貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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玩具箱の家6〜7

「ふ〜ん...、まだお友達を隠してたんだぁ...、ケロナお姉ちゃん? 嘘を言っちゃダメでしょ?」

 

 ゴスロリ少女はそう言いながら動けないケロナの体にナイフを突き立てる。

 

 わざとゆっくりナイフを動かして、とにかく痛みを与えるやり方を続けているので趣味が悪い。

 

(あんな風に腕にナイフを突き立てられて...!、ケロナ! 今すぐ私達が助けに行くから!!)

 

 そう心の中で呟いているとサラが早速ゴスロリ少女に第一撃を放つ!!

 

「【光輪の矢】!!」

 

 聖なる光の矢が少女を襲う!!

 

「この程度ならこれくらいで大丈夫...」

 

 そう言いながら片手を振り上げて大量の玩具を並べて盾にする彼女!

 

 数百はあろうかという玩具達がそれぞれの意思を持つように集まって盾になる様は圧巻の一言でした。

 

(やっぱり...! この子凄い魔力量の持ち主だ!)

 

 これだけの量の玩具一つ一つに魂を吹き込むなんて事は並大抵の人に出来ることではありません!

 

 殆どの玩具達は【光輪の矢】で吹き飛びましたが、残念ながら彼女にまでは届きませんでした。

 

「この程度の攻撃じゃあ届かないか...」

 

 そう呟くサラに私も加勢します!!

 

「大丈夫ですよ...、私もいますから」

 

 後ろからにっこりと笑い顔を作りながら、私の最強呪文【私の物語(レイナエピソード)】を放つのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

「【私の物語(レイナエピソード)】!!」

 

 私の中で1番最大級の呪文を解き放つ!!

 

 地獄の業火とも捉えれるほどの閃光が玩具の兵隊を焼き払う!!

 

「私の玩具達が!!」

 

 どんどん燃えていく玩具達を見て涙を流す少女を見ていると若干悪い気がしてきたのだが、それでも呪文は唱え続ける。

 

「【私の物語(レイナエピソード)】!!」

 

 もう1発ぶちかました瞬間でした!

 

「もうやめてぇぇぇ!!!」

 

 少女が大声を上げると私の頭に激痛が走りました!

 

「あっ...!? ぐっ...!」

 

 突然頭を押さえて座り込む私を見て仲間達が驚きの声をあげる。

 

「レイナお姉ちゃん!?」

 

「「レイナさん!?」」

 

 その瞬間にほんの一瞬ですが全員の気が私に向いてしまいました。

 

 このレベルの相手が私達の隙を見逃すはずがありません。

 

「【銀狼剣士(カイゼル)人形】」

 

 小さな鉄甲冑に身を包んだ人形を地べたに置いてこう声をあげる少女。

 

「我メイア=ザナインが命じる...、カイゼルよ侵入者を穿て」

 

「メイア様の仰せのままに...」

 

 銀狼の剣士がそう呟いた瞬間から人形サイズだったそれは成人男性の身長と変わらないほどに大きくなる!

 

 傍目から見れば人形には全く見えず、まるで本物の剣士のようにさえ思えてしまいます!

 

 戦わなくてはいけないのに、メイアの声が聞こえる度に頭が痛くなって戦いに集中できません。

 

(くっ...、メイアの声の所為でしょうか? 頭がぐらぐらします...)

 

 私が頭を押さえる中、銀狼の剣士がこちらに向かって突撃してくるのでした!

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