どちらかと言うともみまひ寄りの話。
 もみまひデート回です。


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 第二作目です。
 まひもみというよりもみまひ寄りの話です。
 ちなみにもみじちゃん視点。
 ではまたあとがきで会おう()




もみじとデート

 

 

 それはとある休日の日のことだった。

 私とまひろちゃんはその日は珍しく遠出をしていた。

 その日はまひろちゃんが行きたいところがあるらしく、私はそれに付き合う形で出かけるとこになった。

 まひろちゃんによると、行きたい場所というのはたいやき屋さんで割と栄えている都会の方にしかないらしくわざわざ遠出をすることになったのだ。

 

 

 

「人多いねーさすが都会って感じ?」

 

「そうだねー 都会のほうってこんなに人が集まってるんだねー」

 

 と他愛もない会話を交わしながら私達は人混みの中を歩く。

 私は時々まひろちゃんの姿を見失いそうになりながらもかろうじてはぐれずにいた。

 お互いに携帯電話は持ってきてはいるものの、はぐれてしまってから合流するのはこの人混みの中では至難の技であろう。

 私はこの状況をどうにかできないものかと思案を巡らせてはいたが、やはりたどり着くのは一つの答え。

 

 それはまひろちゃんと『手を繋いで歩く』ことだ。

 

 だが私は手を繋ぐっていうのが一番手っ取り早い方法であることはわかっていても、なかなか言い出せずにいた。

 それは私が少し怖かったからだ。

 もしも万が一拒否されてしまった時のことを想像してしまって。

 だがそんな私の葛藤とは裏腹に、まひろちゃんは言った。

 

「もみじ! はぐれちゃいそうだし、手、繋がない?」

 

「うん……! そうしよっか!」

 

 私はそう言ってまひろちゃんの手を取り、手を握る。

 まひろちゃんの手はとてもすべすべした感触で、やわらかかった。

 そして手を握っていると人のぬくもりを感じたのかすこし安心したが、まひろちゃんと手を繋いでいると考えるとなんだか少しドキドキした。

 

 

 

 

 それから私達は10分ほど歩き、目的のたい焼き屋さんに着いた。

 ずっと手を繋ぎ続けながら。

 私の手は緊張で手汗でひどいことになっていたし、途中からはあまり人通りのないところも歩いた。

 本来はぐれないようにという名目で手を繋いでいるのだから、人が少なくなったら手を離されてしまうのかな、なんて思っていたが、それでもまひろちゃんは私の手を離さないでいてくれた。

 私はそれがとても幸せだった。

 まひろちゃんとまさか手をつなげるなんて思ってもいなかったのに手をつなぐことができて。

 そしてずっと離さないでいてくれて。

 

「やっと着いた……」

 

「長かったねーおつかれさまー」

 

「もみじもおつかれー」

 

「じゃあ買いにいこっか!」

 

 そうまひろちゃんは言うと、私と繋いでいた手を離しお店の店員さんのほうに行ってしまった。

 私の手はついさっきまで繋いでいたまひろちゃんの手のぬくもりが残っている。

 また手を繋ぎたいな、なんてぼけーっと考えているとまひろちゃんに声をかけられた。

 

「なにぼーっとしてるのもみじ! 行くよ! 私達が求めていたたい焼きはすぐそこだよ〜」

 

と興奮気味に急かされたので、私はたい焼きを買いに行くことにした。

 

 

 

 

 

「あんこのたい焼き1つお願いしますー」

 

「もみじはどうする?」

 

「えーっと……じゃあ私はクリームのたい焼き1つお願いします」

 

「はーい、まいどありー」

 

 

 とっても元気なおばあちゃん店員さんだったななんて思いつつ私は店を出た。

 その後私達はたい焼きをベンチで座って食べようということになり、近くの公園へ向かい適当なベンチへと腰掛けた。

 

 

「「いただきまーす」」

 

「うん!!!! このたい焼きおいしー!! さすが今流行りだけあるね〜」

 とまひろちゃんが満面の笑みで言う。

 ちょっとだけ、ドキッとしながらもやっぱまひろちゃんはかわいいな、なんて思っていた。

 

「そうだね〜 いつも食べるのとはちょっと違う感じするかも〜」

 

「そういえばもみじはあんこ食べれないんだっけ?」

 

「そんなことないよー? あんこ好きだよ〜」

 

「それじゃあ良かった! じゃあひとくちあげる〜」

 と言うと、まひろちゃんはその小さな口でかじったたい焼きを私の口元の方に差し出してきた。

 

「ほら! なにぼーっとしてるのもみじ! あーんだよ?」

 

(え、え、え、ま、まひろちゃんが私にあーん??? ちょ、ちょっとまってどうしよう?? 

 いつもやってばっかりだったからされるなんて考えたこともなかった…

 それに間接キスってことじゃん!!?? なんかちょっとはずかしい…//)

 そんなことを思っていると、どんどん私の口の方へたい焼きが迫ってくる。

 私は意を決してそのまひろちゃんのかわいい歯型のついた食べかけの部分をかじった。

 

「おいしい?」

 

「う、うん! あんこもおいしいね〜」

 

「私もそっちの食べてもいい?」

 

「あ、うん……」

 

「はむっ」

 

「んー! こっちのもおいしいねー! ありがとねーもみじ!」

 と言うと私のところへクリームのたい焼きを返す。

 まひろちゃんが食べたたい焼き…と思うと少し食べるのを躊躇ってしまう。

 さっきは気づかなかったけど、いつもまひろちゃんに食べ物を一口あげているから別に特別なことってわけでもないのだけど……

 なぜか意識してしまうとなんだか食べづらい。

 私は十数秒くらいそのたい焼きとにらめっこしたあと…またそのたい焼きを食べ始めた。

 

 

 

「「ごちそうさまでした〜」」

 

「いや〜おいしかったね〜 さすが都会の味?」

 

「都会は関係あるの? まあそれはさておきおいしかったね〜」

 

「じゃあそろそろ帰るか〜あとは家に帰ってゲーム三昧かな!」

 

「まひろちゃんらしいね〜」

 

 そんな話をした後、私達は公園をあとにし駅へ行き電車に乗った。

 

 

 

 その帰りの電車の中でまひろちゃんははしゃいで疲れたのか、寝てしまっていた。

 私はというとまひろちゃんが寝ていても降りる駅を間違えないように起きていた。

 ふとした瞬間に肩に謎の温かみと重みを感じる。

 私はびっくりして肩の方を見ると、そこにはまひろちゃんの頭があった。

 顔を見るととても幸せそうな顔で眠っている。

 思い返せば今日はいろいろあったなあ……

 手を繋いだり、間接キスをしたり……

 なんてことを考えていると、最寄りの駅の下車の放送がかかった。

 

 次は~〇〇~〇〇~、お出口は左側です~

 

 先程と変わらずまひろちゃんは私の肩でぐっすり眠っている。

 ちょっとくらい触ってもいいよね……と私はまひろちゃんのほっぺたに手を伸ばした。

 

「まひろちゃーん もう着くよー? 起きてー」

 と私はまひろちゃんのほっぺたをつんつんしながら言った。

 触れてみた感想は、やわらかい。

 その一言に尽きるほどやわらかかった。

 そうしているとまひろちゃんから反応が返ってきた。

 

「うーん………あと5ふん……」

 

 すごくまひろちゃんらしいな、なんて思った。

 いやそんなことを考えてる場合ではない。

 あと5分寝かせてあげたいほどのかわいい寝顔だったが、あと5分寝ていたら最寄りの駅を通り過ぎてしまうので私はすこし申し訳なく思いながら起こすことにした。

 

「まひろちゃん!!!」 

 

「はっ!」

 

「おはよーまひろちゃん」

 

「おはよーもみじー、なかなか起きなくてごめん……ていうか私もみじの肩で寝ちゃってた?! ごめんね? 肩痛くない?」

 

「うん!平気平気!」

 

 むしろまひろちゃんの香りがしてごちそうさまだ、なんて思いつつ私は返事を返した。

 

「よかった〜」

 

 

 

 〇〇〜〇〇〜 ご乗車ありがとうございました〜

 

 どうやらもう駅に着いたようだ。

 

「まひろちゃん〜 行くよー」

 

「は〜い もみじ〜」

 

 今日一日楽しかったな〜なんて思いながら私は電車から降りた。

 

 

 

 帰路にて……

 

 

「今日は楽しかったねー」

 

「うん!また二人いっしょにどこか行こうねー!次はもみじの行きたいとこも行ってみよー」

 

「私の行きたいとこかあ……じゃあ観覧車乗りたいかも〜」

 

「おーいいねー!」

 

 そんな話をしているといつの間にかまひろちゃんの家の前まで来ていた。

 

「わざわざ送ってくれてありがとね! また明日学校で!」

 

「うん!じゃあまた明日ね!『またいっしょに』遊びに行こうね!」

 

 

 

 

 

 

 

 






 『またいっしょに』

 すばらしい言葉ですね。ちなみに続きは気が向いたら書きます()
 ていうかなぜか今回もキャラ崩壊してる気がするんですけど……
 個人的にはまひろちゃんのTS要素が割とどっかいっちゃった感じする。
 なんかただのかわいい女の子になってる気がする。
 という作者の反省文でした。
 なんか思いついたら観覧車の話書くかも。
 あとたい焼きの話してたら自分が食べたくなりました()
 絶対食べに行きます(固い決意)

 ではまたどこかで〜

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