貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
(仕方がない...、使っていいわよ、私の体)
私の言葉にその声は笑っているように思えました。
『契約成立、じゃあ一度深く眠りなさい、大丈夫...、次に目覚める時には全て元通りになっているから...』
(あっ...)
私の意識が少しずつ暗い海の底へと沈んでいく中、何者かが代わりに浮上していくのが見えました...。
(なに...? あれは...?
薄れゆく感情の渦の中、私が最後に見たのは暗い海の底から飛び立つドラゴンの姿なのでした。
〜洞窟の祭壇〜
「オラオラ!! どうした!! 足も手も止まってんぞ!! アァ!?」
エルサは無抵抗な私の体を殴り続けていました。
最後には首根っこを掴みながら、直接心臓に狙いをすまして手刀を繰り出す!。
凄まじい速度の攻撃の数々になす術がない私でしたが...。
「ンッ!?」
突然彼女が私の首から手を離しました。
「テメェ...! まさか...! 【次元龍】か?」
髪の色が一部青から黒く変色し、瞳の色も片方が黄色に変色したのを見てそう思ったのでしょう。
『私は...ケロナだよ...? エルサ、さあ遊びましょう』
ふふん♡ と笑いながら彼女を見つめる私が手を振りかざすと巨大な砂鉄の大剣が姿を表すのでした。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
私が作り上げた砂鉄の大剣がエルサに向かって射出される!。
「こんなもん!!」
彼女は思いっきりそれを蹴り返そうとしていましたが...。
「ッ!!」
寸前の所で躱しました。
そんな様子を見ていた私はクスクスと笑いながらこう呟きました。
『蹴り返さないの?』
と。
「ぬかせ...、今のを蹴り返してたら
私が砂鉄の大剣に水の振動を加えて切れ味を数段階上げている事に気づかれてしまったようです。
残念、うまくいけば足の一本くらい貰えたというのにね...。
『あらら、感情的な性格かと思ったけれど、以外に慎重派なんだねぇ...、だったら!』
次に四角形の砂鉄を二つ用意してお手てをパチンと合わせました。
『ぺっちゃんこになるのはどう?』
凄まじい勢いでエルサを潰そうと動く砂鉄の塊が操る!!!。
「チッ! 砂鉄と水で相性が悪いしさっきとは練度が段違いだ! 火炎じゃあどうしようもねぇ!」
前に転がって躱す彼女に私は追撃を加えました。
『あははっ! エルサ面白い! もっともっと逃げ回って!!』
私は逃げまどう彼女の姿を見て愉悦に浸る。
「くそっ! 調子に乗りやがって!!」
彼女は私の方を見て睨んできますが全く怖くありません。
『さあ! もっと逃げ回って...、私を楽しませて...』
私がそう言いながら片手を振りかざすと地面から大量の砂鉄武器が生成される。
刀や槍、投擲武器などの主とされている形をどんどん砂鉄で再現しているのだ。
そして、その数は...約1000!。
「げっ...、流石にそれは...」
その圧巻の光景を見てしまった彼女の顔から笑みが完全に消え去るのでした!。