貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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メイア3〜4

「ねぇねぇ! お姉ちゃん!」

 

「今度はなに?」

 

「手を繋いで貰ってもいいかな?」

 

 3000ゴールドの髪留めを買ってあげた後なので手を繋ぐくらいは何も問題ありません。

 

 私が手を伸ばすとメイアは本当に嬉しそうに私の手を取りました。

 

「お姉ちゃんありがとう!」

 

「ははっ...、どういたしまして...」

 

(な〜にやってるんだろう私...)

 

 せっかくの休日を見知らぬ少女に使ったばかりか、3000ゴールドの髪留めまで買わされてしまったのですから、損した気分にしかなりません。

 

 思わずため息が出てしまいそうなほどに精神が疲弊していると...。

 

「ねぇ...、お姉ちゃんの名前はなんて言うの?」

 

 そう聞かれたので驚きましたが、よく考えたら私はまだ一度も自分の名前を名乗っていませんでしたね...。

 

「ケロナよ」

 

「ケロナ...かぁ...、じゃあケロナお姉ちゃんだね!」

 

 私の名前を知るや否やそう言い直す彼女は本当に嬉しそうでした。

 

 しかし、そろそろ夕暮れ時になり、幼い彼女は親が心配し始める時間でしょう。

 

「ねぇメイア、そろそろ貴女のお家の場所を教えてくれないかな? 親御さんも心配しているだろうし...」

 

 そう聞いた瞬間から彼女の表情が豹変し、私に向かってこう呟きました。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()() ()()()()()()()()()()()()()()()...」

 

「えっ...?」

 

 その言葉を聞いた私は思わず後退りをしてしまいましたが、その後で彼女が何故そんな事を言ったのか聞いてみる事にするのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

「お姉ちゃんだけしかいない...? どう言う事?」

 

 私の問いにメイアは静かに答えてくれました。

 

「メイアの故郷ってね...、巨大なドラゴンに滅ぼされたんだ...、その時にお父さんもお母さんもドラゴンに食べられちゃったの...」

 

「あっ...」

 

 私はそこまで聞いた瞬間から、これ以上メイアの親族について彼女の口から聞くのは悪いと考える。

 

「変な事聞いちゃってごめんね、言いたくなかったらそれ以上言わなくてもいいよ」

 

 私がそう呟くと先程までの壮大な表情は消え去り、歳相応の表情を見せてくれる彼女。

 

「うん! こんなつまらない事をお姉ちゃんと話ていても楽しくないよね! 早く次の店に行こう!」

 

 私の手を取る彼女に私はこう言いました。

 

「でも、今日はもう遅いからまた明日にしない? メイアにはお姉ちゃんがいるんだよね? だったらそろそろ帰らないと心配するよ?」

 

 しかし、彼女は笑顔でこう返してきます。

 

「大丈夫だよ! お姉ちゃんはいるけれど、ここに流れ着いてからのメイアはいつも1()()だったもん!」

 

 その言葉にまた違和感を覚える。

 

(こんな小さな子が1人でこの町に住んでいるって?)

 

 何処と無く腑に落ちない彼女の圧力に飲まれてしまった私は、最後にメイアと夕食を一緒に食べる事になったのでした。

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