貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
私達が頂上に足を踏み入れるとそいつは姿を現しました。
「あれが...光龍スペル・シール...」
私は思わずその存在に一瞬だけ見惚れてしまう...。
黄金の体色からもうお金の香りしかしないからです。
(あの鱗...、相場はいくらなんでしょうか!? 私! 凄く気になります!!)
そう思いつつも光龍は動き出しました。
甲高い声を上げながら私に咆哮を放ちながら接近してきました!
全長20メートルの体が私めがけて飛んでくる様は圧巻でしたが、小回りなら私の方が効きます!
「いきなり壁役を無視しないでほしいですわ!」
エリーゼがすんごい剣幕で捲し立てているが、どうやら光龍は私を一番の強敵と認識して真っ先に潰しにきたのでしょう。
「そっちがその気なら...!」
私はサラを地上に下ろしてすぐさま光龍と向かい合いました。
そしてすぐさま杖を振りかざして呪文を唱えます!
「【
まずは軽く様子見の火炎をばら撒きました。
勿論そんな火炎など当たるはずもなく全て躱されてしまいます。
(やっぱりこの程度の魔法じゃあ当たりもしないか...)
そう思いながら再び杖を振ろうとしていると...。
ギラリと私の方を睨んだかと思ったら...。
「えっ...!? きゃぁ!!」
突然私の魔力が消えてしまい、箒が急降下してしまうのでした。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
「きゃぁぁぁぁ!!!」
生まれて初めて【箒】が飛ばなくなってしまったと言う現実に私が慌てふためいていると...。
「【瞬影】」
プラルが高速移動で私のそばに現れ、空中で上手いことキャッチしてくれました。
そのまま地上に叩きつけられましたが、サラの【付与魔法】とプラルが肉壁となって衝撃を最大限に和らげてくれたおかげでほぼ無傷で地上に戻ることができました。
「大丈夫でしたか!? レイナさん!」
「いたた...、プラルさんありがとうございます」
彼女が途中でキャッチしてくれなければ危なかっただろう。
その事考えるだけで恐ろしいので私はお礼をしっかりと言っておきます。
さて、気を取り直して何故私の魔法が一瞬発動を停止したのか考えてみましたが、恐らく光龍の瞳にカラクリがあるのでしょう。
奴に睨まれている間は全く魔法が使えなくなった事から考える限り、奴は【呪文封殺】の瞳を持っているのだと思いました。
(あ〜...だから光龍【
しかし、悠長にそんなことを考えている場合ではないことも事実。
魔法攻撃主体の私にとってはこれ以上ないくらい戦いにくい相手だと言うことが分かった事に違いはありません。
(どう攻めれば良いでしょうか? 私ではあいつの攻撃を【箒魔法】無しで躱し続けるのは無理ですし、かと言ってプラルさんに奴の攻撃を回避して貰うのは非常にリスクが高いと言えますね...)
となるともう答えは決まっていますね!。
「よしっ! エリーゼさん作戦通り頑張ってくださいね!」
「はいっ?」
にっこりと笑う私に対し、なぜか彼女の表情は雲行きが怪しくなっているのでした。