貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

165 / 202
全く・ここを野営地にしようか

「全く...、エリーゼには困った物ね!」

 

 私は洞窟の奥で着替えるエリーゼを眺めながらそう呟きました。

 

「まさか足を滑らせて崖から落ちるなんて思いませんでしたよ、でもまあ...下が川で良かったですね」

 

 レイナの言う通りである。

 

 もしも下が川じゃなかったら一大事だったのは言うまでもない。

 

 私は着替え終わったエリーゼとプラルを呼んでこう言いました。

 

「まずはエリーゼ! 貴女は気を抜きすぎ! 森の中だったのに注意を怠った証拠が今回の川に落下した件だよ!」

 

 私の言葉にしょんぼりするエリーゼ。

 

「ごめんなさいですの...」

 

「そして次にプラル! 道案内してくれたのはありがたいけど、自分の命を削ってまで仲間を助けなくても良い! 私達は冒険者なんだから常に自分の命を最優先にする事! 良いわね!」

 

「...わかりました」

 

 言いたい事を言い終えた私は2人をそっと抱き寄せる。

 

「全く...、心配したんだよ...、2人とも死んだんじゃないかってさぁ...、次からは足元に気をつけて歩きないさよエリーゼ...、プラルは仲間の為にとはいえ自分の命を簡単に賭けないようにね」

 

 2人の釘を刺しながらも生きていた事に感謝する私。

 

「でも...ありがとう! 2人とも生きていてくれた私は嬉しいよ!」

 

 そう言い切った時にエリーゼは号泣していました。

 

「お姉様!! そんなに私達の事を...! エリーゼは幸せ物です!! 結婚しましょう!!」

 

 そう言われるとこう返すしかないな。

 

「...それは無理」

 

 さっきまでの感動ムードが台無しになるほどいきなり冷めた表情でそう言い放つと、なぜか悶絶しているエリーゼ。

 

「あっ...♡ お姉様は冷めた表情もイイですわ...♡」

 

 などと言いながら勝手に1人でやっている彼女を放っておきながら洞窟を後にするのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 皆と合流してしばらく歩いていると切り開かれた場所に出たので今日はここで休みましょうか。

 

「皆、今日はここで休みましょうか」

 

 その言葉に賛成の者と反対の者がでる。

 

「ええ〜!! 私はまだまだ歩けますわよ!」

 

 そう呟くエリーゼでしたが...。

 

「そうですね、私はケロナに賛成です、昨日から休まずにエリーゼさん達を捜索していたので流石に疲れました」

 

「サラももうダメ...」

 

「すみません、私も洞窟内でずっと見張りをしていたのでちょっと休みたいです...」

 

 エリーゼ以外の者が疲弊しているのはよく分かった。

 

「まだ元気そうなエリーゼには悪いけど、今日はここで休もうか」

 

「皆がそう言うのでしたら...、仕方ありませんわね」

 

 渋々ながらも承諾してくれるエリーゼはまだ元気そうだったので別の仕事を渡しておこう。

 

「エリーゼはまだ元気そうだし、私と一緒に食べれそうな食料でも探しにくいく?」

 

「お姉様と一緒にですか!?」

 

 さっきまでの渋々顔が嘘のように嬉しそうな表情にしながら尻尾を揺らす彼女。

 

「ええ、また干し肉っていうのも味気ないし、運良くここは食物の宝庫な森だから探せば食べれるキノコや野草が生えてるかもしれないでしょ」

 

「はいっ! お姉様と2人きりで森の中を探索できるのなら最高ですよ!」

 

 という訳で、レイナ達3人は【木の家(ツリーハウス)】内で休んでて貰う事にして、私達は森の中に食料を探しに出かけるのでした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。