『氷狼』ルーディア   作:如月SQ

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此方ではお久し振りです。


最後の夢

 気付けばそこは、真っ白な空間だった。

 幼い頃……まだ私がオルステッドの庇護下にない頃。

 物事の節目に顔を出すあの邪神と、会っていた空間だった。

 

 何故今更ここに、という思いのままに辺りを見回して……同時にここにくる以前の事が、すっぽりと抜け落ちていることに気付く。

 ここに来る時は決まって眠ってる時……夢のような形で来てたけれど……直前の事が思い出せない。

 いつもなら……夫の誰かと一緒に眠りにつくのだけど……誰と寝たんだっけ……?

 ……いや、そもそも……最近……寝たっけ……?

 ……あれ……?

 

『やあ』

 

 悩んでいた私の思考を妨げる、忌々しい声に反応し、ゆるりと振り向いた。

 そこには当然というかやはりというか、懐かしいモザイクが此方を見つめていた。

 

「……何故?腕輪は肌身離さず持っていた筈……貴方がここに呼べる筈が……」

 

『あれ、覚えてないのかい?』

 

 私は警戒を込めて睨み付けた。

 何を企んでいるのか、どんな策に引っ掛かってしまったのか。

 そう考えていたのだけど、ヒトガミは拍子抜けしたような反応で首を傾げていた。

 その反応は嘘の気配も胡散臭さもなく、ただ純粋に浮かんだような反応で……私は困惑してしまう。

 

「なにを……?」

 

『君はさぁ、死んだんだよ』

 

 その言葉に、いくつもの映像が、音が、私の頭に浮かんできた。

 いくつもの情報が、浮かんで、消えていって。

 思わず頭を押さえる……突然頭をかき乱す情報の嵐に、顔か歪む。

 ヒトガミが、何かした……の?

 いや、これは……思い出して……る……?

 

「あ……あぁ……」

 

 そっ、か……そっか。

 私、は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 温かな感触を感じて、ふわりと意識が浮かんだ。

 それを感じた手を見れば、ルーシーが私の手を握っていたようだった。

 もう鮮明には映らない視界に茶髪と尖った耳が見えたから。

 

「るー……しー……?」

 

 自分でも驚く程に掠れた声が出た。

 まるで、ずっと眠っていたかのような……。

 

「ママ……」

 

 ルーシーの表情はよくわからないけれど、その声色はなんだか今にも泣きそうな声だった。

 もう、成人している筈なのに……いつまでも甘えん坊なんだから……。

 

 力の入らない手で、頬の辺りを擦ってあげれば、ふるりと震えた後に濡れたような感触が伝わってくる。

 ルーシーが泣いてるのだと気付いた時、辺りに沢山の人がいる事にも気付いて……そして、今の私の現状に気付いた。

 

「ああ……みんな……おは……よう……」

 

 辺りから帰ってくる、おはようの声。

 そしてそのどの声も、大小の差はあれど皆悲しみに満ちたものだった。

 

 私は……ルーディア・グレイラット……34歳。

 家族に囲まれて、温かな布団の上で今……その生涯に幕を閉じようとしている……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それに気付いたのは、ヒトガミの使徒、鬼神との決闘を終えた後……闘神鎧との決着から10年後くらいの事。

 妙に体が気だるく、魔力の回復が遅く、どれだけ休んでも晴れない不調に苛まれていた。

 治癒魔術も効かず、ラノアやアスラの治癒魔術ではお手上げ、果てはペルギウス様ですら私の不調の原因は解明出来なかった。

 最後の望みをかけミリスへと家族旅行も兼ねて向かい、クリフ先輩に診て貰って……漸く私の状況が正しくわかった。

 

 それは……寿命だった。

 

 体の、寿命。

 シズカがいつだか言っていた。

 向こうの世界の知識だけれど、人の体が治る時、体を構成する細胞が分裂することによって治るのだと。

 そして、その分裂出来る回数というのは……決まっているのだと。

 治癒魔術は、一生のうちで決まっている「治る回数」を先取りしているだけなのだ、と。

 

 それでも、常識的な使い方ならはそう問題は起こらない。

 けれど私は相当自分の体を酷使してきた自覚があった。

 だからそれを聞いた時、寿命だと言われた時、すとんと納得してしまっていた。

 むしろ話を聞いていた家族のほうが、ショックが強かったように思う。

 

 クレアお婆様が最もそれが顕著で、ミリスのあらゆる治癒術師医者に診て貰う為に、正に東奔西走……そんな頑張りに対して、わからないか、寿命であるという答えしか帰って来なかった。

 憔悴するお婆様をはじめとした、家族の皆には申し訳なかったけれど……私は自分のそれをすんなりと受け入れていたと思う。

 むしろ、よく今まで保ってくれたと、誇らしい気持ちにすらなっていた。

 

 出来る限りの延命をすると、ミリスで最後まで足掻いてみるという選択肢もあった。

 けど……。

 

「私の家は……ラノアのあの家だから」

 

 ベッドの上でそうハッキリ言葉にした私に、お婆様とお爺様はそれ以上何も言う事はなく、涙を浮かべながら抱き締めてくれた。

 そして、今生の別れを告げて……私達はラノアに……私達の家に戻った。

 私の最期を、あの、暖かな……いくつもの思い出のある家で迎える為に……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幸せだった。

 満ち足りていた。

 私の視界は既にボヤけて、みんなの姿をハッキリと映す事はない。

 それでも、みんながそこにいるのは感じられる……。

 私が静かに眠るベッドの周りに、みんなの息遣いが感じられる……。

 

 もう、体に力が入らない。

 握られている手を握り返す力も、ない。

 

「ルディ……」

 

 フィッツの声がする。

 顔を向ける事も出来なくて、目だけ動かして見れば、私の手を握るフィッツが大粒の涙を浮かべているのが見えた。

 

「フィッツ……」

 

 そこで不意に、フィッツが言っていた言葉を思い出した。

 だから私は、精一杯、残った力を振り絞って、笑みを浮かべた。

 

「子供達の事を……お願い……ね……」

 

 私の言葉を聞いたフィッツは目を見開いた。

 そうして、暫しの間があく。

 瞼の重さを感じながらも、私はフィッツを見つめ続けて……。

 

「……ルディは、ズルいなぁ……」

 

 目を細めて苦笑するフィッツの目から、涙が溢れた。

 やっぱり、フィッツは私の事が本当に大好きだから……。

 私がいなくなった後……私の後を追っちゃうって……思ってたんだ……。

 

 でもそれは、子供達にとって、みんなにとって酷だから……。

 だから、お願いねフィッツ……。

 瞼が重くて、視界が暗くなる。

 

「っ……!ルディ!」

 

 私の名前を呼ぶ声がする。

 

「母様!」

 

 私を呼ぶ声がする。

 

「――――!」

 

 遠く、から……。

 

 意識が、遠退いていく……。

 

 ああ、私、死ぬんだ……。

 

 あの世、か……そんなものが本当にあるなら……。

 

 みんな……生き抜いて……いずれ……また会おうね……。

 

 私の記憶の片隅……あっちの世界で経験した、寂しく、寒々とした終わりとは違う……。

 

 私の意識が消えるその瞬間まで、私は温もりに包まれたままで……。

 

 満たされた気持ちのまま、私の意識は闇に溶けていった……。

 

 ああ……でも、もう少し……みんなと一緒に……。

 

 いたかった……なぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『思い出したかい?』

 

 ヒトガミの嘲笑うような声が、頭にガンガンと響く。

 目覚めないと思っていた眠りから覚めて、こんな奴と対面させられているこっちの身にもなって貰いたいものだ。

 

「……ええ、お陰様で」

 

『ふふ、君が死んだお陰で、相当動きやすくなった。

 こっちの手駒もそう多くないけど……ないならまた増やせば良いだけ。

 君が足掻いて築き上げた全ては、ぜーんぶ無駄になる。

 ……いや、それを逆に利用する手すらある。

 君の家族は、これから僕の手で滅茶苦茶にされるんだよ!』

 

「っ……!」

 

 私を、家族を嘲笑う言葉に思わず睨み付けても、ヒトガミは此方を嘲笑う雰囲気を隠さない。

 その軽薄で此方を見下しきった態度に、腹が立つ。

 

『はははっ!君がいくら怒っても無駄さ!』

 

 それでも……そう、もう、無駄なんだ。

 

『君は死んだんだ、もう僕の事を邪魔出来ない……。

 ふふふ……こうやって、君を嘲笑う事が出来て……漸くスッキリしたよ』

 

 ケラケラと笑うヒトガミは鬱陶しかったけれど、私にはもうどうする事も出来ない。

 悔しいけど、ヒトガミの言う通り私は、死んだんだ。

 死んだ人間は……私は、もうみんなに何も出来ない。

 それが……悔しくて悔しくて……仕方無かった。

 

『精々、消え去るその瞬間まで、僕に逆らった事を後悔して――――』

 

 その瞬間、突然辺りの様子が変わった。

 真っ白な空間が薄暗く変わり、ヒトガミの声も途切れて。

 何が起きたのかわからなくて、辺りを見回せば……昔一度だけ出会った、黒いモザイクがそこに立っていた。

 

 ジンシン教の罠に嵌まった私を叱責した……自称私の疑似人格。

 たった一度だけの出会いだったし、その後のララの出産と恐怖症の発症にそれらのリハビリとで、正体についてはあまり深く考えていなかった。

 今、そんな謎の黒いモザイクに改めて対峙することになった。

 

「よっ。多々危うい所はあれど、まぁ上手く行ったみたいだな」

 

 飄々としたその影は、言葉は荒っぽいけど、なんとなく此方を祝福しているような気がした。

 ……今の状況は最悪だから、なんとも言えないけど。

 

「……あ、うん……どうにか。

 でも……ヒトガミはまだ諦めてない。策があるって言ってた。

 そんな中で私……死んじゃって……もう、何も出来なくて……」

 

「まぁでもお前は精一杯頑張ったんだろ?

 ならもう良いんじゃないか?いっぱい苦労しただろ?

 後の事は生きてる人間に任せて、さ、ゆっくり眠れば?」

 

「……そう簡単に割り切れない。私はさっきまで生きてて……皆と生きてた。

 皆……私の死を悲しんで、最期の時まで一緒にいてくれた……温もりをくれた。

 そんな皆が、あのゲス外道のせいで不幸になるかと思うと、腸が煮えくり返りそう……」

 

「ふぅん……じゃあどうするんだ?足掻いたところで死の運命が変えられるとでも思うのか?」

 

「っ……!」

 

 それは、そうだ……そもそも今こうやって自意識がある理由もよくわかってない。

 呪いの時とは明確に違う、体から意識が抜けていくような、記憶の片隅にある死の記憶が明確に残ってる。

 私は、死んだ。

 死者は、もうこれ以上、何も……!

 

「ま、変えられるんだけどな」

 

「え」

 

 気付けば、私の目の前には黒いモザイクが立っていた。

 改めて見ると横幅が大きくて……ふくよかな印象を受けた。

 

 ……いや、それより、変えられるって言った……?

 

 戸惑っていると、そのモザイクの手が、ゆっくりと私の頭の上に翳された。

 

「それにしても、お前が幸せになってくれて嬉しいよ。

 あんな、全てが敵みたいな荒んだ目をしてたってのになぁ……。

 今じゃ、立派なお母さんだもんなぁ」

 

 私の頭に添えられた手が、滑るように頭を撫でた。

 感触は一切無くて、なんの痛痒も感じなかった。

 感じなかった筈なのに……なんだかじんわりと温かくなった気がした。

 

 ……なんだろう、なんでだろう……。

 この温もり……覚えが、あるような……。

 

「お前の幸せな様子をもっと見守っていたかったけど、そのせいでお前の足を引っ張るなら、この夢のような時間も終わりにするさ」

 

ザザッ

 

 すると突然、黒いモザイクがブレだした。

 

「お前の寿命が尽きようとしてるのは、俺の因果に巻き込んでしまってるからだ。

 だから、俺が消えれば……お前はまだ生きられる。

 ……俺の片割れが迷惑かけて悪かったな」

 

「っ……!貴方は、もしかして……!」

 

 そこまで言われて、このモザイクの正体に勘づいた時には、もうその姿は消え始めていた。

 道理で、道理で覚えがあると……!

 

 私の記憶の最も古い記憶……。

 産まれた瞬間、そのまま死にかけていた時のこと。

 何かに、ふっと掬い上げられた時に感じた温もり。

 その温もりの正体が、目の前の彼だと、私を助けてくれたのが彼なんだと今更になって理解出来た。

 

「貴方、なんて言われるような高尚な存在じゃない。

 親不孝な穀潰しで叔父失格な最低野郎だったんだぜ?

 救いようのないクズニートだった俺には、相応しくねえよ」

 

 自嘲するモザイクに、自分をひたすら卑下する彼に……あっちの世界で、最期に、シズカを助けてくれたであろう彼の姿が、あまりにも悲しかった。

 

「そんな事ない!

 貴方は少なくともシズカと私を助けてくれた!

 命を掛けて、救ってくれた。その事実は変わらない……。

 ……私が今こうやって生きて、幸せになれたのも……間違いなく貴方のおかげ!

 貴方は私の、命の恩人!」

 

 彼の肩の部分が、ピクリと震え、苦笑したような気がした。

 

ザザッザザザザザッ

 

 彼のブレが更に大きくなっていく。

 それと同時に、私の意識も少しずつ遠退いていった。

 このふわりとした浮遊感に身を任せれば……きっと私は目を覚ますんだろう。

 理屈とかそういうのは、正直よくわからない。

 けど……彼によってまた、私は生かされるという事はわかった。

 

「ありがとう……ありがとう!ずっと、見守ってくれて……私達を、助けてくれて!ありがとう!

 私、幸せだよ!ずっと、幸せでいる!もっと幸せになる!」

 

 だから、最後に思いの丈を、精一杯のお礼の言葉をぶちまけた。

 卑下したまま消える最期なんて、悲しすぎるから。

 私の抱える、彼が与えてくれた幸せが彼に少しでも伝わるように

 

 既に殆どがかき消えてるその姿で、肩を揺らしながら彼はヒラヒラと手を振った。

 

「そう言って貰えて嬉しかった。……じゃあな」

 

 その言葉と共に、私の意識は一気に遠退いていく。

 この場から引き剥がされるように……夢から覚めるように。

 意識が途切れる寸前、彼のモザイクが一瞬だけ消えて……その姿が僅かに見えた。

 

 眼鏡をかけ、無精髭の生えた、太った男性の姿。

 そんな彼の穏やかで優しい笑顔を最後に……私の意識は途絶えた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何者にもなれなかったくだらない人生だったが……お前だけでも救えて良かった。幸せになってくれて、本当に良かった……」

 

 何者もいなくなった薄暗い空間で、黒いモザイクは最期に呟く。

 

「ありがとう、ルーディア・グレイラット。俺の、生きた証。

 精々しわくちゃのお祖母さんになるまで死ぬんじゃねえぞ。

 最後に……良い夢見せて貰ったよ」

 

 そう言い残して、かつて日本で死に、数奇な運命に翻弄され次元を越えた魂は、一人の少女を救い……消えていった。

 その心は、その魂は、消え去るその瞬間まで、満ち足りたものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチリ

 

ガバッ

 

「……」

 

「……」

 

シンッ……

 

 意識が戻って、平然と上体を起こした私を、家族は呆気に取られていた。

 涙を浮かべて、見開いて、ポカンとした表情で私を取り囲んでいた。

 

 私は……ちょっと気まずく思いながら……でもまだみんなといられる喜びに自然と笑みを浮かべていた。

 

「おはよう……ただいま、みんな!」

 

 次の瞬間、私のいる部屋は爆発したような喧騒に包まれた。

 

 私はみんなに抱き付かれ、泣きつかれ、精魂尽き果てるまでもみくたちゃにされるのだった。

 寝たきりではあったから体力が落ちてる体にとって、結構辛かったけれど……でとそれ以上に嬉しくて仕方無かった。

 泣きながら無意識に放つシャーレの咆哮魔法を相殺しながら、その温もり一つ一つを噛み締めていた。

 まだまだ、みんなと一緒に時を刻める……。

 もう、諦めていたけど……これ程嬉しいことはない。

 

 窓の外にチラリと見えた銀髪の偉丈夫が微笑みを浮かべているのが見えた。

 部屋の外には、かけつけてくれていた友人達が、皆涙ぐんで笑顔でいてくれている。

 ……私は、幸せ者だ。

 

 父様と、母様、お母さん、ママに、五人の弟妹。

 五人の夫、八人の子供達……親友と呼べる友人達。

 そして、そんな私達を見守ってくれている上司。

 これからも、この先も……しわくちゃのおばあさんになって、命尽きるその時まで……みんなと幸せに暮らしていきたい。

 改めて……そう思った。

 

 私の根底にあった、死にたくないという強い思い、それと強い後悔……私の根幹を成していた前世と思っていた記憶。

 それがあった記憶はあるのに、その記憶がすっぽりと消えてしまっていた。

 不思議な感覚だった。何かが抜け落ちてしまった……そんな感覚だけが残っていた。

 前世のことを、知識としてもまったく思い出せなくなっていた。

 日本語も、前程はペラペラと話せなさそうだった。

 ……私を二度も助けてくれた彼が、ずっと私を見守ってくれていた彼が、本当に消えしまったのだと実感してしまった。

 

 みんなの温もりに包まれて温かい筈なのに、胸にポッカリと穴が空いてしまったようだった。

 ハラハラと涙を流す私を、シアとアリスが慰めてくれる。

 胸の痛みを、優しい愛娘達を抱き締めて誤魔化す。

 この空虚さにも……いずれは慣れなければいけない。

 ……私は、決別の思いを込めて小さく……強く呟いた。

 

「ありがとう……」

 

 彼の分も、私は……本気で生き抜いていく。

 温かで残酷で、美しくて醜い、この世界で。

 最期の夢を見る、その時まで。

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