貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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草原の町【フォルカナ】1〜2

 私達が町の中に入ると自分達の異物感にまず気がつく。

 

「なんか...私達浮いてるよね?」

 

「うん...」

 

「そうですわね...」

 

 私とサラとエリーゼは何故自分達が浮いて見えるのか分からないでいると、レイナが私達に魔術で着替えさせてくれました。

 

「当然でしょ、ここは大陸が違うんだから文化も違う、つまり違和感の正体は()()ですよ」

 

 流石は旅慣れしている魔女の言葉なので説得力が違います。

 

 私達がよくわからないでオロオロしていても、彼女さえいてくれればなんとかなりそうな気がしてきました。

 

「取り敢えずそれで我慢してください、さっさと着物屋に行って皆の背丈に合った着物を買い揃えましょう」

 

 そう言いながら先導する彼女に私は慌てて言いました。

 

「ちょっと待って!」

 

「何ですか? 大声なんか出して珍しいですね」

 

「マフラーだけは返して!」

 

「はっ? マフラーなんか着物に合うわけないでしょ? 町を出る時に返してあげますから我慢してください」

 

 レイナは頑なに【着物×マフラー】を認めてくれませんでしたが、私はとにかく返して欲しいと頼みこみ、何とか返して貰いました。

 

 自分の手に戻ってきた赤マフラーを見て喜びながら首に巻く私。

 

「あ〜...やっぱり落ち着く」

 

「たかだかマフラー程度で大袈裟げさに...、しかも着物には絶対に合わないのに...」

 

 彼女は不満そうな顔で私にマフラーを返してくれましたがこれでいいいのです。

 

 私にとってこのマフラーは...()()()()()()()なんですから♪。

 

「話がついたのなら早く服屋に行こうよ...、これレイナお姉ちゃんの服だから地面にずっちゃう...」

 

 ズルズルとブカブカな着物を地面に擦り付けながら歩きづらそうに歩くサラを見ていると、早く着物屋に向かわなくては! となる私なのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 私達が着物屋に着くと早速それぞれに合った着物を購入しました。

 

 と言っても旅行者用の簡易的な物のみを購入し、見た目がそれっぽく浮かないくらいの物で動きやすいのを選びます。

 

 正直に言うと、私がこの着物と言う服に対して着ることの面倒くささの方が勝ってしまったのが大きい。

 

 前の装備品は取り敢えず私の魔法袋の中に入れてしまえば問題ありません。

 

「皆さん、せっかくの初着物なんですから、ちゃんとした物を購入すればいいのに...」

 

 1人だけちゃんとした物を購入したレイナの外見は確かに花がある。

 

 金色のかんざしが銀色の髪にとてもマッチしているし、紅の着物には所々花の模様がありとても綺麗に見えます。

 

 それにエルフという見た目が容姿端麗な種族のおかげか、周りの道ゆく人々が彼女に視線を向けていました。

 

「綺麗な人ねぇ...」

 

 とか。

 

「外人さん綺麗!」

 

 とか。

 

「そこの綺麗なお姉ちゃん、ちょっとおじさん達と遊ぼうよ」

 

 とか言われていましたが全て無視をする彼女。

 

「こう言う他人の言葉にいちいち反応していたら面倒なだけですよ、とにかく無視をしましょう」

 

 とかなんとか言いながら凄くいい笑みを浮かべているように見えるのは何故でしょうか?。

 

 多分内心は嬉しいのでしょう。

 

 綺麗とか美人だとか言われて嬉しくない女性はいないと思いますし、別にそれはいいんですけど...。

 

 明らかにやばそうな人達が私達の後ろについてきているのは気のせいではないでしょう。

 

 顔に傷があり、黒い着物を着込んでいる組の者っぽい人がゾロゾロと集まってきています。

 

(流石にこれは...)

 

 そう思った私は細心の注意をしながら、後ろに着いてくる男達の動向に気をつけているのでした。

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