貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「はっ!」
私は地を蹴って彼女の喉元に遠慮なく蹴りをぶち込む!!!
(エルサの妹ってことは【大帝の眷属】だと言うこと!! つまり私の敵!)
そう思っての行動でしたが...。
「ッ!?」
私の蹴りは全く彼女の首元には届いていませんでした!
ググッとどれだけ力を入れても玩具の兵隊を倒しきれません!
(こいつら...強い!)
メイアの首筋を守るように並ぶ玩具の兵隊達によって、私の攻撃は防がれてしまいました。
「そんな攻撃じゃ全然ダメだよ...、メイアには届かない...」
片手を振り上げて兵隊に命令する彼女。
彼女の号令と共に玩具の兵隊達が私に襲いかかってきます!!
「上等!!」
私はそう叫びながら魔力を解放しました。
「【砂鉄水】!!」
私は
やはり使い慣れたのか奴の声を聞かずとも砂鉄を扱えるようになっていた。
【砂鉄】の力を使えばなんとか人形達を相手にしてもやっていけるのだが、流石に数が多い。
玩具の兵隊が10体にメイド人形が1体と言う見た感じは少なく見えるのだが、その1体1体の力がかなり強く、1体倒すのも一苦労だ。
私が【砂鉄】を扱い人形の相手をしていると、彼女は私の事を睨んでくる。
「ダメだよ...、ケロナお姉ちゃんが
そう呟くメイアは私に対して何やら魔法をかけてくるのでした。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
メイアがそう呟いた瞬間から私の脳が揺らぎ始めた。
「ぐっ!?」
あまりの気持ち悪さに思わず【砂鉄水】を解除してしまう私。
【砂鉄水】を解除すればメイアの声が脳に響かなくなりました。
「なに...今の...」
「ただの声だよ...、ただ【次元龍】にとって不快な音声なだけ...」
「声...?」
「ほら、人によって嫌な音ってあるでしょ? それの【次元龍】にのみ特化したタイプの音ってだけだよ...」
まさか本当にただの声だけであそこまで不快に感じる物なのでしょうか?
そう思っていると彼女はこう言いました。
「そしてこれが人間にとって不快な声...」
そう言いながら声を発する彼女。
「【
(人間にとって不快な声って...!)
先程の雑音を思い出して思わず耳を塞ぐ私!
(あんなのをもう一度聞かされたらマズイ!!)
そう思った矢先に人形達に切り刻まれる!
「あぐっ! あっ!」
「両手が使えないのってかなり不便でしょ? 武器を扱う人ならこの時点で詰みなんだけどケロナお姉ちゃんにはまだ...」
「【ケロっとすぱいらる☆】!!」
「そう...、魔法があるんだよね...」
少し面倒臭そうな表情を浮かべながらも私の激流を掻き消す彼女。
「でも、魔法の打ち合いでメイアに勝てるかな?」
彼女がそう呟い瞬間に私の前に巨大な槍が現れるのでした。
「【
赤黒い不気味な槍の投擲に私は驚きましたが、【ケロっとすぱいらる☆】で応戦します!!
しかし、奴の魔法の方が威力が上なようでした...。
(まずい...! 私とメイアじゃ魔術の腕が違いすぎる!!)
私の魔法では彼女の魔法に打ち勝つことができず、【死の槍】の直撃を受けてしまう!
「がっ!」
右腕の付け根に大きな槍の先端が突き刺さりながら壁側に磔にされてしまうのでした。