貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
ズドン!!。
と言う大きな音と共に私と【赤眼の白豹】は地面に叩きつけられた!!。
全身に
よろよろと立ち上がるくらいに満身創痍の状態ですが、これは勝利と言えるでしょう。
下で戦っていた者達からは何があったのか聞かれますが答えている余裕はありません。
「ぐ...ぅぅ...」
流石に血を流しすぎました。
私の死因はきっとそれでしょう。
ゆっくりとこの地に倒れようとした時になってようやくその存在に気がつきました。
「ケロナ姉ちゃん無茶しすぎ...、こんな傷くらいサラが治してあげる」
なんと! ギルドの中に待機しているように言い聞かせたはずのサラがこの場所まで来ていてくれたのです!。
「さ...サラ?」
「し..静かにしてて...、今から回復魔法をかけるから」
すっと目を閉じて呪文を唱える彼女。
すると私の周りに魔法で作られた花が咲き乱れ、一瞬にして傷を全て治してしまった。
この手腕には凄いと言わざるを得ない。
つい1ヶ月前まで魔法の魔の字も知らなかった子供がこれだけの回復魔法を扱えるようになっているのですから...。
私はふっと笑いながら彼女の頭を撫でる。
「助かったサラ...」
「うん! これからもお姉ちゃんが傷ついたら治してあげるからね!」
私達が感傷に浸っていると、空気の読めないやつが体を起こしました。
「あいつ...まだ生きて!」
「姉ちゃん大丈夫!! 今度はサラも一緒に戦うから!!」
そう叫んだサラは私に呪文をかけてくれます。
「傷はもう治ったよ!」
これ以上何をかけてくれるというのか疑問に思っていると、彼女は笑って答えました。
「これは回復魔法じゃない、姉ちゃんの敏捷性を底上げする【付与魔法】!!」
彼女の言う通り【付与魔法】らしく体が軽くなるのを感じます。
「これなら...行ける!!」
私がダッシュで手負いの【赤眼の白豹】に近づき3連打を浴びせる!!。
先程のダメージが効いているのか動きが鈍いのでただの的とかしているのだが、思った以上にタフなせいでなかなか倒れない。
あちらもあちらで必死というわけだ。
だけど私達だって負ける訳にいかない。
ディール達の仇である【
(もう終われ...、終わってくれ!!)
私は祈るように拳を振るい続け、ついにとどめの一撃を決めるのでした。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
「やった!!」
サラの声と共に倒れ臥す【赤眼の白豹】。
しかし、これらを倒したとは言えまだ終わっていない。
「まだ気を抜かない! 【テンペストウルフ】がそこら中にいるんだから!!」
私の言葉に神経を集中させる冒険者達。
大物を倒したとは言え、まだまだ町の中には残党が残っているのだ。
私を筆頭に多数で囲んでぶちのめすという集団戦を繰り広げた結果、どうにか収束の目処が立ってきた。
やっと終わる...。
そう思っていた矢先!!。
天を焦がすほどの光を放つアレが現れた!。
私は真っ先に天を仰ぎ「聖典!!」と声を荒げる!!。
聖典がパラパラとページをめくり、新たな一ページを刻んでいく様子がここからでもよく分かった。
「くそっ! 次は何をする気だ!?」
私はそう呟きながら聖典の元へと向かう!!。
私がそこにたどり着いた時には、聖典の中から溢れんばかりの化け物達が出現していた。
「まずい!!」
私は必死にそれらを倒して回ったのだが、何せ数が多く1人では足止めしきれない。
(これが全部町の中で暴れ回ったらそれこそ終わりだ...!)
【赤眼の白豹】【テンペストウルフ】に続いて現れたのがモンスターの大群とは...。
聖典は本気でこの町を潰す気なのだろう...。
(させない!! させてたまるか!!)
力の限り拳を振るい蹴りを放つのだが、徐々に体力の方が限界を迎えてくる...。
「ハァハァ...」
私の息が上がる頃になると、再び聖典が光輝き中からマーカイルのような人形の魔物が現れた。
「お前がマーカイルを倒したという村娘か...」