貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
私達は今、光龍の住むと言う古塔に向かっていました。
「光龍かぁ...、どんなドラゴンなんだろうね?」
サラは相変わらずの態度で私に接してくれますが、約1名ガチガチに緊張しているのが見て取れます。
「お姉様無しで本当に大丈夫なのでしょうか?」
と不安がるエリーゼにプラルは声をかけている。
「大丈夫です、できるだけ光龍以外との戦闘を避けて迅速に仕事を終えましょう、エリーゼさんにならできます!」
「プラル...、うん! そうだよね! 私にならきっと出来ます!」
そう大声で叫ぶ彼女を呼んでもう一度作戦を伝える私。
「プラルとサラは多分大丈夫だと思うけど、エリーゼさんが心配だからもう一度作戦の説明をしておくね」
「私が心配って...! あんまりですわ!」
エリーゼが何か言っていますが、私が1番心配しているのは彼女なので嘘は言っていません。
「まずは1番先頭のエリーゼさん、今回は【聖騎士】の職業に就き直して貰って皆の盾役になってくださいね」
「勿論ですわ! でも武器が【刀】のままなのはちょっとスッキリしませんけど...」
「それは仕方ないです、【カニン】大陸では剣の生産がそこまで盛んではないですからね」
「それは分かっていますが...、やっぱり【聖騎士】と言えば剣ではないでしょうか?」
彼女の言いたいことが分かりますけど、今は選り好みしている場合ではないでしょう。
「まあ別に武器は何でもいいでしょう?
一流と言う言葉を聞いた瞬間にエリーゼの反応が良くなりました。
「一流の冒険者...、そうですわね! 一流の冒険者は獲物を選びませんわ!」
(この娘...ちょろいですね...)
私は口には出しませんが、エリーゼさんほど手玉に取りやすい人はなかなかいないと思います。
「じゃあ次、サラには...」
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「サラには...私と同じ後衛でも更に後ろから皆に【回復魔法】と各種【付与魔法】を常に貼り続けて貰います」
「うん! 分かってるよ!」
サラはにっこりと笑顔を浮かべて私にそう呟きました。
彼女の職業を【聖女】に変えて貰っているのですが、これには理由があります。
確かに職業が【聖女】だと【攻撃魔法】や【箒魔法】の威力が弱まって機動力が大幅に落ちてしまいますが、その点は私が箒魔法を使って彼女を乗せていればいいだけの話ですし、攻撃だって私の方が【魔女歴】が長い分強力です。
なのでサラには【聖女】という職業に就くことで得られる【回復魔法】の威力向上と全【付与魔法】の詠唱が可能になるという能力的アドバンテージを稼いで貰うことにしました。
確かにこれでは私とサラによる連携攻撃魔法が使えなくなりますが、攻撃は基本プラルの暗殺術に任せようと思っています。
「最後にプラルさん、貴女には私たちの中で1番攻撃力が高いと思うので、隙を作った際の攻撃は貴女に全て任せます」
「はいっ、分かっています」
【忍者】という職業は相手に気配を悟らせる事なく近づいてから攻撃する事でその威力を何倍にも引き上げる技があると聞いています。
彼女の暗殺の腕前は隣にいても全く気配を感じさせないほどの腕だと私自身がよく理解しているので安心できます。
「っで? レイナさんは何をするんでしたっけ?」
(やっぱり忘れてる...)
私はため息を吐きながらも答えてあげるのでした。