貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「私は...」
ここでの返答は重要でしょう。
私がメイアの思いに同意したのなら、きっと彼女は私達と歩みを共にする事になります。
しかし、私が彼女の思いを踏みにじると言うのであれば、彼女はきっと敵となりとんでもなく大きな障害となるでしょう。
それに...、返答を返すのはまだ早いと思います。
「...ちょっと待って、メイアとエルサはさっきの話の中で処刑台に立たされたんだよね? ならなんで今こうして
今思えばなぜ処刑台になったはずの人物が目の前にいるのか気になってしまいました。
その問いに彼女はこう答える。
「処刑されかけた私達を助けてくれた人物がいるの...」
「それは誰?」
「【大帝】様よ」
その言葉にサラが噛みついた。
「嘘だ!! 【大帝】はこの世界を踏み荒らして燃やし尽くした血も涙もない人物だって絵本には書かれてたよ!!」
その言葉にメイアは笑って返す。
「あはは、やっぱり間違って伝承されてるよその絵本は...、人間の短い人生で何かを伝えようとするのはやはり無理があるものなのね...」
「なにが面白いの!? 私の村だって【大帝】の眷属だっていうマーカイルに滅ぼされちゃったんだよ!! そんな奴の親玉だって言う【大帝】が優しい訳ないじゃん!!」
そう叫ぶサラに向かって銀狼の剣士を召喚して首元を押さえるメイア。
「ぐっ..! うぅ...」
ググッと首を絞められているサラを見てメイアはこう言いました。
「あまり【大帝】様の事を悪く言わないで...、あの方はメイア達のように眷属となった者を救ってくれた、【大帝】様は素晴らしいお方なのだから...」
命を救われた人物を悪く言われたらそう言う反応になるのも当然だろうけれど、私達にとって【大帝】とは悪の化身みたいな所があるので難しい所だろう。
私は首を絞められているサラを助ける為に銀狼の剣士に体当たりを決めるのでした。
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私が体当たりを決めるとメイアが銀狼の剣士にこう命じました。
「
「御意」
やはり私の体当たり程度では銀狼の剣士を止める事はできません。
「やめてください!!」
私の叫びも虚しくサラを鎧のついた拳で殴り続ける彼。
「ぐっ...うぁ!!」
両手を拘束された上で馬乗りになられては勝負になりません!!
弟子の悲痛な叫びに師匠である私がなにもしないわけにはいかない!!
あまりにも一方的すぎる行動を止める為に私は何度も体当たりをかましましたが、やはり魔法使い職の私では筋力が足りずダメージを与えられません!
「流石にそれは見過ごせませんわ!!」
さっきまで大人しく座っていたエリーゼも飛び出してくる!
「こればかりはエリーゼさんに賛成です!」
とプラルも銀狼の剣士に飛びかかる!
両手両足に足枷をつけられた状態ではやはり大したダメージにはなりませんが、魔法使い職の私よりかは確実にダメージを与えている様に感じられました。
「ぐっ!」
銀狼の剣士を弾き飛ばした後でサラに声をかける私!
「大丈夫ですか!? サラ!!」
私の声に彼女は笑って答えました。
「大丈夫だよ...!、私は【大帝の眷属】なんかに絶対負けない...から...」