貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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キノコ料理④・5人の強さ

「エリーゼは私のキノコ鍋の味はどう思う?」

 

 私の言葉に彼女はこう答えてくれた。

 

「お姉様が作った料理が不味い訳あるはずありませんわ! とてもおいしいですわよ!」

 

「え...ええそう...」

 

 思ったよりもテンションが高くてついていけないのはきっと彼女がサラほど幼くないからだろう。

 

 小さい子が騒ぐところを見るのは好きな私だけど、エリーゼくらいになると別になんともなくなってしまうのだ。

 

 ちなみにプラルはと言うと...。

 

 言葉を失うほどに感動したのか手が止まっていました。

 

「どうしたのプラル? 口に合わなかった?」

 

 いや...もしかしたら口に合わなかったのかもしれないので一応聞いておきましょうか。

 

 しかし...、数秒後に返ってきた言葉は「美味しい...!」でした。

 

 そう言う割には手が止まっていたので思わず私は変な表情をしてしまいます。

 

 しかも周りをしばらく見た後に謎の笑みを浮かべていたので最初は何事かと思いましたが、彼女の言葉でその意味が分かってしまい、少しだけ彼女の育った環境に同情してしまいました。

 

「そうだ...私...、こうして皆とご飯を一緒に食べた事が無かったんだ...」

 

 その言葉に一瞬皆が沈黙しましたが、次の瞬間にエリーゼが声を出します。

 

「だったらこれからは私達と沢山食事をしましょう! 私達の仲間になった以上食べさせない訳にはいかないのでそこは大丈夫ですわ!」

 

 といつのまにか仲良くなっているエリーゼとプラルの仲に私達はほっこりしながら食事を楽しむのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 私達が次の街【アイニューズ】にたどり着くとすぐさま依頼を受けまくりました。

 

「じゃあ私は1人でアイアンタートルの討伐をしてくるから、サラとプラルはリキッドアメーバ討伐をお願い! そしてレイナとエリーゼは未探索のダンジョン攻略を進めてあげて!」

 

「OK!」

 

「了解!」

 

「分かりましたわ!」

 

「出来るだけやってみる!」

 

 依頼が成功しようがしまいが取り敢えず夕方には絶対に帰ってくる事を約束し、もしも帰ってこなかった場合は全員でその場所に向かうと言う荒技を行った結果!

 

 〜約1週間後〜

 

「明日から来ないで」

 

 と早々に出禁を食らいました。

 

 理由は言わずもがな...。

 

 その地にて冒険者をしている者達の仕事を全て奪い去ってしまったからです。

 

「やっぱり荒稼ぎしちゃうとすぐに出禁を食らっちゃうね」

 

 私達ははははと笑いながら夕暮れに染まる町を歩いていました。

 

「皆のレベルも上がってきましたし...、そろそろ高難度の依頼を受けてみると言うのも良いのではないでしょうか?」

 

 そう言い始めたのは勿論レイナだ。

 

「高難度の依頼? でも受付版にある難易度の高くて報酬の良い仕事は全部受けちゃったよね?」

 

 そう呟く私に彼女はふふんと笑いながらこう言いました。

 

「そこは私にお任せください、皆さんの実力を知っているからこそこの提案をするのですから...」

 

 不気味にそう笑いながら皆に笑顔を振りまく彼女なのでした。

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