貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「さあ...できるだけ私を楽しませて」
そう言いながら飛びかかってくる【雷鳴蝶】の攻撃を躱して2撃ほど腹にカウンターを決めてやりました。
「ガッ...あっ!?」
クリーンヒットしたお腹を押さえていたのでそこに第3撃の踵落としを決める。
ズドン! と地面に顔面がめり込む程の威力で叩き込んだ。
それを上から見ていたプラル達ホビット族は驚きの声をあげている。
「な...何者なんだあの娘は!?」
「あの【雷鳴蝶】を押しているのか?」
そしてプラル自身も私の方を見て口をぽかんと開けている姿が見えます。
「まさか...、あの子はレベル1のはず...!」
そう言った直後に私は追撃の水責めを行う!。
「【ケロっとすぱいらる☆】!」
水の渦巻きを作り出し無防備な【雷鳴蝶】に魔法攻撃を浴びせ続けていた私ですが...。
「ッ!」
流石に一筋縄では行きません。
水の濁流の中から一瞬で抜け出して私の方を見つめてくる【雷鳴蝶】。
金髪の綺麗な髪を大きく振るって水を弾き飛ばし私にこう言いました。
「貴女の魔法は水浴びに丁度いいわね...、でも最初の3撃は全部なかなかに効いたわよ」
こめかみが僅かに動いているのが見えたからきっと怒っているのだろうと思う。
「そう、そのまま死んでくれたら良かったのに」
私が本心をありのままに呟くと、彼女は全身に電撃を纏いながら優しい言葉使いでえげつない事を言ってきます。
「それは残念だったわね...、でも私は楽しいわよ? 丁度ちょっとやそっとじゃ壊れ無さそうなサウンドバックが欲しかったんだから...」
彼女はそう呟きながら私の方を楽しそうに眺めてくるのでした。
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「まあでも...、貴女が水系統に属する者なのだったら私には絶対に勝てないわね」
「...」
確かに私の体は【水属性】の系譜が強く【雷属性】とは相性が悪い。
それを見越した【雷鳴蝶】は私の方を全域に向かって拡散する雷を放ってきました!。
「逃げ場がないくらい雷を拡散させてしまえば終わりね!」
そう答えた彼女の方を見て私は笑っていました。
「【砂鉄水】」
さぁぁっと蠢く砂鉄を操り水の柱に纏わせる。
すると...。
バチっ!! バチチ!。
拡散していた雷は全て私の作り出した避雷針に向かっていき、私には一度も当たる事はありませんでした。
「ぐっ...!」
私が雷を防いだ事が腹ただしかったようで、彼女は怒りの感情を露わにして私の方に向かってきます!。
「ならばこうやって雷を自身に纏って戦うだけよ!」
そうやってくる彼女には【砂鉄装備】の洗礼で迎え撃ちます。
マサツグとの戦いで【練度】が上がった今なら【砂鉄】を上手く扱える事でしょう。
数十本の砂鉄装備を手にしては投げ続ける私!。
流石に感電の恐れがあるので、直接攻撃はできないがこれで攻撃はできる!。
【水】の魔法しか使えなかったら詰んでいたかもしれないが、【砂鉄】の力もあるので問題ない。
こちらの攻撃が数回当たった瞬間に彼女から余裕の笑みが消えていました。
「思ったよりやるわね...」
「そりゃどうも」
電VS水なので勝利が確実と見ていたであろう彼女ですが、今では属性有利の立場が逆転しつつあります。
確かに雷VS水ならば殆ど勝ち目はありませんが、実際問題私が使ってるのは鉄でした。
雷VS鉄ならばまだ勝ち目はあります。
鉄は確かに電気を通しやすい性質ではありますが、こうやって投擲していればその性質が弱点になる事はありません。
それに、避雷針として砂鉄を展開する事で雷その物を無効化できてしまうので相性は非常に良いとまで言えました。
確実にダメージを与える私に対し、【雷鳴蝶】の体は少しずつ刻まれて行くのがよく分かります。
(勝てる!)
そう思った瞬間!。
「面倒ね...、遊ぶのは終わりにしましょう!」
【雷鳴蝶】がいきなりそう言ったかと思えば、突然凄まじい閃光が走り目が眩んでしまうのでした。