貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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大王イカ1〜2

 私達は討伐用に貸してもらった小舟で大王イカのいる港の出入り口に向かいました。

 

 何故小舟なのかと言うと、実際に乗るのは私だけだからです。

 

 私がオールで一生懸命に船を漕ぐ中、レイナとサラは空の上から大王イカの虚影を探して貰っていました。

 

 しばらく漕ぎ続けて港の出入り口に近づくと...。

 

「...!?」

 

 明らかに船底に妙な感覚が当たって船が大きく揺れます。

 

 小さな小舟なので波の影響をもろに受けますし、このままでは転覆してしまうでしょう。

 

「お姉ちゃん!」

 

 サラが私に急接近して私を小舟から救い出しました。

 

 上空からバキバキに壊されている小舟を観察し、大王イカの大きさを魚影から察する。

 

 〜少女目視中〜

 

「なるほど...、全長20メートルくらいか」

 

 虚影の大きさや海面に顔を出している触手の長さから大体の大きさを予想できた。

 

 私が予想を終えた瞬間にレイナが声をあげる。

 

「サラっ! 私に合わせなさい!」

 

「はいっ! レイナさん!」

 

 2人が杖を振り上げて同時に同じ魔法を詠唱させた!。

 

「「【強電撃・双(クロス・ギガサンダー)】!!」」

 

 天空より凄まじい電撃が空中で交差して虚影に突き刺さる!!。

 

 バチチチチ!!! バシャッ!!! ザプン!!。

 

 電撃の影響で波が大きく揺れたかと思うと、虚影はすぐさま海の底に沈んでしまいました。

 

「やった!」

 

「私とサラがいるんですから当然です!」

 

 余裕綽々なレイナと嬉しそうなサラを見て一瞬安堵した私でしたが...。

 

「ッ! 2人とも油断しない!」

 

 私の言葉に2人はすぐさま戦闘態勢に戻りました。

 

 その結果、海面からの奇襲に反応してなんとか触手攻撃を掻い潜ります。

 

「うわっ! わっ!」

 

 レイナに比べるとやはり箒魔法の操作が上手ではないサラにばかり攻撃が集中しているようでした。

 

 多分だけどこれは私が乗っているせいで重量が増し、サラの思っているような動きができていないからでしょう。

 

 このままではいずれ捕まると思った私はあえて箒から飛び降り、大王イカの待つ海面にダイブしました。

 

「ケロナっ!!」

 

「お姉ちゃん!!」

 

 2人の声が上空から響く中、私は暗い海の底で大王イカとタイマンを張ることになるのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 ごぽ...ごぽぽ...。

 

 私は海の中に入り大王イカの姿を直視する。

 

(結構大きいな...)

 

 そう思いながらも私は水中で奴の攻撃を躱す。

 

 素早い触手の動きを私は動きにくい水中の中で鮮やかに躱し続けていると、とある事に気がついた。

 

(...あれ? 私って()()()()()()()()?)

 

 いや多分錯覚だと思うのですが、何故かそう思ってしまいます。

 

 現に水中の生物である大王イカの触手よりも速い動きを続ける私。

 

 一度も捕まる事なく奴の懐に入って体を殴りつけました!。

 

 水の魔法で拳を強化し、波の流れをまとめ上げて威力を底上げする!。

 

 そのまま思いっきり奴の頭を殴りつけた!。

 

 ドンドンドンッと3発ほど殴ると、20メートルの巨体は海面を飛び越えて空中に投げ出される!。

 

「ケロナっ!」

 

「ケロナお姉ちゃん!!」

 

 すると空にいる2人が見えたので叫んだ。

 

「今だっ! とどめを!」

 

 いくら私でも同じ属性の技のみで大王イカを倒すのは難しいと考えた結果、こうして空中に奴を押し上げてとどめを2人にやってもらう方法を考えついたのです。

 

 私の声に2人は間髪いれずに魔法を放ちました。

 

「「【強電撃・双(クロス・ギガサンダー)】!!」

 

 彼女達2人の電撃が交差し、最大限の威力となって空中に投げ出された大王イカに突き刺さる!!。

 

 雷鳴がそこら中に鳴り響く中、後に残ったのは黒焦げになった大王イカのイカ焼きのみなのでした。

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