貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「まず皮を剥いだのは正解ですが、次にこうやるんです」
彼女はそう呟くと手足に切れ込みを入れて四肢を外していきます。
「こうすれば手足の骨に当たって刃を痛めることもありません」
「なるほど...」
私が感心していると彼女は次から次に解体方法を伝授してくれました。
〜少女解体中〜
「最後に内臓を取り出して終了です」
2人でやったが結構時間がかかってしまった...。
「血抜きをするまでにこれだけ時間がかかるなんて...、熊って面倒な生き物ね...」
思わずプラルの前でそう呟いてしまったので慌てて口を閉じる。
(まずい事を言ってしまったかもしれない...)
そう私が思って彼女の顔を見てましたが、意外にも表情は穏やかなままでした。
「ふふっ、そうですね、私も熊の解体作業は正直言って面倒だとが思っていますが、神聖なる動物と言う文化は捨てていけないものだと思っているので解体方法は誰かに伝授していかなくてはなりませんからね」
熊の解体作業に手慣れたホビット族の彼女でも面倒だと思っている事にびっくりしました。
でもまあ...これだけ工程が多いとそう思っちゃうのも無理はないよね?。
しかし気になるのはいつこの熊肉を食せるのかと言う事だ。
「血抜きにどれくらい時間がかかるの?」
と聞くと「もう暫くはかかります」と返される。
目の前に熊肉をがあると言うのに血抜きを終えるまでは食べられないので、少しの間我慢するしかないですね...。
ググッ〜っとお腹の音が鳴るのをプラルに聞かれて少し恥ずかしいですが、ここは我慢我慢...!
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〜それからしばらく経った後...〜
「そろそろいいでしょう、熊肉を焼いて食べましょうか」
「やっと熊肉を食べられる!!」
私は空腹で頭がおかしくなりそうだったので、めっちゃ喜びました。
骨に肉を突き刺して焼いて行く私達。
「そういえば熊肉って美味しいの?」
とプラルに聞くと...。
「適切な血抜き処理がなされていれば美味しいですよ」
「と言うことは...この熊肉は美味しいのよね?」
「はい、私が処理しましたので味はそこまで落ちていないと思います」
「だったらどんどん焼いて行きましょうか!」
しばらく焼いていると肉の焼ける匂いが香ばしくなってきました♡
「いい匂いですわ♡ これくらい焼いたら食べれますかね?」
「ええ、そろそろいいと思いますよ、では頂きましょうか」
ぱちッと手を合わせて「「頂きます」」と答える私達。
焼けた良い匂いのする熊肉をを食べてみると...。
「硬い!! 硬いですわ!!」
ゴムみたいに硬くてなかなか食せれない!!。
プラルは普通に噛みちぎっているのに、私は噛みちぎれません!
しかし、それと同時に旨味が口の中に広がるので美味しさは伝わってきました♡
(なかなか飲み込めないけれど、味は濃厚ですわね...)
もう少し柔らかければ凄く美味しいと思えれるのに少し残念です。
そう思っていると彼女がこう言ってきました。
「熊肉の調理法としては2回ほど水に浸けて獣臭さを退けた方が本当はいいんですけど...、ここには鍋もないですし、仕方ありませんね」
「水に浸けると柔らかくなるんですの?」
「そうですね...、独特の臭みも消せますし、肉質も柔らかくなります」
「ふ〜ん...」
まあ、今調理法を言われてもこの場所には器具が何もないので試せないんですけどね...。
私は大きくため息を吐きながらちゃんと調理された熊肉を食べてみたいと思うのでした。