貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
しばらく安静にして落ち着きを取り戻した私の手を取って歩き始めるケロナお姉様。
「落ち着いた?」
「ええ、なんとか...」
「じゃあ行こっか!」
「何処に...?」
「教会だよ? 私達の結婚準備はもうできてるんだから!」
そう言われて連れて行かれたのは本当に教会でした。
いつもとは違う内装が付け加えられており、まさしく結婚式場と言った内装をしています。
右を見ても左を見ても祝福の言葉が飛び交う中、ケロナお姉様は堂々と私の腕を組んで歩いてくれていました。
「エリーゼのドレス姿、とっても綺麗だよ」
そう言われて初めて私は自分が純白のドレスを着込んでいる事に気が付かされてしまいます。
(わわっ! 私ったらいつのまにこんな服装に着替えていたんですの!?)
そう思いながらも神父の前に立った2人は近いの言葉を交わす。
「新郎ケロナ、あなたはエリーゼを妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います」
「では次に新婦エリーゼ、あなたはケロナを夫とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
「ち...ちかいまひゅ!」
突然の出来事だったので思わず噛んでしまう私!
(やっちゃた!)
と思いましたが、ケロナお姉様はなにも言わずに私のベールを外し真面目な顔で私の顔を見つめてきました!
どくん♡ どくん♡ と心臓の音が全身に響き渡り呼吸音が荒くなってしまいます♡
「はぁ...はぁ...」
「エリーゼ...」
「ケロナお姉様♡」
2人は顔を見つめあっていると、神父がついにあの言葉を呟く...。
「では...誓いのキスをここに...」
そう言われた瞬間にお姉様の顔が近づいてくるのでした。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
「では誓いのキスを...」
そう新婦に言われた瞬間にケロナお姉様の顔が近づいてきました。
(私...! もしかして本当にケロナお姉様とキスをしてしまうんですの!?)
そう思うとどんどん体が火照ってしまう。
ただのキスだと言うのに、お姉様が相手だと特別な感情が遺伝子から溢れ出してくるようでした。
「エリーゼ...」
「お姉様...」
ようやく決心がついた私は体をお姉様に預けてゆっくりと目を閉じました。
唇がお姉様に触れ合おうとした瞬間!
「おいっ! エリーゼ! やめろって!」
「えっ...?」
突然そんな声がしてきたので驚いた私は目を見開きました!
「エリーゼ! どうしたんだ! 急に私を抱きしめたかと思ったら顔を近づけてきて! なにをする気!?」
目の前に映るお姉様が突然そんな事を言うので驚いてしまいます。
「なにをする気って...、誓いのキスを...」
「誓いのキス!? 私とエリーゼが!? そんなことしないでしょ! 女同士で普通! ないないない!」
何かおかしいなと感じた私はよく周りを見てみました。
すると、そこは教会ではなくケロナお姉様の服装もいつもの青い雨ガッパに赤マフラーという旅用の衣装だったので驚いてしまいます。
しかも私は...。
「きゃっ!! お姉様! 私の衣服を剥ぎ取るなんてなにをする気でしたの!? でも...お姉様が相手なら私...♡」
顔を真っ赤にしながらそう呟いていると、中々威力のあるチョップが飛んできました。
「何もしないし早く服を着なさい!」
そうわ言われて服を突き出される私。
流石にそこまで言われると何かがおかしい事に気がつき考える私。
そしてとある現象に行きあたった。
(もしかして...、先程までの結婚式は私の
そう思うと今のお姉様の塩対応も納得がいきます。
(でも...、ケロナお姉様になら塩対応されてもちょっと良いかもしれません♡)
乾いた和服を手にした私は静かに着替えるのでした。