貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
あれからしばらく経ちましたが、まだお姉様達は現れません。
仕方がないので洞窟内で眠る事にしました。
一応熊の毛皮があるので、血生臭くはありますが先程よりかは寒くありません。
「毛皮...硬いですわね...」
「熊の毛皮は基本カーペットとかに使う物ですからね...、こうやって布団代わりにするのには向いて無いんですよ」
それでも掛け布団がないよりかはあったほうが良いと思い我慢して寝転がる私。
一応交代しながら眠る事にして、じゃんけんの結果私が先に寝る事になりました。
「じゃあ見張り頼んだわよ」
「ええ、任せてください」
私はそう言って布団に潜り込んだのですが...。
(あれっ? なんで私こいつの事こんなに信頼してるの...?)
眠りというのは1番生き物が隙を見せる瞬間の一つでもあります。
私は今この場で眠ろうとしていますが、それを裏返した場合。
なので一応言っておきましょう。
「プラル! 一応言っておくけど私の寝込みを襲わないでよね!」
その言葉に彼女は(?)マークを浮かべていましたが「ああっ、はいっ」と答えてくれたので大丈夫でしょう。
一安心した私はゆっくりと眠りにつきながらこう思うのでした。
(こうでも言っておかないとプラルはきっと私の耳や尻尾を触ってくるでしょうからね! 私のそこに触れて良いのはケロナお姉様だけですから!)
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「んっ...? あれここは...?」
私が目を覚ますとそこは【シュライン】にある私の部屋でした。
「なんでこんな所にいるんでしょうか?」
そう思いながらしばらく考えていると...。
「エリーゼ! お待たせ!」
と良いながらタキシードを着込んだケロナお姉様が目の前に現れたので驚きました。
「ケロナお姉様!? なんですかその格好!!」
私がそう叫ぶと、お姉様はこう言いました。
「なにって...、今日は私とエリーゼの
その言葉に私の頭が爆発してしまいます!
「えっ...!? えっ!?」
取り乱す私を見たお姉様が「大丈夫?」と優しく声をかけてきてくれる。
「えっと...あっ! はいっ! だいじょうぶれひゅ!」
大事な部分で噛んでしまう私の馬鹿!!
顔を真っ赤にしながらそう答える私の顔を見て微笑んでくれるお姉様の笑顔は凄く眩しい...。
普段こんな笑顔を見せてくれるのはサラ褒めている時だけだというのに、その笑顔を私に向けてくれているという事実に幸せの絶頂に達してしまう私!
プシュ〜...。
とまるで空気が抜けていくような音がしますが、これは私の思考回路がショートしてしまっただけです。
「エリーゼ? ちょっと大丈夫!?」
そう言いながら倒れる前に私の腕に手を伸ばしてくれるお姉様のなんと紳士的な事か...。
(このエリーゼ! もう死んでも良いですわ!!)
ケロナお姉様のあんな笑顔を間近で見られて幸せの絶頂に立つ私なのでした。