛び掛る蜘蛛子人形。

 対する相心は脱力している。床の石に刃が辺りキィィ…と耳を突く音が鳴る。首は下を向いて、引いている。その為、重心が振れる事はなく、この地下室を支配する威圧感があらわになる。

 約半数の15体ほどが飛び掛る。

 

 「舐めんなよ…」

 

 壊れている手、美しい手、婀娜な手、華奢な手、不気味な手、その全てが相心を掴もうと伸ばされる。そして伸ばされた手は宙を舞う。どうやって人形が独立しているかは知らないが、力が入っているかは知らないが、その全ては最早、動く事の無い空である。そして、人形達は細切れとなり動きを止める。

 

 「木偶の坊共がっ!!!」

 

 ズゥン!と右脚を振り上げて、手に掴まれる…筈だった。

 不意に雷の如く落ちた脚の反動が返ったように相心が小さく跳ね上がり、身を捻る。

 刃が顔の右へ行く様に両腕を振り上げて空中で構える。

 既に無数の手は目前だ。

 その第一の手の波を左腕を振り下ろして落とし切る。約7体ほどの両腕、14本の腕が為すすべもなく、部屋に飛ぶ。顔や胴体が巻き込まれたものも居るが、仕方無いだろう。

 そして回転が掛かるその勢いのままに第二陣、右の腕が人形の首に振るわれる。

 然し、刃渡りが足りない。

 全ての人形を行動不能にできない。

 だが、それと相反する様にニヒルな笑みを浮かべる。

 右に持った鋏を振るったその刹那、瞬時手を離し、再びその手の中にリングの尻の部分を逆手で持つ。そして踏み込む体制へと変わり人形の様々な顔が目前に来る。

 先程の一撃目で顔の空洞が現れたものも2、3体居るが気にしない。そして力任せに捻った体を空中で反対方向に回る。

 全身の筋肉が一気に縮小される。

 脚から腰、腰から胸、胸から腕、腕から鋏へ重さが伝う。

 やがて扇風機のファンへと相心は変わる。

 風を巻き起こし、腕や頭など力の失った部位を吹き飛ばし、迫りくるエネルギーの余った体を上から下まで輪切りにする。

 

 タンッ!

 

 相心が2つの刃物を地面に打ち付ける様に地に足をつける。

 

 ガタン。カラン。カラカラカラン。ゴトン。ゴタ。

 

 落ちた人形…だった者が、バランスを崩して、その場に体を崩した。

 

 纏まってくれたからこそ、一気に半分はやれたが…。

 残り15体。中々にハードだ。

 どうしたものか…。

 

 そんな僕の前に埃まみれの人形が、全身を黒く染められた人形が、顔をヒラヒラのやつが隠した人形が、ソノ娘が、立っていた。先程の僕と同じ様に、腕を横に突き出して。

今後の小説の文の書き方について〜!

  • より状況描写を増やしてくんろ〜!
  • もっとテンポ感よくした方が良い!
  • キャラクターの心理描写、台詞を多く!
  • 今のままの君(書き方)が好きっ!
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