貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「ではケロナさんのレベルを調べさせて貰います!」
なんかギルマスが改まってそう言ってくるのがめっちゃ恥ずい!!
いや...でも私だって強敵と戦いまくったし、レベルくらい上がって...。
「え〜とそれでは冒険者ランクはE...? ...あれ? 【村娘】? レベルは...1?」
明らかに先程までのテンションと打って変わって冷えたものになっているのが分かる!!
「...」
「...」
私とギルマスはお互いに見つめ合ってこう言われました。
「...残念ですが不合格」
「やっぱりね」
そう言われて当然なレベルなので仕方がないのだが、私は【Sランク】の依頼に同行する事さえできないと宣言されます。
一応レイナが話をつけようとしてくれたのですが、やはりレベル至上主義のこの世界で高ランクの依頼を受けるにはやはりレベルも高レベルでないといけないと言われていました。
「すみません...、やはりケロナを連れて行く事はできないようです...」
頭を下げるレイナに私は別にいいと呟く。
「それよりも、頑張ってきてね、光龍スペル・シールの討伐だっけ? めっちゃ強い古代の龍らしいからちゃんと準備してから行くんだよ」
私が行けなかったとしても、皆強くなったのできっと問題はないだろう。
ちょっと仲間外れにされた気分もしますが、たまには1人で町中をゆっくり探索するのもいいかもしれませんね。
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〜1週間後〜
しっかりと準備を終えた皆が出発するのを見送った私は1人だけ宿の個室でくつろいでいました...。
(強くなったレイナがいるし陣形の練習も皆上手くできてた...、何も心配することなんてないだろう...)
椅子に座って外を眺めていると、辺りは日当たりも良くお出かけ日和です。
「ちょっとだけ出かけようかな...」
そう思った私は外に出ました。
しばらく鼻歌を歌いながら町を探索していると甘い香りが漂ってきたのでそちらに引き連れられてしまう私。
(なんだろうこの甘い匂い...)
懐かしい香りの登場についつい体がそちらに向かってしまうのでした。
〜
(こんな所に饅頭屋さんがあったのか...)
そう思いながらも私は店に入る。
「いらっしゃいませ〜、お一人様ですか?」
「ええ」
「ではこちらにお座りください、ご注文はお決まりですか?」
「ええと...」
私はメニュー表を眺めながら1番
「この大福を2つ頼む」
「大福を2つですね! 分かりました!」
ふうっと一息を吐いた後になってからあれっ? と気がついたことがあります。
(なんで私は大福を見て
今まで食べた事がないはずの物に懐かしいと言う感情が湧くはずありませんから、う〜ん? と考え込んでしまうのでした。