貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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とある依頼②・若頭の奇病

 〜ヤ◯ザの家〜

 

 ヤ◯ザの家を見たサラの第一声は...。

 

「うわ〜...おっきい!」

 

 でした。

 

 どう見ても家と言うよりは館とでも言ったほうがいいと思うが形式上家らしい。

 

 妹の声に強面の男達がギロッと睨んでくるのが怖すぎるようでエリーゼは完全に腰が引けていました。

 

 そして私の手を握りしめて小声でこう呟いてきます。

 

「お姉様...この人たち怖すぎです...」

 

 ぶるぶると震えながら、私の手を握って尻尾と耳をしゅんと下げている彼女はとっても可愛い。

 

(エリーゼ...、その表情と耳と尻尾の感じは卑怯だぞ...)

 

 思わず庇ってしまいたくなるほどの弱々しい姿は正直母性をくすぐられてしまう♡。

 

 もしかしたら私はこの愛くるしい姿を見る為だけに彼女を仲間にしたのかもしれない...。

 

 などとは思わないようにしよう。

 

 私がちょっとした天国にいる中、レイナは淡々と進んでいく。

 

「こちらが若頭の部屋です、レイナの姉御」

 

「はい」

 

 何故か姉御と呼ばれているが、レイナとヤ◯ザの人たちって初対面だよね? なんかレイナがこの組の女当主のようにさえ見えてきたんだけど...。

 

 まあ、その後は普通に若頭の部屋に入るレイナ。

 

「ごほっ...ごほっ...、そちらの人達は...?」

 

 凄く弱りきった若い男が布団の中からそう言ってくる。

 

「若! この人達の中にエルフがいるんです! 長寿で有名なエルフであれば若の奇病の正体が分かるかもしれません」

 

「そうか...、僕のためにエルフが...」

 

 ゆっくりと体を起こした彼の顔を見ると、サラが一番に反応する。

 

「わぁ...イケメンだぁ...」

 

 よだれを垂らしながら若頭の顔を見つめる妹を見ていると将来が少し不安になってしまう。

 

(いくらイケメンでもヤ◯ザの嫁になんか絶対にさせないからね! サラ!)

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 しゅるる...。

 

 若頭が服を脱ぐと、そこには痛々しい黒いアザが複数存在し、それぞれが独立し蠢いていました。

 

「うわっ...!」

 

 私は思わず口を手で覆ってしまいます。

 

 今まで色々な死体や怪我を見てきましたが、こんな痛々しいアザが蠢く様子など見た事がありません。

 

「ふむふむ、なるほど!」

 

 そんな痛々しい体を見たレイナがぽんっと手を叩きました。

 

「いや〜...良かったですね、私がこの依頼を受けて...、若頭さん、貴方誰かに()()をかけられてますよ」

 

 彼女の言葉にその場にいた全員が驚く。

 

「「「「「呪い!?」」」」」

 

「呪いって...、これは病気じゃないのか!?」

 

 そう叫ぶ若頭にレイナは答えました。

 

「はい、それも恐ろしくエグい奴です、若頭さん、貴方良く今まで生きていましたね、今もその体には身を引き裂かれるような激痛を伴っているはずです」

 

「うっ...、それは本当だけど...」

 

「でも大丈夫、私がきたからにはもう安心です!、この【魔女】レイナがこの事件を解決してみましょう!」

 

 ぶつぶつと呪文を唱えて解呪の呪文を唱えました。

 

「呪いの痕跡を辿りて我に犯人までの道のりを示せ...! 【導き(ルート)】!!」

 

 彼女がそう叫んだ瞬間! 白いキラキラとした粉のような物が若頭のアザから現れ、それが私達を導くように点々と道を示している。

 

「さあ行きましょう、こう言う(たぐい)の呪いは術者を倒せば治りますから」

 

 私達はキラキラの粉を辿り犯人のいる部屋へと辿り着きました。

 

「まさか家からも出ないなんてね...」

 

「良くある話です、どうせ若頭を殺せば次は自分が頭だ! なんて思ってたんでしょうね、まあそれも今日までです」

 

 私達は若頭の右腕を張っていたと言われるおっさんを張り倒し、見事奇病...もとい呪いを解いたのでした。

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