貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「それで終わりじゃないよね? レイナお姉ちゃんの魔法の豊富さには興味があるんだからもっと見せてよ、それとも...流石に打ち止めかな〜?」
人差し指を頬に当てて可愛く小首を傾げるエルサの姿を見たレイナは魔法で攻撃するのをぴたりとやめました。
「あれあれ〜? もしかして本当にネタがなくなっちゃったのかな〜? だったらもうあなたはいらない♡ ちゃぁんと殺してあげるから安心してね♡」
彼女がそう呟いた瞬間に重たい空気が洞窟内を駆け巡る!
それは気配だけのはずなのにズシっとした重みが私達の体にもかかっている様でした。
「おっ...重たい...!」
「動けない...ですわ....!」
凄まじい殺気の重圧にエリーゼレベルでは全く動けなくなっているようだ。
ちなみに私はちょっと重たいくらいで問題なく動ける。
何度か足踏みをして確かめてみたが、やはり問題はなさそうだ。
しかし、サラでさえ重さをしっかりと感じるほどの殺気を放つとは...。
この感じから察するに恐らくエルサの力はザラン以上だろう。
そう思えるだけの力はなんとなく感じられる。
後はレイナが殺されない事を祈るだけだ。
彼女が私に手を出すなと言ったからには手を貸すつもりはない。
勿論彼女が前言撤回し助けてくれと頼んでくれば助けに行くのだが、プライドの高い彼女の事だ、恐らく前言は撤回しないだろう。
「ぐっ...!」
どうやらエルサの放った殺気がレイナに効いているようだ。
明らかに動きが鈍くなっているのが分かる。
「あ〜あ、本当にもうおしまいみたいだね〜、ありがとう色んな魔法が見れてちょっとだけ楽しかったよ、じゃあ終わりにしよっか☆」
エルサはそう言いながら鎌を手に持ってゆっくりとレイナに近づいていく。
「まずい...ですね」
と呟くレイナに起死回生の一手はあるのでしょうか?
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
「まずいですね」
そう呟くレイナの瞳にはまだ光が残っていました。
「あれあれ〜? 怖くないの〜? 今からレイナお姉ちゃんは殺されちゃうんだよ〜?」
信じられないと言った表情でエルサはレイナの顔を見ています。
「いいや怖いですよ、死ぬのは誰だって怖い物です...、けれど今の私は少しだけ感動しています」
「何に感動しているの?」
訳が分からないと言った表情で動けていないレイナを見つめるエルサ。
「私の全力の魔法をこれだけ食らってもほぼ無傷で立っている貴方には私のとっておきの魔法で相手をしても大丈夫だって事です!」
彼女はそう叫んだ瞬間に地面へと魔法を放ち、砂埃をあげて詠唱の時間を稼ぐ。
「目眩しか...、けどそう遠くには行けないよね!」
砂埃を斧の風圧で蹴散らしたエルサの眼前にはレイナが杖を掲げて立っていました。
「さあ! 受けてみてください! これが私の魔導人生最大級の魔法! 【
バチバチと白い光を帯びた電球のような物が膨れ上がって凄まじい高熱の熱線が放出されます!。
「【
正面から受け止めるかのように、彼女も黒い炎を捻出しレイナにめがけて放つ。
「【
2人の魔法がぶつかり合い、凄まじい熱量を生んだかと思えば息をするだけで肺が焼き焦げてしまいかねないほどの灼熱のフィールドを生み出してしまうのでした。