貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
私達がダンジョンを攻略していると...。
「しっ! 静かに!」
私の言葉と共に皆が声を潜める。
「何あれ? 玩具の兵隊さん?」
サラが興味深そうに見ている者は玩具の兵隊でした。
「ええ...、どうやら奥に向かっているみたいね...」
「クンカクンカ...、あの兵隊達が向かう先にお姉様もいるみたいですね...」
エリーゼの鼻と玩具の兵隊達の行き着く先が同じと言う事は...。
「あの先にケロナお姉ちゃんがいるって事!?」
喜ぶサラに私は注意しました。
「気をつけなさい、もしかしたら罠かも知れないですから...」
私の言葉に皆が息を呑む。
そう、ここはダンジョンの中なのだ。
一瞬の油断が死に繋がる。
なので、私達はゆっくりと気付かれないように後を付ける事にしました。
こんな時にプラルがいる事が凄くありがたいと感じます。
多少声や音を漏らしても全く気が付かれないのは相当大きなアドバンテージとなっていました。
特にエリーゼは結構足音がするので注意してほしいところです。
意外にもサラはあまり足音がしないので少し驚いてしまう。
(この子...、いつもは注意して足音を聞いていなかったけど、意外と盗賊の才能もあるのかもね...)
弟子の意外な素質に気がついた私は少し頬が緩んでしまうのでした。
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私達がダンジョンの奥に到着すると、黒い服に身を包んだ玩具の兵隊がズラッと並び、とある一点を見据えている。
その一点とは四肢を玩具の刃物で刺されながら目隠しを着けられ大の字で拘束されているケロナの姿でした。
「ケロナお姉ちゃん!!」
サラが思わず大声を出した為プラルの隠密が消えてしまいます!
「馬鹿っ!!」
私は思わずサラを叱りつけましたがもう遅い。
私達は一瞬で取り囲まれてしまい、今にも戦闘が始まると思った瞬間!
「誰?」
と私達に声をかけてくる者がいました。
声の主は紫髪の少女でゴスロリな服を着ています。
彼女はティーカップに入った紅茶を飲みながら私達に質問をしてきました。
「貴方達は誰? ここは私のおうちよ? 勝手に入ってこないでほしいんだけど...」
冷ややかな目で私の方を見てくる彼女の圧力は凄まじい...!
しかも、私はこの感覚を覚えているような気がします!
(この感じ...、以前祭壇で戦ったエルサと酷使してる!!)
一瞬まさかとは思いましたが、私たちの周りを囲んでいる玩具の兵隊達に込められている魔力量を見て絶句してしまいました!
(なんて高密度の魔力...! それをこれら一体一体に込めているというの!?)
質問を間違えたらきっとまずい事になる...。
そう思った矢先にサラがまた余計な事を口走る。
「私達はケロナお姉ちゃんの仲間だ!!」
その言葉にピクリと反応する少女。
「ケロナお姉ちゃんの...仲間?」
その言葉に興味を持ったのか、サラに視線を移している彼女なのでした。