貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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【死神】エルサ13〜14

「えっ...?」

 

「やっほー♡ ケロナの妹ちゃん♡」

 

 エルサはサラの方に向かい話始めました。

 

「このままじゃあエルサちゃんね、ケロナを殺しちゃうんだぁ〜♡ お姉ちゃんを殺されるのは嫌だよね?」

 

「...」

 

「だからさぁ♡ 妹ちゃんがここで代わりに死んでよ♡ あなたが死んだらきっとケロナも腹をくくって【あいつ】を呼び出すからさぁ♡ ねぇお願い♡ 妹ちゃん♡ エルサの目的の為に死んでちょうだい♡」

 

 良い笑顔で酷いことをさらっと呟けるあの言葉使いには心底吐き気がする...!。

 

「さ...ら...!」

 

 私は力を振り絞って体を動かそうとしましたが、やはり骨が所々肉よりも外に飛び出てるのでまともに動けません。

 

 無理に動こうとすれば肉に骨が突き刺さり、更なる激痛となって襲いかかってくるのです。

 

(まずい...このままじゃサラが...!)

 

 そう思っていても体が全くいう事を聞いてくれません。

 

 無理にでも体を動かそうとしていると...。

 

「わぁぁぁぁ!!!!」

 

 突然少女の声が洞窟内に鳴り響きエルサに防御体勢を取らせました。

 

「何ですか? あなたは」

 

 涙目になりながらも剣を振るったのはエリーゼだった。

 

「サラ! こんな奴の言うことを聞くんじゃありません! 私達は冒険者です! ピンチの時こそ互いを信頼して窮地を乗り越えるのです!」

 

 遠くから見ても足が震えているのが分かるが、エリーゼの言葉によってサラも戦闘態勢に入る!。

 

「エリーゼ...、うん! まだ私達がいる! レイナさんとケロナお姉ちゃんがやられても、パーティ全員がやられない限り全滅じゃないよね!」

 

 そう奮起したのは良いものの、私とレイナが手も足もでずにやられた奴を相手にあの2人では勝機など微塵もないでしょう。

 

「さ...ら...にげ...て...」

 

 掠れた声でそう叫ぶことしかできない私なのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

「「はぁぁぁ!!!」」

 

 涙目になりながらも剣を振るうエリーゼと魔力を込めて魔法を放つサラ。

 

 2人の技量を見たエルサはただ余裕の笑みを浮かべるのみ。

 

「2人合わせてその程度? これならレイナお姉ちゃんの方がよっぽど手強かった♡」

 

 そう言いながら片手でサラの魔法を打ち消し、素手でエリーゼの剣を受け止めました。

 

「「なっ!!」」

 

 2人とも驚いた拍子に動きが完全に止まってしまいます。

 

 エルサはそれを見逃すほど甘い相手ではない。

 

「隙がありすぎてエルサつまんない、だからさっさと殺してあげるね♡」

 

 ザシュッ!。

 

「がぁ...!」

 

 エリーゼの脇腹を鎌で薙ぎ払い致命傷を与える!。

 

「エリーゼ!」

 

 そう叫ぶサラの頭を掴んで思いっきり地面にぶつけ始めた!。

 

「ほらほら! 何とかしないと君も死んじゃうよ!!」

 

 バンっ! バンっ! バンっ! グジュ...。

 

「がっ! あっ! うっ...」

 

 だんだんと声が小さくなっていくサラの姿に、私は無力な自分が許せなくなる!。

 

(やめろ...もう妹を痛めつけるのはやめて...、誰か()()()()()()()...!)

 

 目の前で妹が肉塊と化していく様を見ていることしかできない屈辱に、私は涙をこぼしてしまいます...。

 

 ()()()()()()...。

 

 心の中にまたあの黒いモヤがかかり()()()の声が聞こえてきたのです...。

 

『どうしたケロナ...』

 

(...殺して)

 

『誰をだ?』

 

(目の前にいる妹を殺そうとしている女を殺して欲しい!!)

 

 私の願いに声は答えてくれました。

 

『良いだろう...、ただし対価として貴様の体を一部貰うぞ?』

 

 私はその問いに首を縦に振ります。

 

(良いよ、私の体の一部を対価にあいつを殺せるのなら...安い!)

 

 私は処分対象を睨みながら声に懇願するのでした。

 

(お願い...! エルサを殺して!!!)

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