貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「提案...ですか?」
「ええ...、自慢じゃないけれど私は【大帝の眷属】を滅ぼして回っているの...、奴らは【聖典】を媒体に祭壇から生まれる化け物だけど私達なら勝てない相手じゃない...、だからこの拘束解いて私を【雷鳴蝶】の場所に連れて行って」
私の言葉を素直に鵜呑みにする訳にはいかないのだろう。
彼女は私のレベルを聞いてきた。
「そこまで言うのであれば貴女は相当高いレベルなのでしょうね? いったいどのくらいの強さなのですか?」
そう聞かれると弱い...。
「うぐっ...」
「答えられないでしょう、だってレベル1ですものね」
「なんで私のレベルが分かったの!?」
私の問いに彼女は答えました。
「【忍者】の技の一つに相手の力量がわかるスキル【慧眼】があるんですよ、これを使えば戦闘レベルを隠す事はできません、失礼ながら私があの中から貴女を連れてきたのもパーティ内で一番弱く連れてきやすいと思ったからです」
「ふ〜ん...あの中で
この時ばかりはレベルが低くて良かったと思いました。
もしもエリーゼやサラが私の代わりに攫われて生贄にされたのであれば、私は決して彼女を許すことも手助けをしようとも思わなかったでしょう。
「話は終わりです、明日に貴女は【雷鳴蝶】に食べられて死んでしまうので、最後の晩餐くらいは生贄に選択させてあげる決まりになっています、欲しい物を言ってください」
「そうだな、やっぱり炊き立てのご飯かな、あと美味しい野菜とお肉、そして食後の果実類も頼む」
明日死ぬとは言え、結構贅沢な事を求める私。
「はい分かりました、好きなだけ召し上がってくださいね」
彼女はそう答えると私に背中を向けてどこかへ行ってしまいました。
〜数分後〜
私の前には確かに豪華な食事の数々が並べられたっぷりと食事を楽しむ私。
お腹が膨れて心身共に満ち足りた気持ちになった私は時間までベッドで眠ることにしました。
牢屋のベッドなのでお世辞にも良い物とは言えませんが、ご飯も美味しかったし充分睡魔が襲って来ています。
【大帝の眷属】との戦いが控えていると思うと怖さもありますが、それ以上にここでまた一体【スラナ村】皆の仇を打てると思い嬉しくなります。
プラル達はホビット族も言ってしまえば【大帝の眷属】達による被害者なのでとやかく言う気はありません。
(さあ、生贄になるのは果たしてどちらかな...?)
そう思いながらただその時がくるの寝ながら待つ私なのでした。