機動戦士ガンダムEXVS InSert Credit(旧:掌のレバーと指先のボタンで、広がる世界。)   作:kaneda_02

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●お知らせ(2023/6/6追記)
 タイトルを変更しました。
 旧タイトルに馴染みのある方を考慮し、旧タイトルは見える形で残しています。
 アーケードゲーム感をより強くしたく変更しました。
 突然の変更申し訳ないです。

●エクストリームバーサス
 全国のゲームセンターにて稼働中の大人気対戦ゲーム。
 機動戦士ガンダムシリーズに搭乗するモビルスーツを操作し繰り広げる2on2の対人戦が魅力。
 大型アップデートや新作発売を続けて、十年以上続いてるすんごいタイトル。
 ソーシャルゲームや家庭用ゲーム機が普及・充実する昨今、その煽りを受けるゲームセンター業界において、根強い人気を誇る人気タイトルです。
 執筆開始時(2023年4月)では、シリーズ6作目に当たるクロスブーストが稼働中。

●制作のノリ
 本作は、執筆開始時(2023年4月)にアーケードにて稼働中の「機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2 クロスブースト」をモデルに一部機体に「これがついてたら面白くなるんじゃないの?」と作者の妄想を追加されたものとなります。広い懐で受け入れていただけると嬉しいです。



.4-1 すごい人なんだ!

 

 残暑が強く残っている。

 仮設されたテントの中で、修は手に持ったうちわを扇いでいた。競技から戻ってきた直後であったため、体が火照っている。うちわで扇ぐ日陰の風は、涼しかった。

「修」

「……なに?」

 水筒の内容物を飲み込んだ叶が、頭に巻いた鉢巻を取る。椅子の背もたれにかけていたタオルで、汗を拭っていた。

「お前、何か恨みでも買ったのか?」

 叶の疑問に、修は空を仰いだ。テントの天井が見えた。九月の高い空は、テントに遮られて見えなかった。

「わっ、かんない。何も覚えがないよ」

 修は、投げやりに答えた。

「へぇ……」

 カメラのシャッター音が聞こえた。音の方を見ると、叶がスマホのカメラで男子生徒を撮影していた。

 切れ長の目が特徴的だった。 

 

 

 

 夏休み明けの体育祭は穏やかなスタートを切る、はずだった。

 修が参加する全ての種目に、隣のクラスに在籍するある男子生徒が尽く参加していた。

 彼は、どういうわけか全ての種目で修と同じ組に参加していた。

 全ての種目に於いて、修は彼から異常な敵意を感じていた。

 それでも体育祭に真剣に取り組む修だったが、彼が向けてくる敵意は流石に目がついた。負けたくないと対抗心を燃やしてしまい、張り合い続けているうちに肉体的疲労が精神的と相俟ってピークに達してしまった。

 昼休憩を教室に戻り過ごす修は、隣の席で弁当を広げる叶に構わず机に突っ伏した。今は、昼食よりも休憩が欲しかった。

「食っとけよ。じゃないと午後の競技まともに動けないぞ」

 叶の忠告と鼻腔をくすぐる炭水化物のにおいに、修は渋々学生鞄から弁当が入った保冷バッグを引っ張り出す。

 クーラーの効いた教室には、学生だけで昼休憩を過ごすクラスメイト達がいた。家族で昼食を済ませる生徒達は、体育館か校庭に仮説されたテントの下で食事をしている。そういった住み分けがされていた。

 保冷バッグを開けると、中にはランチクロスに包まれた弁当と箸入れ、そしてメモが入っていた。机の上に置いた弁当を開けつつ、手に取ったメモを読む。

 母の字だ。急な仕事で体育祭をドタキャンしてしまったことに対する謝罪と、最後に一言頑張れと応援のメッセージが綴られていた。

「おばさん、今日も忙しいんだな」

 叶が、弁当の中身を箸で摘んだ。持ち上げた唐揚げを頬張る。叶の母親が作った弁当は、そのまま料理本に掲載できそうな位見栄えが良かった。叶の母親のことだ、きっと栄養にも拘っているはずだ。

「うん。担当してる案件がトラブったんだって。朝ドタドタしながら会社に向かっていったよ」

 メモを保冷バッグの中にしまい、弁当箱の蓋を開ける。早起きをした母が体育祭用にと丹精込めて作った料理が、所狭しとつまっていた。

 叶の弁当箱と比較すると、お世辞にも見栄えが良いとは言えない。が、修は、物音に起き出し目にしたキッチンに立つ母親の背中を思い出した。台所で張り切って調理を行っていた母を思うと、疲労感よりも食欲が勝った。

「いただきます」

 手を合わせて、弁当箱の中身を食べる。半熟の肉巻き卵は、修の大好物だった。

「叶のおじさんとおばさんも?」

「あぁ。相変わらず」

 他愛のない会話を続ける。

 近頃の母について。家事について。 

「母さん、最近は、俺がこれから寝るかなって時にそっと帰ってくるよ。少しでも楽してもらえればと思ってバイト代を半分渡してるんだけど、多分全部貯金に回してるんだと思う。親心ってやつ? わかるんだけど、わかる分複雑。せめてもと思って、仕事が落ち着くまでは三食作るようにしてるけど」

 修のバイト代に一切手をつけない母の気持ちを嬉しく思う反面、母の支えになれていない自分を憂いた。

「確か、お小遣いいらないし少しでも家計の手助けをしたいからバイトを始めたい、がバイト始めた時の理由だったか?」

 叶の問に首肯で答える。もちろん、エクストリームバーサスをもっとやりたいという気持ちもあったが、それはあくまで理由の一つに過ぎなかった。

 互いの家の事情を知っている幼馴染だからこそ、気兼ねなく話せる内容だった。

 箸を口に運びながら、叶が相槌をうつ。「おばさん早く落ち着くといいな」

 修は、弁当箱をつつきながら身を乗り出した。ところで、と前置きをし思い出した内容を口にする。

「この間言ってたゲームセンターの知り合い、その後どうなったの?」

「あいつか……」

 叶が、眉を寄せる。その表情が、内面を言外に語っていた。

「もしかして……問題児?」

 水筒を煽った叶が、溜息をついた。

「最初の頃は、指摘した部分を素直に改善しようとしてたんだけど、最近はあーだのこーだの自分の考えを口にして、それが試合のインターバル中なら良いんだけど、試合中に言ってくることがあるんだよな。その度に口論を起こしてるから、ひどく疲れる」

 深い溜息をもう一度つく叶。

 修は、その知り合いに会ったことがなかった。修は、叶の話の中にしか存在しないその知り合いの顔やプレイスタイルを知らない。そんな相手に、批判的になることは憚られた。

 愚痴が止まらない叶は、それでもその知り合いのゲームに付き合っているようだ。悪態をつきながら百円を投入する叶を想像すると、思わず笑ってしまった。

「ん? ……おい修」

 空の弁当箱をランチクロスで包み保冷バッグに入れて学生鞄しまうと、スマホ片手に叶がこちらを読んだ。

「件の男子生徒、名前がわかったぞ」

 交友関係が広い叶だ。広いツテを頼りに探し当てたのだろうか。

「隣のクラスの生徒らしい」

 隣のクラス。反射的に優花を想像した。

「名前は、瀬良巧、だってよ」

 修は、驚きの余り目を見張った。

 叶が、スマホの画面をこちらに向ける。優花との個人チャットに表示された最新のメッセージには、瀬良巧(せら たくみ)と名前があった。

 瀬良。

 バイト先の先輩、瀬良薫が脳裏を過ぎった。薫の切れ長の目が、瀬良巧のそれと重なった。

 

 

 

 体育祭は、大詰めを迎えていた。

 修は、普段より一回りも高い視点から校舎を見る。三階の中央に位置する教室のベランダには、各チームの獲得点数が掲載されていた。

 優花と瀬良巧が所属するチームの得点が最も高い。彼女達のチームに対し、修と叶のチームは僅差で負けていた。

 体育祭の優勝チームは、正にこの騎馬戦で決まる。

 騎手を務める修は、騎馬役の三人に支えられながら正面の敵を見た。グラウンド外周を埋めるテントによって作られたステージ、その対辺にずらりと並ぶチームは、優勝を目の前にしてメラメラと闘志を燃やしていた。

「……いた」

 眼下、騎馬の先頭を担う叶が、敵チームの一角を顎で指し示す。修もそちらへ目を向けた。

 騎手役の瀬良巧が、切れ長の目で修を睨んでいる。

 優勝に向けて一丸となった意志ではなく、チームに貢献しようという利他でもない。敵意を超え、殺気と言っても過言ではない強い眼光が、こちらを捉えていた。

「うん。見つけた」

 修は、叶を含めた騎馬三人の顔を順々に確認する。クラスメイト二人と叶には、もしかしたらと事前に話を通していた。その再確認を行う。

「むこうがやる気なんだから、こっちもそれに応えてやろうじゃないの」

 瀬良巧を指差す。

「優勝は二の次。先ずは、あの騎馬を倒す。他の騎馬は後回し。……頼むよ」

 頷く騎馬三人。 

 彼等の同意を認め、修は後部二人の腕から腰を上げた。叶の肩に手をつき、体を支える。

 対面の瀬良巧を見据える

「そっちが吹っかけてきた喧嘩でしょ? 俺は、……負けない」

 瀬良巧が腰を上げた。こちらの唇の動きに何かを察したのか、瀬良巧が人差し指を眼前に立てた。ゆっくりと、その先端を修へ倒す。

 ――お前を倒す。

 その瞳が、雄弁に語っていた。

 前傾姿勢、重心を前へ。

 スタートを知らせる乾いた音が鳴り響くや否や、両陣営の騎馬は、鬨の声を上げながらグラウンドを走った。グラウンドの端から中央へ向けて進む騎馬の帯は、他方の帯と触れた部分から激しく砂煙を巻き起こす。組み合った騎馬の頭上、同じく組み合った騎手は、額に巻かれた鉢巻を巡って応酬を繰り返す。

 鉢巻を奪った騎手は、勝利の雄叫びを上げた後、更なる戦果を求めて騎馬を進めた。鉢巻を奪われた騎馬は、失意を露わにグラウンドの端へ退場していた。

 それらを背景に、またそれらの間を縫うように二騎の騎馬が距離を詰めた。距離が詰まるにつれ、互いの騎手が上体を起こしていく。先頭の騎馬の肩から手を離し、ゆらりと腕を左右に構える。

 騎馬が接触すると同時、修は瀬良巧と組み合った。

 修の鉢巻に伸びる瀬良巧の右腕を左手で掴む。次いで繰り出された左手を、右手で制する。

 至近距離で視線が絡む。

「お前! 生田修!」

 周囲の騒音に負けじと張り上げられた声は、対面の瀬良巧の物だった。

「……何!?」

 彼の突然の行動に虚を衝かれた修は、思わず手の力を緩めてしまった。

 瀬良巧は、その隙を見逃さなかった。拘束を力任せに抜け、自由になった腕が再び鉢巻に伸びてくる。

 修は、懸命に腕を捌いた。

「瀬良薫を知っているか!? 俺のねーちゃんだ!」

 瀬良巧が背筋を伸ばす。不安定な騎馬の上で、彼は器用にバランスを取っていた。やや前傾姿勢の修は、瀬良巧を見上げた。

 やっぱりか、そう思いながら見上げた。

「知ってるよ! それが何!?」

 覆いかぶさるように上方から迫る手を掴む。瀬良巧の体重を受け、騎馬が若干沈んだ。

「お前みたいなよぉ、ガキがよぉ、ねーちゃんに色目使ってんじゃねぇ!」

 再び至近まで迫った瀬良巧が、鼓膜が突き破れる程の大音量で叫んだ。同時に、組み合った手に彼の全力の握力が加わる。圧迫により生じた手の痛みに顔をしかめる。

「シ、スコ、ン……じゃん!」

 足元の騎馬三人から苦悶の声が上がる。瀬良巧は、自滅覚悟といって差し支えがない程体を修に傾けている。修と瀬良巧の二人分の体重が、足元の騎馬に乗りかかっていた。

「ちげぇよ! でもな、ねーちゃんはすげーんだよ! ウチはずっと前から片親でな、ねーちゃんは帰りの遅い親父に代わってずっと俺の面倒を見てくれたんだ! 自分の時間を削って家族のために一生懸命になって、でも自分の夢のために夜遅くまで勉強して! 念願かなってようやく大学生になったんだ!」

 瀬良巧の言に、母の姿が脳裏に蘇った。

 修にとっての母が、瀬良巧にとっての姉なのかもしれない。

「なのにお前みたいなガキが……! ねーちゃんにまとわりつくな!」

 修は、歯を食いしばりながら彼の怒りに共感した。

 母の隣に見知らぬ男が立っている光景を想像した。

 男は、修が支えたくても支えられなかった母を易々と支えている。金銭的、精神的に。

 想像しただけで胸が締め付けられた。自分のデリケートな部分に、他人が土足で踏み込んできたような感覚があった。

 しかし、同時にそれが良いのではないかと考えた。

 一家の稼ぎ頭として忙殺される母を癒やしてくれる存在がいるのならば、それは母にとって幸せなことなのではないだろうか。

 それが自分ではなかったことを悔しく思う。けれど、自分の産みの親だ。幸せでいてくれるなら、それが良いのではないか。

 そう言い聞かせた。

「お前だけの理屈で、ものを言うな!」

 両足に全体重を乗せる。騎馬への負担は考慮に入れなかった。

 瀬良巧を押し上げる。騎馬の上に立った修は、彼と目線を合わせた。変わらない眼光が、目前にあった。

 

 

 

「何やってるんだろう……」

 優花は、テントの中でグラウンドの攻防を見ていた。

 視線の先、叶の頭上の修は、自分のクラスの瀬良と組み合っている。遠目にではあるが、口元が動いているように見えた。

 何かを喋っているように見えた。

「あの二人長いね」

 隣に座る理紗も修と瀬良を見ているようだ。二人の様子をじっと観察している。

 鬼の形相で修と向き合う瀬良からは、ただならぬ雰囲気を感じる。修と修を支える叶からも同様の雰囲気が感じられた。最も、顔を真っ赤に茹で上がらせている叶は、騎手二人の激しい攻防に必死で耐えているようであり、騎手二人の会話は聞こえていないように見えた。

 修と瀬良の問題なのだと見当をつける。騎馬は、二人の事情に巻き込まれたのだろう。修の頼みに応じる叶が想像できた。

 ――人の頼みが断れないからなぁ。

 肩を竦めながらも応える叶を想像し、クスリと笑った。

「刈谷さん」

 不意に横合いから声がかけられた。突然の声にビクリと背筋を正し声の主に向き直ると、同じクラスの女子生徒が立っていた。

 顔立ちの整った女子生徒だ。スタイルも良いため、男子からの人気が高い。歯に衣着せぬ物言いと容姿から、スクールカーストの上位にいる女子だ。

「……何?」

 指先で髪を弄ぶ女子に、優花は恐る恐る尋ねた。高圧的な表情に、中学生時代の記憶が蘇る。

「同じクラスなんだから、応援してあげなきゃ」

 女子生徒は、優花に顔を近づけた後、グラウンドの方を指さした。指先は、修と組み合う瀬良を示していた。

 女子生徒をもう一度見る。口元には笑みが浮かんでいるが、目が笑っていない。牽制をされているのだ、と経験で悟った。

 優花は頷いた。笑顔を顔に張り付ける。慣れたものだった。

「そうだね。同じクラスだもんね」

 優花達のやりとりなど露とも知らないクラスメイトに混じり、自分のクラスメイトに声援を送る。

 仕草も表情も慣れたものではあるが、自分の気持ちを裏切ることにはいつまで経っても慣れることはできなかった。

「良かった。刈谷さん、叶君と幼馴染だって聞くし、もしかしたらと思っちゃったの。最近彼女と別れちゃったみたいだから、私、叶君狙ってるんだ。強力なライバルがいない方が良いでしょ?」

 薄々勘付いていた内容だった。胸が張り裂けるような思いだった。

「協力してね」

 女子生徒は、そう言い残し自分の椅子に戻っていった。

「……何あいつ」

 理紗が、その背中に悪態をつく。迂闊に反発して波風を立てず、何も言えない自分の気持ちを静かに代弁してくれる友人の存在をありがたく感じた。

 理紗の手を握る。

 そうしなければ、泣いてしまいそうだった。

 

 

 

 終了を知らせるホイッスルが鳴った。

 しかし、暫くの間瀬良巧は、手から力を抜かなかった。無理矢理引き剥がす。距離を取り腰を下ろすと、足元の騎馬が崩れない程度に脱力した。

 結局、鉢巻を取ることはできなかった。しかし、取られもしなかった。引き分けだった。

「生田!」

 自陣営に戻ろうとした時、瀬良巧が修を呼び止めた。

「お前、ガンダムやってるんだってな!」

 移動していく他の騎馬には目もくれず、瀬良巧は続けた。

「放課後、ガンダムで決着をつけてやる! 俺が勝ったら、ねーちゃんには近づくな!」

 眼下の叶が首を傾げる。喧騒の収まった今だからこそ、叶は初めて瀬良巧の怒りに触れることができたのだろう。

「薫さんは……賭けられない」

 ハァ!? 、と憤りを隠そうともしない瀬良巧に、修は言った。

「誰かを好きだって気持ちは偽れないでしょ。誰が何を言おうとも、絶対。だから、薫さんを賭けることはできない」

「知らねぇよ! 俺が許さねぇって――」

「自分の理屈を振りかざすな!」

 ピシャリと遮った。

 ずっと片思いを続けている幼馴染を思った。

 勢いを失った瀬良巧は、その動きを止めた。 

「ガンダムはやるよ。でも、それはお前に負けたくない個人的な理由。薫さんは、関係ない」

 グラウンド上の騎馬の数が減っていく。中央で動きを止めた二騎が、注目を集め始めていた。

「名前」

「え?」

「瀬良巧、で間違いない?」

「……あぁ」

 巧は、不承不承頷く。

「じゃあ巧。校門で待ってる」

「名前で呼ぶな!」

「薫さんと区別するためでしょ」

 そう言い切り、騎馬に戻るよう伝えた。背後からの声は無視をした。ややあって振り返ると、巧達も自陣に戻っている最中だった。

 眼下へ目を落とす。叶の後頭部が見えた。

 自分達の間では、恋愛ごとは触れないようになっていた。暗黙の了解だった。

 そんな叶の前で、修は恋愛話をしてしまった。正直、仕方なかったという思いがある。言わなければならなかったと。

 であれば、叶は、どう感じたのだろうか。眼下の後頭部からは、彼の心中を察することはできない。

 叶が優花に対し何を考え、どう向き合おうとしているのかは、皆目見当がつかなかった。

 

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