貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

16 / 202
初めての依頼・森のご馳走

 私達はあの後【城塞都市クレイトン】の外れにある森の中を彷徨っていた。

 

 とう言うのもここに依頼内容の薬草があるそうなのだ。

 

 サラと2人で一緒に森の中を彷徨っていると色んな下級モンスターに襲われたので魔法の良い練習になっている。

 

「【火球】!!」

 

「ピギャ!!」

 

 小さなうさぎの様な魔物を丸焦げにしていくサラの魔法を見て本当に彼女が魔術師になったのだと実感していた。

 

「よしっ、そろそろ昼ご飯にしよう」

 

 と私が呟くと今まで倒してきたモンスターの丸焦げ肉を再度サラの魔法で焼いていく。

 

 丸焦げ肉と言ってはいるが、あくまでも表面が焼けて絶命しているだけなので内面はまだまだ火が通っていない。

 

 だいたい調理器具もない森の中では丸焼きにしないといけないので、内面まで焼くのにまあまあ時間がかかった。

 

 しかし、こうでもして食費を浮かせないとギルド内の食事をしていれば絶対的に生活を保てないと言う事は明白だった。

 

 手持ちの金は約3万ゴールドしかなく、一泊1人3000〜5000ゴールドくらいするとなると毎日働かなくては返せないからだ。

 

 初めて都会の宿屋の代金を見たけれど、すっごく高いな! と思った。

 

 スラナ村なら一泊500〜1000ゴールド程度なので全く額が違う。

 

 だいたいこの薬草の採取も報奨金が採取した量によって上下するのだが、最高でも5000ゴールドだしギリギリ一泊分と言った所だ。

 

 パチパチと肉の焼ける音を聞きながら、これからの金稼ぎについて模索しないといけないなと考える私なのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 丸焼きにしたモンスターの肉を2人でかぶりついているのだが、やはり味気ない。

 

「う〜ん...、やっぱり焼いただけじゃ肉の味しかしないよね...、香辛料とか買うお金も早く調達しないと...」

 

 そう呟く私に対し、サラはニコニコと笑いながら丸焼き肉を食べていました。

 

「そう? 私はこのままでも充分おいしいと思うけどな〜」

 

「美味しいけど...、味気ないからね、ああ〜本腰入れてお金稼がないと本気でやばいかも...」

 

 まだ子供なサラはあっけらかんとしているが、こんな食事ばかりしていると絶対に体の調子を崩すに決まっている。

 

 そう考えた私は森の中に目を移して他の食べ物に焦点を当てました。

 

(...そういえば森の中にある植物だったら勝手に食べても良いって言ってたな)

 

 一応ギルドの職員にも聞いたのだが、森の中にあるものはギルドが管理しているものなので好きに取っても良いという事だった。

 

 勿論取った個数は提示しないといけないのだが、その場で食べる分に問題ないとの事。

 

 なので私は木の実をやキノコを集めて食べてみたのだが...。

 

「やっぱり味気ない...」

 

 美味しいことには美味しいのだが、やっぱり味は薄かった。

 

 まあ、サラは全部美味しそうに食べていたから無駄ではないんだけどね。

 

「当面の間の食事はモンスター肉と木の実など森のご馳走になるね...」

 

 スラナ村で培った森の中から食べ物を探す技術って役にたつんだな〜っと思いながら、今食べる分とギルドに売る分で分けていくのでした。

 

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