貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
エリーゼさんが全員の拘束具を素手で割ると私達の反撃が始まりました。
「両手さえ使えればこんな奴ら...! 【
両手を大きく回して巨大な風を作り出す【風撃】でまとめて人形を壊していく!
杖がなくても充分な魔法を扱えるサラにとって素手と言う状態はある意味メリットとなります。
確かに杖が無いと魔法の威力こそ弱まるものの、何も持たなくていいので身軽になっているのでしょう。
「へへん! そんな攻撃当たらないよ〜だ!!」
とか言いながら人形の刃物攻撃を簡単に躱してている様子が見て取れました。
特に彼女の場合は自分の背丈と同じくらいの杖を使い出すのでその恩恵は大きいと言えるのです。
ですが私の様に片手持ちの杖を使う者からしてみればこの状態はデメリットでしかありません!
いつも杖の先端に魔力を込めて放つ私の十八番である【
ですが、ちょっとした【火球】程度なら申し分なく使えます!
「【火球】!!」
私は手の平からドッチボールくらいの大きさの炎の玉を作り出して投げつける!
威力こそ余りないけれど速射が可能なので次々と投げまくります!
エリーゼさんは【聖騎士】のスキル【魔力刃】で自身の魔力を剣に変換して戦い続け、プラルさんは敵から武器を奪って戦っていました。
(なんだ...、皆武器が無くてもちゃんと戦えてますね!)
勢いづく私達を止める者も特にいなかったのでさっさと人形達を全滅させてしまうのでした。
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私達が人形を全滅させると、いつのまにか気絶していたはずのメイアがいませんでした。
「あっ! メイアがいない!」
そう声を上げるサラにプラルさんが答えました。
「さっきドサクサに紛れて人形達がメイアを連れていくのを見ましたけど...、ごめんなさい自分の身を守るだけで必死だったので言いそびれました」
「なるほど...、メイアは運ばれていったと言う事ですね、あの勢いで体当たりをくらったのですからしばらくの間気絶したままでしょう...、という事は...」
私が言う前にエリーゼさんが言いました。
「ケロナお姉様を救い出すチャンスですわね」
先に言われてしまいましたがその通りです。
「【ダンジョンマスター】のメイアが気絶している今こそがケロナ奪還最大のチャンスです! エリーゼさん頼みましたよ」
私がそう呟くとエリーゼさんは鼻をひくつかせてケロナを探し始めます。
「クンカクンカ...、どうやらこっちの様ですわね...」
私達はエリーゼの鼻を頼りにケロナを探し始めました。
ダンジョンの内部は最初来た時は違っており複雑な構造をしていましたが、エリーゼさんの嗅覚があれば問題ありません。
少々時間はかかりましたが、無事にケロナが拘束されている部屋にたどり着く事ができたのでした。