貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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骸骨剣士ザラン3〜4

 サラの声が聞こえたかと思うと、私はすぐさま彼女に撤退の指示を出した。

 

「サラ!! 逃げて!! こいつはやばい!!」

 

 私の決死の叫びに彼女はこう返してくる。

 

「逃げないよ!! 姉ちゃんが戦っているのに逃げるなんて嫌だ!!」

 

 私の指示を無視して攻撃魔法をザランに向けて放つ。

 

「丸焦げになっちゃえ!!」

 

 彼女の魔法は年齢の割にとても強力である。

 

 しかし...。

 

「今...何かしたかな?」

 

 鋼鉄の鎧に身を包み、挙句に骨の盾によりサラの魔法は四散してしまう...。

 

「そ...そんな」

 

 しかし、私はそんな奴の行動に目を光らせていた。

 

(...サラの攻撃は()()()()?)

 

 私の攻撃は全てまともに受け止めたと言うのに、サラの攻撃はきっちりと防いでいるのを見て徐々に奴の謎が解明できた気がする...。

 

(物は試し...)

 

 私はこっそりと手の中に魔法で水玉を作り出し機会を伺う。

 

「さて...、そろそろ邪魔者には退場していただこうか...、俺に攻撃をした報いとしてな...」

 

 ガラガラガラ...と剣を地面に引きずりながら走るやつの動きは素早い!!。

 

「まずい!!」

 

 そう思った矢先、奴の攻撃はとある人物によって受け止められているのでした。

 

「なんだ貴様...」

 

 ザランが声をかけている人物はゆっくりと顔を上げて答える。

 

「クレイトン騎士団・団長グレイヴ!!、此度の天災を引き起こさせたであろう元凶を討伐しに参った!!」

 

 名乗りを上げた大男は身の丈にあった大剣を振るう!!。

 

「ぐっ!!」

 

 ザランはグレイブの攻撃も回避した。

 

 その後に攻撃に使った大剣の刀身部分を見てみると、遠くからでも視認できる程の熱気を帯びているのを見て確信する私。

 

(やっぱり!! あの熱カウンターは接近戦でしか効力を発動しないし、武器を使えば無力化出来る!!)

 

 言うなれば武闘家殺しの技なのだと判明すれば怖くない。

 

 こう言うのは分からなければ警戒せざるをえないのだが、タネさえ分かってしまえば問題ないのだ。

 

 そうと分かれば話は早い。

 

 私は遠距離から魔法で攻める事にするのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

「うるさい蝿が...」

 

「ぐっ...!」

 

 せっかくクレイトンの騎士団長が出張ってくれていると言うのにあまり長くは持ちそうにない。

 

 グレイブとザランの実力差は圧倒であり、不意を突いてようやくまともに攻撃に転じる事ができる程度だ。

 

「危ない!!」

 

 サラが時々敬遠のために魔法を放っているのだが、やはり大したダメージにはなっていない。

 

 状況は徐々に悪くなっていっているものの、私の心は落ち着いていた。

 

(大丈夫...、落ち着いて対処すればきっとなんとかなる...!)

 

 大きく息を吸って吐いた。

 

「そら...どうした? この国の騎士団長なのだろう? この程度ならばそちらの村娘の方がよほど手応えがあった!」

 

 何発も剣撃を入れられているグレイブは今にも潰されてしまいそうだ!。

 

 受け身に回っていてはいずれ敗れ去ってしまうだろうに、反撃の糸口を見つけられないのだと思う。

 

 しかし、それだけ時間稼ぎを頑張ってくれれば充分だ。

 

「ありがとう、充分な魔力は溜まった...」

 

 精神を集中させた一撃が今放たれる!!。

 

 ぱちっ⭐︎ と指を鳴らしていつもの呪文名を言い放った!!。

 

「【ケロッとすぱいらる⭐︎】!!」

 

 全神経を集中させた一滴の水槍が投擲され、ザランの胸を捉える!!。

 

「ガハッ!!」

 

 それは鋼鉄の鎧をも貫通し、確実に命を奪い去る一撃。

 

 決まった...!。

 

 誰もがそう思った矢先にそれは起こった!!。

 

「...くくく見事なり...、俺をここまで追い詰めたのは貴様らが初めてだ...、お礼に見せてやろう俺の真の姿を...!」

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